2013年8月11日日曜日

米G2フォースターデイヴH.、5kg差でもワイズダンが勝って重賞13勝目

8月10日に行われた米G2フォースターデイヴH.(芝1マイル、3歳以上)は昨年の米年度代表馬で1番人気のワイズダンが、逃げた2着のキングクリサに1・1/4馬身差、3着リーにさらに4・3/4馬身差をつけて勝ち、重賞8連勝、重賞通算13勝目を挙げました。またこのレース2連覇です。


ワイズダンは父ワイズマンズフェリー、母リサダニエル(米1勝)、母の父ウルフパワー(南ア年度代表馬)という血統。1歳上の半兄に、2009年の米G1クラークH.で1位入線3着降着、8月3日の米G1ホイットニー招待H.(ダート9ハロン、3歳以上)で3/4馬身差2着したサクセスフルダンがいます。

昨年9月の加G1ウッドバインマイルS.を3・1/4馬身差で、10月の米G1シャドウェルターフマイルS.を2馬身差で、11月の米G1 BCマイルを1・1/2馬身差で、今年初戦4月13日の米G1メイカーズ46マイルS.を1馬身差で勝って、芝マイルG1を4連勝、さらに5月の米G1ターフクラシックS.(芝9ハロン)を勝って芝G1を5連勝としていました。

前走の米G2ファイアクラッカーH.(芝1マイル)は今回3着だったリーに2馬身差をつけて優勝。当時はリーより約5kg重い斤量でしたが、さらに約0.4kg斤量差の大きくなった今回は6馬身の差をつけました。今回2着のキングクリサもリーと同じ斤量でした。

ロプレスティ調教師は、ワイズダンをG2ではなく先週の米G1ホイットニー招待H.(ダート9ハロン)や来週の米G1アーリントンミリオンなどに出走させるべきではないかとの問いに対し、「理にかなった選択をする。ホイットニー招待H.だと半兄(で同オーナーの)サクセスフルダンとの対戦になるから妥当な選択とはいえない」 と述べています。

また次走については「レース後の状態を見てから。早ければ9月の加G1ウッドバインマイルS.に向かうだろうし、必要なら来年のケンタッキーダービーの時期まで待つ」と。なんにせよ昨年と同じウッドバインマイルから10月の米G1シャドウェルターフマイルS.と向かって米G1 BCマイルの路線が最有力でしょう。


なお同10日にデルマー競馬場で行われた米G2ラホヤH.(芝8.5ハロン、3歳)は、尾田信夫氏が所有する米国馬ダイスフレイバー Dice Flavor が重賞2勝目を挙げました(レース映像)。2010年のこのレースでシドニーズキャンディが記録したコースレコードに0.3秒差に迫る勝ちタイムでした。

これがUAEダービー8着から帰国後3戦目で、帰国初戦の前々走は米G3アファームドH.(AW8.5ハロン、3歳)を約3馬身差の4着に、前走の米G2スワップスS.(AW9ハロン、3歳)は4馬身差の3着に敗れていました。今回の勝利で芝は3戦2勝3着1回です。次走は不明ですが、9月1日に行われる米G2デルマーダービー(芝9ハロン、3歳)に向かうんじゃないでしょうか。

2013年フォースターデイヴH.のレース映像。黄色地の勝負服がワイズダン。



フォースターデイヴハンディキャップ(Fourstardave Handicap)
2013年8月10日、アメリカ・サラトガ競馬場、芝1マイル
3歳以上、G2、6頭、Good、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ワイズダン
Wise Dan
6セン
1.4倍
J.ヴェラスケス
58.5kg
1分34秒0024戦【17-1-0-6】
G1競走6勝
2キングクリサ
King Kreesa
4セン
6.2倍
I.オルティス
53.1kg
1・1/415戦【5-4-2-4】
前走マイルG3勝ち。芝G1で2着
3リー
Lea
4牡
5.6倍
J.ロザリオ
53.1kg
4・3/48戦【4-2-2-0】
芝G3勝ち。前走ワイズダンの2馬身差2着

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