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2011年2月24日木曜日

レイチェルアレクサンドラの初年度交配相手はカーリン、ゼニヤッタはバーナーディニと

09年米年度代表馬レイチェルアレクサンドラ Rachel Alexandra の初年度交配相手がカーリン Curlin に決まり、現地時間2月21日に種付けされました。どちらも現役時代はキャリア途中からジェス・ジャクスン氏にトレードされ活躍しており、カーリンも07,08年の米年度代表馬に選ばれています。

カーリン×レイチェルアレクサンドラの架空血統表
CurlinSmart StrikeMr.ProspectorRaise a Native
Gold Digger
Classy 'n SmartSmarten
No Class
Sherriff's DeputyDeputy MinisterVice Regent
Mint Copy
BarbarikaBates Motel
War Exchange
Racehl AlexandraMedaglia d'OroEl PradoSaddler's Wells
Lady Capulet
Cappucino BayBailjumper
Dubbed in
Lotta KimRoar*フォーティナイナー
Wild Applause
Kims BluesCure the Blues
Early Decision

ノーザンダンサーの5×5×5、ミスタープロスペクターの3×5、サーゲイロードの5×5×6がある。



また2010年の年度代表馬に輝いたゼニヤッタ Zenyatta は、初年度交配相手にバーナーディニ Bernardiniが選ばれ、現地時間2月23日に種付けされました。父エーピーインディのバーナーディニは初年度産駒がデビューした2010年に2頭の2歳G1勝ち馬を出し、種牡馬として上々のスタートを見せています。

バーナーディニ×ゼニヤッタの架空血統表
BernardiniA.P. IndySeattle SlewBold Reasoning
My Charmer
Weekend SurpriseSecretariat
Lassie Dear
Cara RafaelaQuiet AmericanFappiano
Demure
Oil FableSpectacular Bid
Northern Fable
ZenyattaStreet CryMachiavellianMr. Prospector
Coup de Folie
Helen StreetTroy
Waterway
VertigineuxKris S.Roberto
Sharp Queen
For the FlagForli
In the Offing

ミスタープロスペクターの5×4 などがある。

2011年1月19日水曜日

とうとうゼニヤッタが年度代表馬に

昨年のBCクラシックで2着するまで無敗の19連勝を続けたゼニヤッタ Zenyatta が2010年の米年度代表馬に選ばれました。投票の内訳はゼニヤッタ128票、BCクラシック勝ち馬ブレイム102票、ゴルディコヴァ5票、棄権1票、無投票2票でした。

Zenyatta Crowned Horse of the Year - BloodHorse.com

ゼニヤッタの経歴はゼニヤッタ - Wikipedia を見てもらうほうが詳しく書いてありますが。



08年はカーリンに年度代表馬を取られる
ゼニヤッタはデビュー3戦目のG2エルエンシノSを2008年の初戦に選ぶとこれを楽勝し3連勝、その後も連勝を続け、08年BCレディースクラシック(G1)も優勝して 08年を7戦7勝G1競走4勝の成績で終えました。

この年は前年07年にプリークネスS.やBCクラシックを優勝したカーリンが、08年もドバイワールドカップ、スティーブンフォスターH.、ウッドウォードSやジョッキークラブ金杯と王道G1競走を4勝しましたが、創設以来初めてオールウェザーコースで行われた BCクラシックで4着に敗れていました。

ゼニヤッタは通算9戦無敗の成績と、道中後方待機から直線だけで追い込んでくる競馬が人気を集めており、カーリンがBCクラシックで負けたことで、ゼニヤッタにもこの年の年度代表馬に選ばれる可能性がありましたが、投票の結果、前年の年度代表馬でもあったカーリンが153票の最多得票で2年連続で年度代表馬に選ばれました。ゼニヤッタは69票の次点でした。


09年は同じ牝馬のレイチェルアレクサンドラに奪われる
09年、ゼニヤッタは5月のG2ミレイディHから始動、これを勝つと無敗を続け、デビュー以来初めて牡馬相手のBCクラシックに出走すると、いつもどおり最後方の競馬から直線猛然と追い込んで突き抜け、史上初めて牝馬によるBCクラシック優勝を成し遂げました。09年は5戦5勝G1競走4勝し、通算14戦無敗としました。

しかし同年、アメリカにはもう1頭、優れた成績を挙げた牝馬レイチェルアレクサンドラ Rachel Alxandra がいました。レイチェルアレクサンドラはG1ケンタッキーオークスを同競走史上最大着差となる20馬身1/4差をつけて圧勝。続いて 3歳牡馬クラシック第2冠プリークネスS.に出走、ケンタッキーダービー馬マインザットバードに1馬身差をつけて勝利しました。牝馬がプリークネスS.を勝つのは85年ぶりのことでした。

