豪G2マカイビーディーヴァS.、サザンスピードがマニガーをハナ差で下す

9月8日に行われたマカイビーディーヴァS.（芝1600m）は、4番手追走の2番人気サザンスピードが最後の直線入り口で先頭に立ち残り200mで抜け出すと、ゴール直前で1番人気マニガーに追い上げられましたがハナ差粘り、昨年の豪G1コーフィールドカップ（芝2400m）1着以来となる重賞3勝目を挙げました。

今年3月から4月に豪G1を3連勝したマニガーはサザンスピードの真後ろを進み、サザンスピードが抜け出すまでずっと進路がない状態で、それでも前が開くとすぐに追い込んできたので、もったいない結果でしたが休み明け緒戦ですでに仕上がっているようです。

豪G1ドゥームベンカップ（芝2000m）でマニガーを3着に負かして優勝した、こちらも休み明けのマウィンゴは最下位11着に終わりました。


サザンスピードは父サザンイメージ、母ゴールデンイーグル、母の父ザビールという血統。昨年の豪G1コーフィールドカップ（芝2400m）はほとんどコースロスなく乗ったウィリアムズ騎手の好騎乗もあってG1初勝利（動画）。その後はここまで準重賞2勝止まりでしたが、豪G1CFオーアS.（芝1400m）でブラックキャビアの2着、豪G1オーストラリアンカップ（芝2000m）でマニガーの僅差2着になるなど、高いレベルで好走していました。

次走は昨年2着だった豪G1アンダーウッドS.（芝1800m）へ。その後に10月20日のコーフィールドカップか10月27日の豪G1コックスプレート（芝2040m）かを決めると。どちらも走らせるのはハードだと考えているとのこと。

マニガーはコックスプレートへ。陣営はジャパンカップも考えていると述べていますが香港ヴァーズもと言っているので、遠征するとしても日本には来ない可能性のほうが高そうです。

2012年マカイビーディーヴァS.のレース映像。サザンスピードは赤の帽子、濃い青の勝負服。マニガーはシャドウロール装着の芦毛。

マカイビーディーヴァステークス（Makybe Diva Stakes）
2012年9月8日、オーストラリア･フレミントン競馬場、芝1600m
3歳以上、G2、11頭、レース結果、総賞金30万豪ドル

着 順	馬名	性齢 オッズ	騎手	着差	通算成績 主な成績
1	サザンスピード Southern Speed	5牝 4.25倍	C.ウィリアムズ 57kg	1分37秒84	22戦【7-4-2-9】 豪G1コーフィールドカップ1着
2	マニガー Manighar	7セン 3.25倍	L.ノーレン 59kg	ハナ	29戦【10-6-4-9】 豪G1ザBMWなど
3	ムードレ Moudre	7セン 51倍	G.ボス 59kg	2	21戦【7-4-3-7】 豪G3を1勝、1年半ぶりの出走