昨年の英G1ナッソーS.(9ハロン192ヤード、3歳以上牝馬)勝ち馬で紅一点のザフューグが今年初出走で3着。タターソールズゴールドカップでアルカジームの2着だった昨年の英2冠馬キャメロットが1番人気でしたが4着で連敗。5月の仏G1イスパーン賞(芝1850m、4歳以上)勝ち馬マキシオスは6着。レッドカドーは9着でした。
アルカジームは父ドバウィ、母カジーム(未勝利)、母の父ダルシャーンという血統のイギリス産馬。
昨年5月の英G2ジョッキークラブS.(芝12ハロン)を4馬身差で勝って重賞初勝利を挙げたものの、故障のため2012年はその1戦だけ。前々走4月の復帰戦、英G3ゴードンリチャードS.を勝ち、前述どおり愛G1タターソールズゴールドカップでG1初勝利を挙げていました。
ムカドラムとは僅差でしたが、3着は3馬身以上離していますし、ほんとに強くなりました。タターソールズGCの直後は次走について7月6日の英G1エクリプスS.(芝10ハロン)と表明されていましたから、次走はそれになるかもしれません。
追記:
チャールトン調教師は「ほとんどの人と同じように凱旋門賞に出走させたいと思っている。それを目標にするなら次走はキングジョージになるかもしれない」とレース後に述べています。
追記ここまで
ちなみにムカドラムは前走英G3ブリガディアジェラードS.(芝10ハロン)で昨年の英ダービー2着馬を1/2馬身下して重賞初勝利を挙げていました。といっても昨年のロイヤルアスコットの英G2ターセナリーS.(芝10ハロン)は5馬身差4着に敗れているので、このメンバーでここまで粘るとは驚き。キャメロットのペースメーカーが内枠で出遅れて後方のままだったのは助かったでしょうけどね。
キャメロットはアルカジームの直後にいたのに突き放され、すぐ後ろを追走していたザフューグにも交わされてまだ本調子に無いのでしょうか。
2013年プリンスオブウェールズS.のレース映像。9番枠、白と青の勝負服がアルカジーム。
プリンスオブウェールズステークス(Prince of Wales´s Stakes)
2013年6月19日、イギリス・アスコット競馬場、芝10ハロン
4歳以上、G1、11頭、Good to Firm、レース結果、総賞金50万ポンド
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | アルカジーム Al Kazeem | 5牡 3.75倍 | J.ドイル | 2分03秒13 | 11戦【6-4-0-1】 重賞3連勝 |
2 | ムカドラム Mukhadram | 4牡 15倍 | P.ハナガン | クビ | 7戦【3-2-0-2】 前走重賞初勝利 |
3 | ザヒューグ The Fugue | 4牝 7.5倍 | W.ビュイック | 3・1/4 | 9戦【3-2-3-1】 英オークス3着 |
4 | キャメロット Camelot | 4牡 3.5倍 | J.オブライエン | 1/2 | 10戦【6-2-0-2】 G1競走3勝 |
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