レイチェルアレクサンドラはさらに3歳牝馬G1マザーグースS.を約20馬身差圧勝、再び3歳牡馬相手のG1ハスケル招待に出走すると同年のベルモントS.勝ち馬サマーバードに6馬身差をつけて優勝、古馬牡馬相手のG1ウッドワードS.も勝ってG1競走5連勝しました。

レイチェルはこの後、ブリーダーズカップ競走には出走せず、休養に入りました。レイチェルはケンタッキーオークスを勝ったあと、カーリンを共同所有していたジェス・ジャクスンらのグループに売却されていたのですが、ジャクスン氏はオールウェザーに使用されている化学物質が馬に悪影響を与えると主張しており、プリークネスS.を勝った直後にすでに「BC回避」を明言していたのでした。09年のブリーダーズカップは08年と同じサンタアニタ競馬場で行われ、ジャクスン氏がかたくなに拒んだのには、前年カーリンが敗れたこともあったと推測できます。

年度代表馬投票では、最強馬決定戦BCクラシック勝ち馬ゼニヤッタと、3歳牝馬ながら古馬牡馬相手のG1を勝つなど牡馬G1競走3勝を含むG1競走5勝を挙げたレイチェルアレクサンドラが有力視され、レイチェルアレクサンドラが130票を獲得し、99票のゼニヤッタを抑えて年度代表馬に輝きました。

ちなみにブリーダーズカップ創設以来09年までの26回のうち、BCクラシック勝ち馬がその年の年度代表馬に選ばれたのは12頭でした。このようにゼニヤッタは2年連続で年度代表馬を逃していたわけです。


2010年はブレイムとの争い
09年で引退するかと思われていたゼニヤッタは現役続行を表明、レイチェルアレクサンドラとの直接対決が期待され、直接対決の場合、1着賞金が250万ドル(当時のレートで 2億2500万円)という舞台が用意されたのですが、レイチェルが2010年の初戦に破れたことで、これを回避、結局このまま対決の機会はありませんでした。

ゼニヤッタは2010年初戦を勝つと、レイチェルが回避したアップルブロッサム招待S.に出走し、16連勝。これはシガーとサイテーション名馬2頭の持つ近代アメリカ競馬の実質的な連勝記録に並ぶものでした。ゼニヤッタは連勝を続け、10月の牝馬G1レディースシークレットを勝って19連勝としました。これはペッパーズブライトの連勝記録に並ぶもので、次のBCクラシックを勝てば近代以降のアメリカ競馬で史上初となる20連勝の達成が期待されていました。

しかしご存知の通り、ゼニヤッタはブレイム Blame の頭差2着に敗れました。勝ったブレイムは、スティーヴンフォスターH.、ホイットニーH.と古馬G1を連勝、前走ジョッキークラブゴールドカップ2着だったもののBCクラシックを勝ったことで米古馬王道路線をほぼ制圧。また、プリークネスS.およびハスケル招待H.と3歳主要G1を連勝したルッキンアットラッキーをBCクラシックで4着に負かしており、年度代表馬のタイトルはブレイムとゼニヤッタとで争われることになったのです。


牝馬G1競走4勝およびBCクラシック2着のゼニヤッタと、主要G1競走を3勝2着1回し、そのうち最強馬決定戦BCクラシックではゼニヤッタを負かしているブレイムというように 2010年の成績だけを比べると、年度代表馬争いはブレイム有利に思えますが、2010年の競馬ファンが最も注目していたのはゼニヤッタの動向であり、ゼニヤッタはほぼ完璧なパフォーマンスでそれに答えてきました。またゼニヤッタの過去3年間における競馬ファンへの貢献は、年度代表馬にふさわしく妥当な選出であったと考えます。


ちなみにブレイムは2010年限りで現役を引退、種牡馬入りしています。年度代表馬投票で5票を獲得したゴルディコヴァ(牝6歳、年齢は2011年現在)は欧州のマイラーで、2008-2010年のBCマイル(G1)3連覇。日本の年度代表馬を決める記者投票でもエリザベス女王杯を4馬身差圧勝したスノーフェアリーに1票入っていたのと同じようなものでしょう。2010年の欧州年度代表馬に選ばれたゴルディコヴァは、今年2011年も現役を続けてBCマイル4連覇を目指すとの事です。

