ランサムノートとキングジョージ勝ち馬で2番人気のナサニエルが並んで逃げ、その2馬身ほど後をソーユーシンクが追走しました。シリュスデゼーグルはその直後を、スノーフェアリーは数馬身後ろの中団の内を進みました。
最終コーナーを回って残り2ハロンでナサニエルとソーユーシンク、シリュスデゼーグルの3頭が先頭に立ちましたが、残り1ハロン前までにナサニエルが脱落し、ソーユーシンクとシリュスデゼーグルの追い比べに。シリュスデゼーグルが100mで少しリードすると、最後はソーユーシンクと3/4馬身差をつけてゴールしました。
スノーフェアリーは残り2ハロンから1ハロンまで、シリュスデゼーグルら3頭が前におりスペースがなく、残り1ハロンで2頭の外に出すとよく追い上げましたが、結局ソーユーシンクから1/2馬身ほど後の3着でした。
後方から追い上げたミッデイが4着、ナサニエルが5着でした。3連覇を狙ったトワイスオーバーは直線入り口ではシリュスデゼーグルとほぼ並んでいましたが、全く伸びずに10着に終わっています。
出走馬については過去記事「G1英チャンピオンステークスの出走馬紹介」をどうぞ。勝ち馬についてだけ転載します。
シリュスデゼーグル(父イーブントップ、母父セプティエムシェル)
昨年ジャパンカップで外国馬最先着の9着しました。今年に入ってからますます強くなり、重賞ばかり9戦して4勝2着4回3着1回(【4-4-1-0】)です。G1イスパーン賞(1850m)でゴルディコヴァの2着、G1サンクルー大賞典(2400m)でサラフィナから1/4馬身差の2着しています。
3走前のG3ゴントービロン賞は8馬身差で優勝。前走G2ドラール賞は昨年のG1プリンスオブウェールズS.勝ち馬バイワードとから短クビ差の2着でした。G1未勝利と実績は劣りますが、実力は確かです。
2011年G1英チャンピオンS.のレース映像はこちら(YouTube、埋め込み不可なのでリンク先で)。あるいはこちら(At The Races、ただし要登録)。
英G1クイーンエリザベス2世S.、フランケルが楽勝
G1英チャンピオンステークス(QIPCO Champion Stakes)
10月15日、3歳以上、アスコット競馬場・芝10ハロン
総賞金130万ポンド(約1億5800万円)、1着賞金73万8010ポンド(約8990万円)
斤量:3歳 約57.1kg、4歳以上 約58.5kg、牝馬はそれぞれ約1.3kg減
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | シリュスデゼーグル Cirrus Des Ailgles | 5セン 9倍 | C.スミヨン | 2分02秒52 | 38戦【13-15-5-5】 重賞8勝目 |
2 | ソーユーシンク So You Think | 5牡 3.25倍 | R.ムーア | 3/4 | 19戦【12-4-1-2】 G1競走8勝 |
3 | スノーフェアリー Snow Fairy | 4牝 9倍 | O.ペリエ | 1/2 | 18戦【6-4-4-4】 G1競走4勝 |
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