2013年7月23日火曜日

独G1ベルリン大賞、大逃げニムフィアがG1初勝利

7月21日に行われた独G1ベルリン大賞(芝2400m、3歳以上)は、道中後続に20馬身近い差をつけて逃げたニムフィアが、最後の直線に入ると2番手追走のテミーダに差を詰められましたが、3馬身差をつけて逃げ切り、重賞初勝利をG1で挙げました。牝馬のワンツー。

昨年の勝ち馬で1番人気のミアンドルがさらに1・1/2馬身差の3着。ニムフィアと同厩舎で昨年の独G1オイロパ大賞(芝2400m)勝ち馬ジローラモは2番人気4着でした。


またニムフィアを管理するピーター・シールゲン調教師の息子で18歳のデニス・シールゲン騎手は自身の重賞初勝利がG1勝利となりました。レーシングポストなどによると、アマチュア騎手が欧州G1を勝つこと自体初めてではないかとのこと。

デニス・シールゲン騎手はドイツのアマチュア騎手ランキング首位です。シールゲン師の息子だからだと思われますが、騎乗数がアマチュアの中では圧倒的に多いので成長も速いでしょう。



ニムフィアは父ディラントーマス、母ニール(独G3で2着)、母の父パントレセレブルという血統のアイルランド産馬。母の全妹ナイトオブマジックはG2伊オークス勝ち馬。5代母は2009年の独年度代表馬ナイトマジックの4代母でもある。

昨年デビュー戦で勝利を挙げると、次走以降は勝ちきれないながらも独G1ディアナ賞(独オークス、芝2200m3歳牝馬)で2着、独G3独セントレジャー(芝2800m、3歳以上)4着など好走を続けました。今年は初戦の独準重賞で2勝目を挙げると、その次走の英G3ピナクルS.(芝12ハロン)でアタマ差2着に入っていました。ちなみにピナクルS.3着馬はその次走、愛G1プリティーポリーS.(芝10ハロン、3歳以上牝馬)を逃げ切っています。

2013年ベルリン大賞のレース映像。


ベルリン大賞(Grosser Preis von Berlin)
2013年7月21日、ドイツ・ホッペガルテン競馬場、芝2400m
3歳以上G1、6頭、Good 、レース結果、総賞金17万5000ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ニムフィア
Nymphea
4牝
4.2倍
D.シールゲン58.5kg2分26秒308戦【3-2-2-1】
重賞初勝利
2テミーダ
Temida
5牝
4.7倍
F.ミナリク58.5kg310戦【4-2-1-3】
独G1バイエルン大賞1着
3ミアンドル
Meandre
5牡
3.8倍
M.デムーロ60.0kg1・1/222戦【5-5-3-9】
仏独でG1を3勝

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