ルーラーオンアイスはケンタッキーダービーもプリークネスS.も出走しておらず、重賞出走は3月の米G3サンランドダービー3着があるのみ。前走5月7日のフェデリコテシオS.(非グレードレース)は2着でした。この2走はダートのそれぞれ1800mと1700mのレースでした。初ブリンカーと距離延長が良かったのでしょうか。重賞未勝利馬がベルモントS.を勝つのは4年連続です。
ルーラーオンアイスの5代血統表
父父がフサイチペガサスです。ただしルーラーオンアイスはセン馬なので、父系を伸ばせません。
2着のステイサースティーは2歳G1ホープフルS.で4頭立て2着、米G3ゴッサムS.で優勝しています。前走はケンタッキーダービーで12着でした。3着ブリリアントスピードは12頭立ての米G1ブルーグラスS.で優勝、続くケンタッキーダービー7着でここに出走していました。
ケンタッキーダービーを使った場合はプリークネスS.をスキップした馬のほうがベルモントS.で好走しやすいという、毎年の光景ですね。とはいえケンタッキーダービー2着でプリークネスS.を回避したネーロは2番人気に支持されて4着が精一杯、ケンタッキーダービー5着でプリークネスを同じく回避のマスターオブハウンズ(エイシンアポロンの半弟)は10着でしたが。
ケンタッキーダービー馬で1番人気だったアニマルキングダムは、スタートから約5秒後に外のムーチョマッチョマンとイズントヒーパーフェクトに進路をカットされて落馬寸前、このときヴェラスケス騎手は左の鐙から足が外れたそうです。1コーナーまでに鐙を履きなおしたようですが、最後方からの競馬になってしまい、よく追い上げましたが6着に終わっています。力のあるところは見せましたが、スタートが痛かったです。
2011年ベルモントS.のレース映像
ちなみにベルモントS.にはケンタッキーダービー上位7頭が出走していましたが、これは史上初めてとのこと。これまでの最高は1949年と1950年の5頭らしいです。
Belmont Stakes: If first seven Derby finishers start, it will be a record | Daily Racing Form
第143回ベルモントステークス(Belmont Stakes)
2011年6月11日、アメリカ・ベルモントパーク競馬場、ダート12ハロン
3歳、G1、12頭、レース結果、レース映像(NTRA公式)、レース映像予備
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ルーラーオンアイス Ruler On Ice | 3セン 25.75倍 | J.ヴァルディヴィアJr | 2分30秒88 | 7戦【3-2-1-1】 米G3サンランドダービー 3着(11頭) |
2 | ステイサースティー Stay Thirsty | 3牡 17.20倍 | J.カステリャーノ | 3/4 | 8戦【2-3-0-3】 米G3ゴッサムS.1着(7頭) |
3 | ブリリアントスピード Brilliant Speed | 3牡 11.90倍 | 3J.ロザリオ | 1・1/2 | 10戦【2-2-3-3】 米G1ブルーグラスS.(12頭) |
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