(ただし14ハロン戦だった1874年に Attila と Acrobat が1着同着し、その日の最終レース後に同距離で優勝決定戦を行って Attila が勝者になったことがあるとのこと。公式に2頭が勝者になったのは今年が初めて、という意味です)
8番人気のファストファルコンが最後方から差してクビ差の3着。前走米G1ハスケル招待H.約4馬身差2着だったノニオスは2番人気6着(5馬身差)。前走の米G2ジムダンディS.でアルファから2馬身差2着だったネックンネックは3番人気7着でした。
ゴールデンチケットは父スパイツタウン、母ビジネスプラン(4戦未勝利)、母の父デピュティミニスターという血統。米G2タンパベイダービー2着後、米G3レキシントンS.は5着で賞金が足りずケンタッキーダービー出走ならず。今回はそのケンタッキーダービー当日のアローワンス2着以来の出走でこれが重賞初勝利です。
アルファは父バーナーディニ、母 Munnaya(英準重賞オークストライアル1着)、母の父ニジンスキーという血統。米G1ウッドメモリアルS.2着。ケンタッキーダービー12着。ここまでに挙げた重賞3勝の米G3ウィザースS.、米G2ジムダンディS.、トラヴァースS.はいずれも父子制覇となりました。ちなみに昨年も同産駒のステイサースティがジムダンディS.とトラヴァースS.を連勝しています。
2頭の次走は不明。ここにハスケル招待H.勝ち馬ペインター、ウッドメモリアルS.勝ち馬ジェモロジスト、ブルーグラスS.勝ち馬でケンタッキーダービー3着のデュラハンを加えたあたりが現在の米3歳牡馬中距離トップなので、故障馬続出の路線を盛り上げるために無事にがんばってほしい。ペインターとジェモロジストの2頭は9月22日のペンシルヴァニアダービーで対戦する可能性があります。
2012年トラヴァースS.のレース映像。
トラヴァースステークス(Travers Stakes)
2012年8月25日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート10ハロン
3歳、全馬同斤量、G1、11頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金10万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ゴールデンチケット Golden Ticket | 3牡 34.5倍 | D.コーエン | 2分02秒74 | 10戦【2-4-1-3】 重賞初勝利 |
1 | アルファ Alpha | 3牡 3.4倍 | R.ドミンゲス | 同着 | 9戦【5-2-0-2】 G1シャンペンS.2着 G1ウッドメモリアルS.2着 |
3 | ファストファルコン Fast Falcon | 3牡 33.5倍 | J.アルヴァラード | クビ | 7戦【1-2-1-3】 G2ドワイヤーS.2着 |
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