5月27日に行われた第79回東京優駿(日本ダービー)は、4番手追走ディープブリランテが2番手追走から直線入り口で先頭に立ったトーセンホマレボシを残り200mで交わすと、ゴール直前で外から追い上げたフェノーメノをハナ差抑えて優勝し、G1初勝利を挙げました。
トーセンホマレボシが3着に粘りこみ、1番人気ワールドエースと2番人気ゴールドシップは後方から直線よく追い込んだが4着と5着。上位3頭は道中7番手以内につけていました。
ディープブリランテは父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルズ、母の父 Loup Sauvage という血統。パカパカファームの生産馬で、2009年のセレクトセールでノーザンファームが3,100万円(税込価格3,255万円)で購入しました。半姉にG3フラワーカップ2着のハブルバブルがいます。3代母はバブルガムフェローの半姉。
ディープインパクト産駒は13日の仏G1プール・デッセ・デ・プーリッシュ(仏1000ギニー)を勝ったビューティーパーラー、20日の優駿牝馬(オークス)を勝ったジェンティルドンナに続き3週連続クラシック制覇。ジェンティルドンナは桜花賞も制しているので、クラシック競走は今年4勝目です。
個人的にはゴールドシップ1着固定だったのでもう正直、2コーナー回った時点で外れたなと。さらに2着のフェノーメノも買っていないし、トーセンホマレボシとワールドエースの後先も合ってないので惜しくもなんともない結果に。せめて対抗のディープブリランテを本命にしておけば格好がついたのですが思い切れなかった。
内田騎手は前で競馬するだろうと考えていたのですが、レース数分前にNHK中継で流れたインタビューで「長く良い脚を使える」と言っており、検索してみると例えば数日前のギャロップの記事で「いい脚を長く使えるのでペース次第では自分から動いてもいい。要はペース配分と仕掛けどころ」と述べているので、事前に後ろから行くと決めていたという事ですね。私が勝手に「共同通信杯のように競馬をするだろう」思いこんでいただけで、実際にどう考えているか記事からうかがえるのだからちゃんと確認しておくべきでした。
岩田騎手はJRA移籍7年目(6年3ヶ月)で日本ダービー初勝利。これまでのG1勝利も早めに先頭に立って押し切る騎乗の方が印象に残っている騎手で、トーセンのウィリアムズ騎手は少し仕掛けるのが早かったように思いますが、後ろを待たずにそれを追い掛けてねじ伏せたのは岩田騎手らしい勝ち方だったなと。おめでとうございます。
東京優駿(日本ダービー)
2012年5月27日、日本・東京競馬場、芝2400m
3歳牡牝、G1、18頭、レース結果、1着賞金1億5000万円
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ディープブリランテ Deep Brillante | 3牡 8.5倍 | 岩田康誠 | 2分23秒8 | 6戦【3-2-1-0】 G1皐月賞3着 |
2 | フェノーメノ Fenomeno | 3牡 14.6倍 | 蛯名正義 | ハナ | 6戦【3-1-0-2】 G2青葉賞 |
3 | トーセンホマレボシ Tosen Homareboshi | 3牡 15.0倍 | C.ウィリアムズ | 3/4 | 7戦【3-2-1-1】 G2京都新聞杯 |
4 | ワールドエース World Ace | 3牡 2.5倍 | 福永祐一 | クビ | 6戦【3-2-0-1】 G1皐月賞2着 |
5 | ゴールドシップ Gold Ship | 3牡 3.1倍 | 内田博幸 | クビ | 7戦【4-2-0-1】 G1皐月賞1着 |
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