2010年11月7日日曜日

2010年BCクラシック、ゼニヤッタ2着に敗れる。ブレイムが優勝、エスポワールシチーは10着

現地時間10月7日に行われたブリーダーズカップ・クラシックはブレイム Blame が優勝、注目のゼニヤッタ Zenyatta はアタマ差2着に敗れました。日本から遠征したエスポワールシチーは10着でした(12頭立て)。

昨年牝馬としては初めてこのレースを制した19戦無敗のゼニヤッタが、アメリカ近代競馬史上初の20連勝、および牝馬としては初めて(牡馬含めてもティズナウ以来となる史上2頭目)のBCクラシック連覇なるかが最大の注目点でした。


勝ったブレイムはこれで通算13戦9勝2着2回3着2回。BCクラシックのほかに、6月12日スティーヴンフォスターH.および8月7日ホイットニーH.とG1競走 2連勝し、当時重賞5連勝していた。G1戦2走を連勝して挑んだ前走10月2日のG1ジョッキークラブゴールドカップでは、ハイネスフィールド Haynesfield(BCクラシック11着)の逃げ切りを許し4馬身差2着だった。

(追記:ブレイムは BCクラシック優勝を最後に引退し種牡馬入りすることが決まりました。詳しくは「BCクラシック勝ち馬ブレイム引退」)


ゼニヤッタは昨年のBCクラシック以来6戦ぶりとなる牡馬との対戦。今年はこれまで牝馬限定G1競走5連勝中でした。ゼニヤッタはチャーチルダウンズ競馬場は初めての出走、一方ブレイムはスティーヴン・フォスターH.のほかに昨年のG2クラークH.勝ちがあるなど、チャーチルダウンズで4戦3勝3着1回の成績。経験の差がアタマ差につながったかもしれません。


2010年ブリーダーズカップ・クラシックのレース映像(英語)

レース展開
スタートはゼニヤッタが出遅れ気味。エスポワールシチーが内のクオリティロード Quality Road、ハイネスフィールド、ファーストデュード First Dude らと1,2コーナーで先頭争いをしているころ、ゼニヤッタはすでに先頭から15馬身以上離された最後方に位置し、ブレイムは7馬身差の7番手を進んでいました。

向こう正面でも4頭が5番手以降に6馬身ほどの差をつけてハイペースで先行し、5番手エッチド Etched から11番手プレザントプリンス Pleasant Prince まで7頭が5馬身差ほどの固まりで進む。ゼニヤッタはすこし差を詰めて2馬身差最後方を追走。

4コーナーでクオリティロードとファーストデュードが脱落し、直線入り口ではエスポワールシチーが先頭に立つが、すぐ後ろにはルッキンアットラッキーやブレイムが迫っており後続に飲み込まれる。エスポワールシチーはこの後ポジションを落とすだけで10着でフィニッシュしました。

ブレイムは4コーナーから直線で先頭に立つまで、内を選んだにもかかわらず、一度も前の馬に進路に入られることがなく進むことが出来ました。直線に入って狭いところを抜け出したブレイムをゼニヤッタがいつもの通り最後方からの直線勝負で追い上げましたが、いつもと違ったのはブレイムもゼニヤッタ並みの勝負根性を見せた、というところでしょう、やすやすとゼニヤッタが交わしていくはずの場面で、ブレイムは最後まで脚を伸ばしゼニヤッタに抜かせませんでした。ゼニヤッタがこの脚質で19連勝した事自体が奇跡ですが、ブレイムほどの実力馬にここまでスムーズに競馬をされると、さすがに差しきれなかった。


まだはっきりと発表されたことは一度もないですが、ゼニヤッタはこれが引退レースと考えられています。ただし、昨年BCクラシックを勝ったあと引退するはずだったのが、撤回され今年も現役を続けているので、引退が明言されるまで現役続行を期待するのも悪くないと思います。


3着は今年のG1ベルモントS.、G1トラヴァースS.いずれも2着だったフライダウン Fly Down。4着ルッキンアットラッキー Lookin' at Lucky は、プリークネスS.、およびハスケル招待H.と3歳G1競走を連勝し、前走3歳G2インディアナダービーも勝って3連勝で、ここは2番人気だった。

他にエスポワールシチーとともに先行した3頭は。今年2月のG1ドンH.を12馬身差圧勝、G1メトロポリタンS.優勝、ホイットニーH.でブレイムの頭差2着などがあるクオリティロード Quality Road は最下位12着。前走G1ジョッキークラブゴールドC逃げ切り勝ちハイネスフィールドは11着。今年プリークネスS.2着のほかにG1競走3着4回があるファーストデュードはいったん遅れたもののわずかに盛り返して8着に入りました。米G1実績がある先行馬も総崩れで、エスポワールシチーにとっても厳しいレースだったでしょう。

