2011年6月12日日曜日

2011年ベルモントS.、ルーラーオンアイスが重賞初勝利

現地時間6月11日に行われた米3歳クラシック最終戦ベルモントステークスは、逃げたプリークネスS.勝ち馬シャックルフォードに2番手追走のルーラーオンアイスが4コーナーで並びかけるとシャックルフォードはまったく粘れず脱落。ルーラーオンアイスが先頭に立ち、後続の追い上げを振り切って優勝しました。3/4馬身差2着に3,4番手を追走していたステイサースティーが、3着に中団追走から早めに前との差を詰めていたブリリアンスピードが入っています。

ルーラーオンアイスはケンタッキーダービーもプリークネスS.も出走しておらず、重賞出走は3月の米G3サンランドダービー3着があるのみ。前走5月7日のフェデリコテシオS.(非グレードレース)は2着でした。この2走はダートのそれぞれ1800mと1700mのレースでした。初ブリンカーと距離延長が良かったのでしょうか。重賞未勝利馬がベルモントS.を勝つのは4年連続です。

ルーラーオンアイスの5代血統表
父父がフサイチペガサスです。ただしルーラーオンアイスはセン馬なので、父系を伸ばせません。



2着のステイサースティーは2歳G1ホープフルS.で4頭立て2着、米G3ゴッサムS.で優勝しています。前走はケンタッキーダービーで12着でした。3着ブリリアントスピードは12頭立ての米G1ブルーグラスS.で優勝、続くケンタッキーダービー7着でここに出走していました。

ケンタッキーダービーを使った場合はプリークネスS.をスキップした馬のほうがベルモントS.で好走しやすいという、毎年の光景ですね。とはいえケンタッキーダービー2着でプリークネスS.を回避したネーロは2番人気に支持されて4着が精一杯、ケンタッキーダービー5着でプリークネスを同じく回避のマスターオブハウンズ(エイシンアポロンの半弟)は10着でしたが。



ケンタッキーダービー馬で1番人気だったアニマルキングダムは、スタートから約5秒後に外のムーチョマッチョマンとイズントヒーパーフェクトに進路をカットされて落馬寸前、このときヴェラスケス騎手は左の鐙から足が外れたそうです。1コーナーまでに鐙を履きなおしたようですが、最後方からの競馬になってしまい、よく追い上げましたが6着に終わっています。力のあるところは見せましたが、スタートが痛かったです。

2011年ベルモントS.のレース映像



ちなみにベルモントS.にはケンタッキーダービー上位7頭が出走していましたが、これは史上初めてとのこと。これまでの最高は1949年と1950年の5頭らしいです。

Belmont Stakes: If first seven Derby finishers start, it will be a record | Daily Racing Form


第143回ベルモントステークス(Belmont Stakes)
2011年6月11日、アメリカ・ベルモントパーク競馬場、ダート12ハロン
3歳、G1、12頭、レース結果レース映像(NTRA公式)レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ルーラーオンアイス
Ruler On Ice
3セン
25.75倍
J.ヴァルディヴィアJr2分30秒887戦【3-2-1-1】
米G3サンランドダービー
3着(11頭)
2ステイサースティー
Stay Thirsty
3牡
17.20倍
J.カステリャーノ3/48戦【2-3-0-3】
米G3ゴッサムS.1着(7頭)
3ブリリアントスピード
Brilliant Speed
3牡
11.90倍
3J.ロザリオ1・1/210戦【2-2-3-3】
米G1ブルーグラスS.(12頭)

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