2011年10月16日日曜日

G1英チャンピオンS.、シリュスデゼーグルが優勝、ソーユーシンクが2着

10月15日に行われたG1英チャンピオンS.は、フランス調教馬で昨年ジャパンカップ9着だったシリュスデゼーグルが1番人気ソーユーシンクとの追い比べを制して優勝、重賞8勝目、G1初勝利をあげています。


ランサムノートとキングジョージ勝ち馬で2番人気のナサニエルが並んで逃げ、その2馬身ほど後をソーユーシンクが追走しました。シリュスデゼーグルはその直後を、スノーフェアリーは数馬身後ろの中団の内を進みました。

最終コーナーを回って残り2ハロンでナサニエルとソーユーシンク、シリュスデゼーグルの3頭が先頭に立ちましたが、残り1ハロン前までにナサニエルが脱落し、ソーユーシンクとシリュスデゼーグルの追い比べに。シリュスデゼーグルが100mで少しリードすると、最後はソーユーシンクと3/4馬身差をつけてゴールしました。

スノーフェアリーは残り2ハロンから1ハロンまで、シリュスデゼーグルら3頭が前におりスペースがなく、残り1ハロンで2頭の外に出すとよく追い上げましたが、結局ソーユーシンクから1/2馬身ほど後の3着でした。

後方から追い上げたミッデイが4着、ナサニエルが5着でした。3連覇を狙ったトワイスオーバーは直線入り口ではシリュスデゼーグルとほぼ並んでいましたが、全く伸びずに10着に終わっています。

出走馬については過去記事「G1英チャンピオンステークスの出走馬紹介」をどうぞ。勝ち馬についてだけ転載します。
シリュスデゼーグル(父イーブントップ、母父セプティエムシェル)
昨年ジャパンカップで外国馬最先着の9着しました。今年に入ってからますます強くなり、重賞ばかり9戦して4勝2着4回3着1回(【4-4-1-0】)です。G1イスパーン賞(1850m)でゴルディコヴァの2着、G1サンクルー大賞典(2400m)でサラフィナから1/4馬身差の2着しています。

3走前のG3ゴントービロン賞は8馬身差で優勝。前走G2ドラール賞は昨年のG1プリンスオブウェールズS.勝ち馬バイワードとから短クビ差の2着でした。G1未勝利と実績は劣りますが、実力は確かです。

2011年G1英チャンピオンS.のレース映像はこちら(YouTube、埋め込み不可なのでリンク先で)。あるいはこちら(At The Races、ただし要登録)。

英G1クイーンエリザベス2世S.、フランケルが楽勝

G1英チャンピオンステークス(QIPCO Champion Stakes)
10月15日、3歳以上、アスコット競馬場・芝10ハロン
総賞金130万ポンド(約1億5800万円)、1着賞金73万8010ポンド(約8990万円)
斤量:3歳 約57.1kg、4歳以上 約58.5kg、牝馬はそれぞれ約1.3kg減
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1シリュスデゼーグル
Cirrus Des Ailgles
5セン
9倍
C.スミヨン2分02秒5238戦【13-15-5-5】
重賞8勝目
2ソーユーシンク
So You Think
5牡
3.25倍
R.ムーア3/419戦【12-4-1-2】
G1競走8勝
3スノーフェアリー
Snow Fairy
4牝
9倍
O.ペリエ1/218戦【6-4-4-4】
G1競走4勝

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