2013年8月18日日曜日

G1独オークス、ペネロパが重賞初勝利

8月4日に行われた独G1ディアナ賞(独オークス、芝2400m、3歳牝馬)は、5番手先行した英オークス2着で1番人気のシークレットジェスチャーが最後の直線入り口で外から先頭に立ちましたが、中団追走した6番人気のペネロパが内から追い上げ残り100mで差し切って優勝し、重賞初勝利をG1で挙げました。

ペドロザ騎手は今年の独1000ギニーをAkua'daに騎乗して勝っており、これでドイツ牝馬2冠達成です。ちなみにオーナーは2008年にブリセイダで独1000ギニーを勝っています。

シークレットジェスチャーが3/4馬身差の2着。さらにクビ差の3着に前走独G2ディアナトライアル4着で10番人気アドヤが、さらに短アタマ差の4着に12番人気のレッドリップスが入っています。

前走7月に2200mの独G3を勝っていたデイトナベイが2番人気14着に大敗。独G2ディアナトライアル勝ち馬で前走G3でデイトナベイの3着だったアルスノヴァは13着。1-4着はいずれも7月は不出走である点が共通します。


ペネロパは父ジャイアンツコーズウェイ、母レディリンダ(米G3で2着1回3着2回)、母の父トレンシャルという血統のイギリス産馬。ジャイアンツコーズウェイ産駒が北半球で芝G1を勝つのはエイシンアポロンの2011年マイルチャンピオンシップ以来のことだと思います。

2歳のデビュー戦を勝つと、2戦目の独G3(芝1400m)は英国調教馬で牡馬の Ayaar の2着。今年緒戦のG2独1000ギニー(芝1600m)8着した後、前走の独準重賞(芝2100m)は1・1/4馬身差の3着していました。ちなみにその準重賞でペネロパより1kg軽い斤量で2着だったのがデイトナベイです。

これくらいの距離が合っているのだろうし、上述したとおり、間隔を空けてきた点も功を奏したのだと思いますね。

次走は9月15日の仏G1ヴェルメイユ賞(芝2400m、3歳以上牝馬)が有力も、9月22日の独G1オイロパ賞(芝2400m、3歳以上)の可能性もあるとのこと。また10月19日の英G1ブリティッシュチャンピオンズ・フィリーズ・アンド・メアズS.(芝12ハロン、3歳以上牝馬)に登録しています。

2着とはいえ力は見せたシークレットジェスチャーは8月22日の英G1ヨークシャーオークスも視野に入れており、英オークス1,2着馬の再戦の可能性があります。

2013年独オークスのレース映像。オレンジの勝負服がペネロパ。



ディアナ賞 - 独オークス(Henkel-Preis Der Diana - Deutsches Stuten-Derby)
2013年8月4日、ドイツ・デュッセルドルフ競馬場、芝2200m
3歳牝馬58kg、G1、16頭、レース結果、総賞金40万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ペネロパ
Penelopa
3牝
16倍
E.ペドロサ2分13秒535戦【2-1-1-1】
重賞初勝利
2シークレットジェスチャー
Secret Gesture
3牝
2.5倍
J.スペンサー3/45戦【2-3-0-0】
英オークス2着
3アドヤ
Adoya
3牝
36.1倍
F.レフェブルクビ5戦【1-0-1-2】
前走独オークストライアル4着

0 件のコメント: