今年のG1愛オークス2着馬で2番手先行した2番人気ヴィーナスデミロが2着。さらに3馬身離された3着に今年のG1英オークス2着、G1独オークスどちらも2着だった4番人気シークレットジェスチャーが入っています。
ザフューグは父ダンシリ、母の父トワイラサープ、母の父サドラーズウェルズという血統。母は英重賞2着馬で、その半姉と半兄はG1勝ち馬です。 生産者兼馬主は「オペラ座の怪人」などの作曲家であるアンドリュー・ロイド=ウェバー氏とその妻。
昨年の英オークス3/4馬身差3着し、その2走後に英G1ナッソーS.(芝10ハロン、3歳以上牝馬)で重賞2勝目、G1初勝利を挙げ、ヨークシャーオークス1/2馬身差2着、BCフィリーアンドメアターフは直線でやや不利があっても1・1/2馬身差3着など好走。
今年はここまで英G1プリンスオブウェールズS.(芝10ハロン)、英GエクリプスS.(芝10ハロン)と牡馬相手に2戦し、アルカジームからそれぞれ3馬身差3着、12馬身差の最下位7着していました。
エクリプスS.の後は10日ほど調子が極端に悪かったそうで、今年のナッソーS.は見送る必要があったがきっちり戻すことが来たとのこと。牝馬同士に戻ったここはこのメンバーなら格が違うと見せ付ける楽勝でした。
ゴスデン調教師によると、「次走は(9月15日の)仏G1ヴェルメイユ賞(芝2400m、3歳以上牝馬)で、その後は凱旋門賞に向かう。そのレベルにあると考えている」とのこと。 馬場が極端に悪くならなければ、の留保つきですが。
またその後は昨年のフィリーアンドメアターフではなく牡馬相手で12ハロンのBCターフに向かう模様。牡馬混合路線の検討は同厩舎に今年のナッソーS.勝ち馬で牝馬のウィンシリがいることも理由の一つでしょう。
2013年ヨークシャーオークスのレース映像(YouTube)。ゲート左から3頭目の発走がザフューグ。
ヨークシャーオークス(Darley Yorkshire Oaks)
2013年8月22日、イギリス・ヨーク競馬場、芝12ハロン
3歳以上牝馬、G1、7頭、Good To Firm 、レース結果、1着賞金20万ポンド
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ザフューグ The Fugue | 4牝 3倍 | W.ビュイック | 2分28秒29 | 11戦【4-2-3-2】 重賞3勝目 |
2 | ヴィーナスデミロ Venus De Milo | 3牝 3.25倍 | R.ムーア | 4 | 5戦【3-2-0-0】 前走英G3勝ち。愛オークス2着 |
3 | シークレットジェスチャー Secret Gesture | 3牝 7倍 | JK.スペンサー | 3・1/4 | 6戦【2-3-1-0】 G1【0-2-1-0】 |
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