2012年5月5日土曜日

2012年ケンタッキーオークスはビリーヴユーキャンが優勝。ナプラヴニクは女性騎手として初勝利

5月4日に行われた第138回ケンタッキーオークスは、2番手を先行した6番人気ビリーヴユーキャンが、逃げた3番人気ブロードウェイズアリバイに最終コーナー出口で馬体を並びかけると、残り1ハロンで交わして優勝し、G1初勝利を挙げました。ロージー・ナプラヴニク騎手は138回の歴史あるケンタッキーオークスで女性騎手として初勝利。

3/4馬身差2着にブロードウェイズアリバイ。1レース前のG2アメリカンターフS.で落馬したカステリャーノ騎手が騎乗の、中団を追走した1番人気のグレースホールは2着から2・1/2馬身差の3着でした。

2月の米G3レイチェルアレクサンドラS.(ダート8.5ハロン)でビリーヴユーキャンを4着に下して優勝していたサマーアプローズが4着。騎乗予定のR.アルバラード騎手が家庭内暴力の容疑で逮捕されたため、R.ベハラーノ騎手に乗り替わったハードノットトゥライクは6着。なお、雷雨の影響で発走時刻を十数分ほど繰り下げて行なわれました。


ビリーヴユーキャンは父プラウドシチズン、母エルファスト、母の父エルプラドという血統。プラウドシチズン産駒のケンタッキーオークス制覇は08年のプラウドスペルに続く2頭目で、産駒G1勝利も今回が2頭目(3勝目)。また、オーナーブリーダーであるブレントン・ジョーンズ氏とラリー・ジョーンズ調教師のコンビでプラウドスペルと同じです。前走のG2フェアグラウンズオークス(ダート8.5ハロン)で重賞2勝目を挙げていました。


ナプラヴニク騎手「正直に言って私はただ乗っていただけです。とても素晴らしい牝馬で強敵相手に走ってくれました。ジョニー(・ヴェラスケス、ブロードウェイズアリバイ騎乗)を交わしていくのはとてもクールなことでした。」(昨年は7番人気のセントジョンズリヴァーで追い込みクビ差2着)「勝利にとても近いところにありながら勝てませんでした。今年こそはウィナーズサークルに行くと決めており、それにふさわしい馬に騎乗することができました。」

Believe You Can, Napravnik, win Kentucky Oaks - Thoroughbred Times

2012年ケンタッキーオークスのレース映像。9番がビリーヴユーキャン。6番ブロードウェイズアリバイ。


ケンタッキーオークス(Kentucky Oaks)
2012年5月4日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場、ダート9ハロン
3歳牝馬、G1、14頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金100万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ビリーヴユーキャン
Believe You Can
3牝
14.8倍
R.ナプラヴニク1分49秒509戦【6-0-0-3】
重賞3勝目
2ブロードウェイズアリバイ
Broadway's Alibi
3牝
5.3倍
J.ヴェラスケス3/46戦【4-2-0-0】
G2で17馬身差圧勝
3グレースホール
Grace Hall
3牝
3.8倍
J.カステリャーノ2・1/27戦【4-2-1-0】
BCジュベナイルF.2着

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