2010年10月3日日曜日

ゼニヤッタ、レディースシークレットS.を勝って19連勝

現地時間10月2日、米・ハリウッドパーク競馬場で牝馬限定G1レディースシークレットS.(オールウェザー8.5ハロン、約1700m)が行なわれ、昨年のBCクラシック勝ち馬ゼニヤッタ Zenyattaが勝ってとうとう19連勝達成、次走BCクラシックで米現代競馬史上初の20連勝を目指します。

19 Down, One Big One to Go for Zenyatta - BloodHorse.com

レディースシークレットS.で19連勝したゼニヤッタ
ゴール前で2着スイッチを交わすゼニヤッタ
レディースシークレットS.のレース映像。いつものとおり最後方で競馬するのがゼニヤッタ(動画予備1予備2)。


毎度毎度「今日は勝てないか」と思わせてから差しきるところがレースを見ていて楽しい。2着のスイッチ Switchは重賞2勝馬。強豪牝馬ブラインドラックがコティリオンS.に回ってくれたことでメンバーは楽でした。

ゼニヤッタはこの勝利でレディースシークレットS.3連覇。ヴァニティハンディキャップ、クレメント・L・ハーシュS.も3連覇しています。G1競走は13勝目。次走はブリーダーズカップ・クラシックの予定で、ティズナウ以来2頭目、牝馬としては初めての2連覇を目指します(昨年のゼニヤッタが牝馬初の勝利だったから当たり前ですが)。

上にリンクをはったブラッドホース誌の記事は「BCクラシックがゼニヤッタの最後のレースになる可能性がある」と紹介しています。ゼニヤッタがBCクラシックを勝てば無敗の20連勝。アメリカでのこれまでの記録はペッパーブライドの19連勝(ただしこの19勝はすべてニューメキシコ産牝馬限定戦)で、これを塗り替えることになります。引退レース?で達成できるか注目です。

ライバル候補は今度また記事にしようと思います。もちろんエスポワールシチーも出走予定です。

2010年6月14日月曜日

ゼニヤッタ、ヴァニティハンデも勝って17連勝

現地時間6月13日に米ハリウッドパーク競馬場で行われたヴァニティハンデキャップに16連勝中の牝馬ゼニヤッタが出走、2着セントトリニアンズに1/2馬身差をつけて優勝し、連勝記録を17に伸ばした。下にレース映像を貼り付けておきますが、場内の盛り上がり方がすごい。


ヴァニティハンデキャップのレース動画(YouTube)。外から2頭目の発走で、シャドウロールを装着し、道中最後方から競馬しているのがゼニヤッタ。



ヴァニティハンデキャップ/Vanity H.(オールウェザー9ハロン約1800m、牝馬限定G1、6頭)
1着ゼニヤッタ/Zenyatta(58.5kg)
2着セントトリニアンズ/St Trinians(54.4kg)
3着ザルナダ/Zardana(53.5kg)
4着ウィルオーウェイ/Will O Way(51.7kg)
5着ミスシルバーブルック/Miss Silver Brook(50.8kg)
6着チェリーブロッサムミス/Cherryblossommiss(50.8kg)

2着のセントトリニアンズは2月のサンタマリアH.で軽量を活かし、前年のBCレディースクラシック(G1)勝ち馬ライフイズスウィートを負かしていた。3月に出走した牡馬相手のG1サンタアニタH.は1着から約7馬身差の6着(14頭立て)だった。


セントトリニアンズから6馬身差の3着にはザルダナが入った。ザルダナは3月のニューオーリンズレディースS.でレイチェルアレクサンドラを破って1着。次走4月のラトロワンヌS.では1着アンライヴァルドベルおよび2着レイチェルアレクサンドラから13馬身はなされた5着だった。



ゼニヤッタはこれで17連勝。アメリカには19連勝のペッパーズブライトがいるが、こちらはニューメキシコの下級条件・ニューメキシコ産馬限定レースにしか出走しておらず、実質的にはシガーやサイテーションの16連勝が連勝記録として扱われている。ゼニヤッタは前走アップルブロッサム招待ステークスに勝って、デビュー以来無敗の16連勝としていた。


サイテーションは1948年の米3歳クラシック三冠などを含む16連勝、シガーのそれはBCクラシックやドバイワールドカップなどを含んでおり、牡馬相手のレースをしたのは昨年09年のBCクラシックだけのゼニヤッタの記録は少し見劣りするかなという気がしないでもないですが、牝馬初のBCクラシック制覇などはもちろん立派です(過去記事参照「アメリカ競馬の連勝記録」)。



