ドーンアプローチがトロナドを短頭差押さえてセントジェームズパレスS.優勝 |
6月18日に行われた英G1セントジェームズパレスS.(芝1マイル、3歳牡馬)は、5番手追走した1番人気ドーンアプローチと最後方追走したトロナドとが残り300mで馬体を並べて抜け出すと、内のドーンアプローチが短アタマ差先着してG1競走4勝目を挙げました。
英2000ギニーでドーンアプローチから5馬身差の2着だったグローリーアウェイツは5着。愛2000ギニー勝ち馬で2番人気のマジシャンはもう途中から追うのを止めていましたが最下位9着に敗れています。そもそも挫傷が見られたため出走を決めたのが日曜日という臨戦過程で順調で無かったです。
なお、残り2ハロンでグローリーアウェイツが外に寄れ、外へよけたマジシャンにぶつかられたドーンアプローチがトロナドの前をカットするシーンもあり15分ほど審議になりましたが、到達順どおり確定しました。
ドーンアプローチは英ダービー馬ニューアプローチの初年度産駒で、母ヒムンオブザドーン、母の父フォーントリックという血統。 昨年のロイヤルアスコットの英G2コヴェントリーS.で重賞初勝利しゴドルフィンが購入すると、それ以来約3ヶ月ぶりの出走だった9月の愛G1ナショナルS.(芝7ハロン)、続いて10月の英G1デューハーストS.(芝7ハロン)も制して2歳は無敗の6戦6勝で終えました。
3歳初戦は英クラシック1冠のG1英2000ギニー(芝1マイル)を5馬身差で圧勝。しかし距離不安のあった英ダービーはスタートから掛かりっぱなしで、最下位12着に敗れていました。
今回は2000ギニーで8馬身差をつけたトロナドに短アタマ差まで迫られ、9馬身差6着のマーズが3馬身差3着だからちょっと苦戦しましたかね。ただトロナドはデビューから4連勝で2走前の英G2クレイヴンS.を4馬身差で勝っており、2000ギニー当時はのど鳴りなったそうだからトロナドが本来の力を示したのだとも考えられます。
ドーンアプローチは中16日(中1週と少し)、トロナドは2000ギニー以来のフレッシュな状態でもありましたからね。ダービーであんな負け方をしてしまった直後で何よりも勝つことが大事な1戦を勝ったのだから良しとしましょうか。
2013年セントジェームズパレスS.のレース映像。5番枠ドーンアプローチ。9番枠トロナド。
セントジェームズパレスステークス(St James´s Palace Stakes)
2013年6月18日、イギリス・アスコット競馬場、芝1マイル
3歳牡馬、G1、9頭、Good、レース結果、総賞金35万英ポンド
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ドーンアプローチ Dawn Approach | 3牡 2.25倍 | K.マニング | 1分39秒23 | 9戦【8-0-0-1】 G1競走4勝 |
2 | トロナド Toronado | 3牡 6倍 | R.ヒューズ | 短アタマ | 6戦【4-1-0-1】 重賞2勝 |
3 | マーズ Mars | 3牡 11倍 | R.ムーア | 2・3/4 | 4戦【1-0-1-2】 2000ギニーダービーとも6着 |
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