ベルモントS.ではスタート直後、11番枠発走のイズントヒーパーフェクトが内に寄ったことにより、10番枠のムーチョマッチョマンが内に押され、さらに内の9番枠アニマルキングダムはヴェラスケス騎手が落馬しそうになる不利を受けていました。ヴェラスケス騎手は落馬こそしなかったものの、左の鐙がはずれたまま100mほど走ることになり、1コーナーに達したときには最後方からの競馬になってしまっていました。
下の動画の35秒頃から、スタートの様子を正面から見れます。左から2頭目がイズントヒーパーフェクトです。
ヴェラスケスはベルモントS.の翌日(日曜日)、マラージ騎手がケンタッキーダービーとプリークネスS.で騎乗したムーチョマッチョマンから下ろされたために、わざとムーチョマッチョマンの進路を妨害しようとした、と非難していました。
水曜日(15日)のレース前に、裁決委員と騎手が集まってビデオを確認し、マラージ騎手がスタート直後、まっすぐ馬を走らせる努力を怠ったと認定しました。その後、マラージ騎手とヴェラスケス騎手は10分ほど2人で話し、最後は握手をして別れています。
ヴェラスケス騎手は、「われわれはミスを犯します。いつまでもそれにとらわれず、前に進まなければなりません」「彼はただ不注意だっただけだと思います。単にすこし早く来すぎたのです」マラージ騎手は「(ヴェラスケス騎手は)私がわざとやったのではないと知ってくれました。故意ではなかったのです。これは競馬の一部、競馬の最悪の一面が現れてしまったのです。」
Belmont Stakes: Maragh gets 7-day suspension for careless riding | Daily Racing Form
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