2011年10月9日日曜日

英G1ミドルパークS.はクルセイドがG1初勝利

10月8日に行われた英2歳牡馬G1ミドルパークS.(芝6ハロン)は、2頭出しエイダン・オブライエンの人気薄の方クルセイドが先行策から残り2-300mあたりで先頭に立つとそのまま押し切って優勝しました。前走7ハロンのG3では3馬身差4着に終わっていたため、10番人気の低評価でした。


2,3着には、G1フェニックスS.でそれぞれ4,5着だった2頭が入っています。G2を2連勝していたカスパーネッチャーが約1馬身差5着。仏重賞2勝馬で、仏G1モルニー賞ではダビルシムから3馬身差2着だったファミリーワンは約5馬身差の10着に敗れました。


クルセイドの5代血統表。父ミスターグリーリー。母は6ハロンのG3勝ち馬で、ミスタープロスペクターの4×4×5。ミスターグリーリーも父父がミスプロなので、クルセイド自身はミスタープロスペクターの3×5×5×6です。いかにも距離が持たなそうで、実際クルセイドは6ハロンで2勝、7ハロンの2戦はいずれも敗れています。去年のミドルパークS.勝ち馬ドリームアヘッドと同じようにスプリント路線を中心に進むのではないでしょうか。

オブライエン調教師は「次走はブリーダーズカップ・ジュヴェナイルでダートを走らせる可能性もある」と述べています。11月5日のBCジュヴェナイル(G1、総賞金200万ドル)はダート8.5ハロンで距離が持つのか心配。本当は4日のBCジュヴェナイルスプリント(ダート6ハロン、グレードなし、同50万ドル)を示したつもりだった可能性もあるのではないかと。

2011年ミドルパークS.のレース映像。8番枠(ゼッケン7番)が勝ったクルセイドです。


ミドルパークステークス(Emaar Middle Park Stakes)
2011年10月8日、イギリス・ニューマーケット競馬場、芝6ハロン
2歳牡馬、G1、16頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1クルセイド
Crusade
2牡
26倍
S.ヘファナン1分10秒754戦【2-0-0-2】
重賞2戦目
2リルボーンラド
Lilbourne Lad
2牡
9倍
R.ヒューズ3/48戦【3-3-0-2】
G2レイルウェイS.1着
3リプライ
Reply
2牡
10倍
R.ムーアアタマ6戦【2-0-2-2】
重賞2戦で5,6着

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