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2013年8月23日金曜日

英G1ヨークシャーオークス、ザフューグが楽勝しG1競走2勝目

8月22日に行われた英G1ヨークシャーオークス(芝12ハロン、3歳以上牝馬)は4番手追走した1番人気のザフューグが最後の直線に入ると1頭だけ楽な手ごたえで先頭に並びかけ、最後の1ハロンで2着に4馬身差をつけて快勝し、G1競走2勝目を挙げました。

今年のG1愛オークス2着馬で2番手先行した2番人気ヴィーナスデミロが2着。さらに3馬身離された3着に今年のG1英オークス2着G1独オークスどちらも2着だった4番人気シークレットジェスチャーが入っています。


ザフューグは父ダンシリ、母の父トワイラサープ、母の父サドラーズウェルズという血統。母は英重賞2着馬で、その半姉と半兄はG1勝ち馬です。 生産者兼馬主は「オペラ座の怪人」などの作曲家であるアンドリュー・ロイド=ウェバー氏とその妻。

昨年の英オークス3/4馬身差3着し、その2走後に英G1ナッソーS.(芝10ハロン、3歳以上牝馬)で重賞2勝目、G1初勝利を挙げ、ヨークシャーオークス1/2馬身差2着BCフィリーアンドメアターフは直線でやや不利があっても1・1/2馬身差3着など好走。

今年はここまで英G1プリンスオブウェールズS.(芝10ハロン)、英GエクリプスS.(芝10ハロン)と牡馬相手に2戦し、アルカジームからそれぞれ3馬身差3着、12馬身差の最下位7着していました。

エクリプスS.の後は10日ほど調子が極端に悪かったそうで、今年のナッソーS.は見送る必要があったがきっちり戻すことが来たとのこと。牝馬同士に戻ったここはこのメンバーなら格が違うと見せ付ける楽勝でした。


ゴスデン調教師によると、「次走は(9月15日の)仏G1ヴェルメイユ賞(芝2400m、3歳以上牝馬)で、その後は凱旋門賞に向かう。そのレベルにあると考えている」とのこと。 馬場が極端に悪くならなければ、の留保つきですが。

またその後は昨年のフィリーアンドメアターフではなく牡馬相手で12ハロンのBCターフに向かう模様。牡馬混合路線の検討は同厩舎に今年のナッソーS.勝ち馬で牝馬のウィンシリがいることも理由の一つでしょう。


2013年ヨークシャーオークスのレース映像(YouTube)。ゲート左から3頭目の発走がザフューグ。

ヨークシャーオークス(Darley Yorkshire Oaks)
2013年8月22日、イギリス・ヨーク競馬場、芝12ハロン
3歳以上牝馬、G1、7頭、Good To Firm 、レース結果、1着賞金20万ポンド
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ザフューグ
The Fugue
4牝
3倍
W.ビュイック2分28秒2911戦【4-2-3-2】
重賞3勝目
2ヴィーナスデミロ
Venus De Milo
3牝
3.25倍
R.ムーア45戦【3-2-0-0】
前走英G3勝ち。愛オークス2着
3シークレットジェスチャー
Secret Gesture
3牝
7倍
JK.スペンサー3・1/46戦【2-3-1-0】
G1【0-2-1-0】

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