2013年3月11日月曜日

豪G1チッピングノートンS.、母父ペンタイアのシュートアウトがG1競走5勝目

3月9日に行われた豪G1チッピングノートンS.(芝1600m、3歳以上)は、後方追走のシュートアウトが最後の直線で大外を伸びるとゴール直前で短頭差差し切り、このレース2連覇、G1競走5勝目を挙げました。

一昨年の勝ち馬で昨年2着のダンリーが今年は3着。昨年の新G1 NZダービー勝ち馬サイレントアチーヴァーが4着。G1競走10勝のムファサは10着。昨年2000m以上のG1を3連勝したマニガーが11着。豪G1ザ・メトロポリタン勝ち馬グレンカダムゴールドが12着。


シュートアウトは父ハイシャパラル、母ペンタメロス(1勝)、母の父ペンタイアという血統で、ヨハネスブルグ産駒の半姉が豪G3勝ち馬です。2010年に豪G1ランドウィックギニー(芝1600m)と豪G1オーストラリアンダービー(芝2400m)を優勝。昨年2012年の豪G1チッピングノートンS.(芝1600m)で約2年ぶりのG1勝利(3勝目)。同4月の豪G1ドンカスターマイル(芝1600m)2着以来の出走だった9月の豪G1ジョージメインS.(芝1600m)でG1競走4勝目を挙げていました。

続く2走はトップハンデのマイルG1と、コックスプレートでどちらもいまいちでしたが、今回はそれ以来5ヶ月ぶりの出走でも得意のマイル戦で他馬と同斤量ならきっちり勝ちました。次走は4月20日の豪G1ドンカスターマイルで昨年2着の雪辱を狙う模様。これはハンデ戦なのでどうでしょうか。

先週は父がペンタイアのフェルラックスが豪G1オーストラリアンギニー(芝1600m)を勝っています。上述ムファサもペンタイア産駒ですが、オセアニアのマイル前後のG1におけるペンタイアの存在感は素晴らしいですな(ムファサは近走いまいちでしたが、喉頭蓋エントラップメントの手術を受けることになったとのこと)。


ちなみにこの次のレースの豪G2サラウンドS.(芝1400m、3牝)で、豪G1クラウンオークス(芝2500m)勝ち馬ディアデミが、同レース以来2走振りに重賞勝ちを挙げました。ディアデミはデヒア産駒です。

2013年チッピングノートンS.のレース映像

チッピングノートンステークス(Chipping Norton Stakes)
2013年3月9日、オーストラリア・ウォーウィック競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、13頭、Good3、レース結果、総賞金35万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1シュートアウト
Shoot Out
6セン
4倍
J.ボウマン
59.0kg
1分35秒8033戦【10-5-5-13】
重賞9勝目
2モントン
Monton
6セン
31倍
C.リース59.0kg短頭32戦【6-3-2-】
G2を2勝
3ダンリー
Danleigh
9セン
12倍
J.カシディ59.0kg1/259戦【10-7-12-30】
G1競走4勝(全て2011年以前)

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