2013年8月4日日曜日

英G1ナッソーS.、ウィンシリが重賞初勝利

8月3日に行われた英G1ナッソーS.(芝約1986m、3歳以上牝馬)は、後方3番手追走した3歳牝馬ウィンシリと最後方追走の5歳牝馬シスルバードが先に先頭に立ったサッジャーを残り1ハロンで交わすと、内のウィンシリがクビ差先着して優勝し、重賞初勝利をG1で挙げました。7番人気と11番人気で決まる波乱。

今年の英1000ギニーなどG1を3勝しているスカイランタンが1番人気でしたがサッジャーとウィンシリに進路をふさがれる不利もあり、5着まで。まあマイル戦なら進路がなくなる前に割って入れただろうと思いますし、初挑戦の10ハロンの分でしょう。とは言っても前走の英G1ファルマスS.で外にずっと寄れていたイルーシヴケイトに付き合わされた件といい、2戦連続でビュイック騎手、ゴスデン調教師の馬から不利を受けたのは面白くないでしょうね。

英1000ギニー9着馬でその前走の英G3でスカイランタンを2着に下して勝っていたホットスナップが最後にサッジャーを交わし3着に入っています。

道中コーナーを間違えかけてすぐ正しいコースに戻ったジャストプリテンディングは6着に残りました。


ウィンシリは父ダンジリ、母ウィンターサンライズ(英2勝)、母の父ピヴォタルという血統のイギリス産馬。昨年のザフューグに続きダンジリ産駒の2連覇で、ダンジグ(ダンチヒ)系というくくりなら5連覇です。ちなみに6年前の勝ち馬ハーフウェイトゥヘヴンの父はピヴォタルでした。また馬主のカリド・アブドゥラ殿下は一昨年までのミッデイの3連覇と合わせてこの5年で4勝目。

2走前、デビュー3戦目の10ハロン準重賞で2勝目を挙げましたが、前走の英G2リブルスデイルS.(芝12ハロン、3歳牝馬)は、約5馬身差の4着に敗れていました。

ゴスデン調教師は前走12ハロンは負けたけども10ハロン準重賞の勝ち方から今回は結構自信があったと。この後も10ハロン路線へ。仏G1オペラ賞から米G1 BCフィリーアンドメアターフのようです。

2013年ナッソーS.のレース映像(要登録)。

ナッソーステークス(Markel Insurance Nassau Stakes)
2013年8月3日、イギリス・グッドウッド競馬場、芝9ハロン192ヤード
3歳以上牝馬、G1、14頭、レース結果、総賞金20万英ポンド
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ウィンシリ
Winsili
3牝
21倍
W.ビュイック2分06秒195戦【3-1-0-1】
重賞2戦目
2シスルバード
Thistle Bird
5牝
34倍
J.ドイルクビ14戦【7-3-2-2】
2走前9ハロン英G3で重賞初勝利
3ホットスナップ
Hot Snap
3牝
6倍
T.クウィリー24戦【2-0-1-1】
7ハロン英G3勝ち

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