2012年9月10日月曜日

2012年フォア賞の出走予定馬(オルフェーヴル、アヴェンティーノ出走)

9月16日に行われる仏G2フォア賞(芝2400m、4歳以上)の出走予定馬です。有力な何頭かを紹介します。

追記
12日の情報に基づいて書き直したのでこちらをどうぞ。
追記ここまで

7ème(P/ 935) QATAR PRIX FOY , le 16.09.2012, LONGCHAMP
フォワ賞 2012 出走馬展望 (Prix Foy) - おうまのアイコン(まだ作成中のようですが、前日には完成しているでしょう)

9月10日時点で23頭が登録。13日以降にならないとはっきりしませんが、出走は多くて10頭くらいかなと。実績上位でも10日時点の情報で出走しないことが確実な場合、例えば8日の愛チャンピオンS.に出走したナサニエルやセントニコラスアビーなどは除きます。

それから、フォワ賞には関係ないことですが、念のため述べておくと昨年の欧州最優秀古馬シリュスデゼーグルはセン馬のため凱旋門賞には出走できません。このあとは9月21日のラクープドメゾンラフィット賞か凱旋門賞前日のドラール賞を使ってG1英チャンピオンS.でフランケルと対戦する予定です。


ミアンドル Meandre
2011年
仏G1パリ大賞1着
仏G2ニエル賞2着
仏G1凱旋門賞6着
2012年
仏G1サンクルー大賞1着
独G1ベルリン大賞1着

6月のサンクルー大賞(芝2400m)では昨年の凱旋門賞馬デインドリームと同2着のシャレータを負かして優勝しました。昨年はニエル賞2馬身差2着、凱旋門賞6着でしたがニエル賞2週間前に熱発していたことが分かっています。またA.ファーブル調教師がサンクルー大賞後にだったか「昨年の3歳時より体が強くなって思うとおりに調整できるようになった」と話していた記憶があるので、その点でも昨年よりも良いと考えたほうがよさそう。


ノーリスクアットオール No Risk At All
2010年
仏G1ジョッケクルブ賞(仏ダービー)16着
2012年
仏G1イスパーン賞4着
仏G3ラクープ賞1着
仏G2ヴィシー大賞1着

一昨年の仏G1ジョッケクルブ賞(仏ダービー)で16馬身差16着に敗れたあと1年5ヶ月の期間をはさんで復帰しマイル路線4戦して重賞入着2回していましたが、距離延長となった今年5月の仏G1イスパーン賞(芝1850m)で4着に入ると、仏G3ラクープ賞(芝2000m) では前述ミアンドルに3・1/2馬身差をつけて重賞初勝利し、続く仏G2ヴィシー大賞(芝2000m)も2着に2馬身差をつけて勝ちました。

1年以上出走しなかった理由は怪我だけでなく前オーナー、シルヴィア・ウィルデンシュタインの死亡に伴って所有権が確定しなかったことにあり、「休養期間」の後半は調教をこなしつつ出走できなかっただけであることは押さえておきたい。

2100mを超える距離初出走になりますが、現オーナーで調教師のガロリニ師によるとクラシックディスタンスでも問題ないと考えているとのこと。未知の魅力が大きい。


リライアブルマン Reliable Man
2011年
仏G1ジョッケクルブ賞(仏ダービー)1着
仏G1パリ大賞3着
仏G2ニエル賞1着
仏G1凱旋門賞15着
2012年
仏G1ガネー賞3着
英G1プリンスオブウェールズS.4着
英G1"キングジョージ"4着

昨年の仏ダービー馬。ニエル賞でミアンドルを2着に下して優勝するも凱旋門賞は大敗しました。今年は勝ち鞍がありませんが、前走の"キングジョージ"ではデインドリームから1・3/4馬身差の4着と好走。

10月27日の豪G1コーフィールドカップも検討しているようで、凱旋門賞にはそれほど本気ムードが感じられないですが、実績は十分です。


シームーン Sea Moon
2011年
英G1セントレジャー3着
米G1BCターフ2着
2012年
英G2ハードウィックS.1着
英G1"キングジョージ"5着

前走キングジョージは上述リライアブルマンから1/2馬身差の5着。2走前のハードウィックS.では昨年の豪G1メルボルンカップG1香港ヴァーズを連勝したドゥナデンに3馬身差をつけて勝っています。出走すればフランス初出走です。ロンシャンは向きそう。


モンテロッソ Monterosso
2010年
英G2キングエドワード7世S.1着
愛G1愛ダービー4着
2011年
G2ドバイシティーオブゴールド1着
G1ドバイワールドカップ3着
2012年
G1ドバイワールドカップ1着

昨年のドバイWC3着以来約11ヶ月ぶりを1戦たたいて出走した今年のドバイワールドカップでG1初勝利。これまで芝12ハロンのキングエドワード7世S.、ドバイシティーオブゴールドを勝っていますが、3歳限定戦とドバイを除くと英独の芝3戦して4着以内に入ったことがありません。これも出走すればフランスで走るのは初めてで馬場が替わって前進があるかどうかが鍵。


フィオレンテ  Fiorente
2012年
英G2プリンセスオブウェールズS.1着

2走前のハードウィックS.はシームーンから10馬身以上離れた6着に敗れています。実力は足りないと思いますが母の父ピルサドスキーの重賞勝ち馬という珍しい存在なので出てきたほうが面白い。

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