ゼニヤッタはこれでヴァニティH.3連覇。次走は未定だが、6月9日付けの記事でゼニヤッタを管理するシレフス調教師は、今年夏の目標にゼニヤッタが2連勝中のクレメント・L・ハーシュS.(Clement Hirsch、8月7日)を挙げている。7月10日のハリウッドゴールドカップ(G1)については、ヴァニティハンデから間隔が短すぎると答えているから、クレメントハーシュS.に直行の可能性が高そう。


ゼニヤッタのスライドショー(全49枚の画像)

2010年4月27日火曜日

ゼニヤッタの次走はヴァニティハンデキャップが有力か

ゼニヤッタの次走はヴァニティハンデキャップの可能性が高そうです。08年、09年と連勝しているこのレースで、17連勝を達成できるか注目の1戦です。

Zenyatta headed to Vanity Handicap - NTRA

ゼニヤッタを管理するシレフス調教師は、他の次走候補だったチャーチルダウンズ競馬場で行われるスティーヴンフォスターH.について「ハンデ戦に出るために東海岸まで輸送する理由がない」として、ヴァニティH.を選択する理由にしています。


GI ヴァニティH. は、日本時間6月14日に行われます。ハリウッドパーク競馬場オールウェザー約1800m(9ハロン)の牝馬限定戦。賞金総額は25万ドル。1着賞金は15万ドル。ゼニヤッタは08年09年とこのレースを連勝しており、昨年は 58.5kgを背負って2・1/2馬身差での優勝でした。


ハリウッドパーク競馬場では、ゼニヤッタの出走が決まったことでヴァニティハンデ当日にイベントを開催する予定で、入場者には首振り人形のプレゼント企画があるそうです。

2010年4月13日火曜日

ゼニヤッタの次走は早くて6月?

アップルブロッサム招待ステークスに勝って16戦16勝としたゼニヤッタ / Zenyatta の次走について、次の3レースが有力候補に挙がっています。この中で開催が最も早いのは 2010年6月12日です。すこし間隔をとるようですね。

スティーヴンフォスターハンデキャップ Stephen Foster Handicap
ヴァニティハンデキャップ Vanity Handicap
ハリウッドゴールドカップ Hollywood Gold Cup

いずれもハンデ戦の GI レースです。


Zenyatta could run next in Churchill's Foster - NTRA.com


スティーヴンフォスターハンデキャップ 6月12日(日本時間6月13日)
チャーチルダウンズ競馬場ダート9ハロン(約1800m)、3歳以上牡牝混合、総賞金60万ドル

今年のブリーダーズカップはチャーチルダウンズ競馬場で開催されます。BC を今年の最終目標にしているゼニヤッタですが、チャーチルダウンズ競馬場は未経験のため本番前に一度走っておきたい競馬場と言える。ゼニヤッタの父ストリートクライも2002年のこのレースに優勝しているので、父娘制覇もかかっています。



ヴァニティハンデキャップ 6月13日(日本時間6月14日)
ハリウッドパーク競馬場オールウェザー9ハロン(約1800m)、3歳以上牝馬限定、総賞金25万ドル

次走候補の3レースの中では牝馬限定ですし、ゼニヤッタは08年09年と2連覇しているため、手堅く17戦17勝とするならヴァニティーH.と行きたいところですが、管理するシレフス調教師は斤量に懸念を表明しています。昨年出走したときには 58.5kgを背負わされながら、2・1/2馬身差で優勝、さらに昨年は BC クラシックにも優勝したので今年はもっと重くなるかもしれないということでしょう。



ハリウッドゴールドカップ 7月10日(日本時間7月11日)
ハリウッドパーク競馬場オールウェザー10ハロン(約2000m)、3歳以上牡牝混合、総賞金50万ドル

このレースについてもシレフス調教師はハンデに問題があると話しています。チャーチルダウンズ競馬場とハリウッドパーク競馬場ではハンデの決め方に違いがあるんですかね? また、前走を勝った直後にシレフス調教師が 9ハロンのレースを中心に考えている、としていたので、10ハロンのこのレースが挙がっているのは意外です。ゼニヤッタが10ハロンのレースに出走したのは16戦中昨年の BC クラシックだけで、それ以外はすべて9ハロン以下のレースでした。もちろん今年も BC クラシックに出走するなら10ハロンが嫌だとは言えないわけですが、クラシックに出るとは確かまだ明言されていないので。



というわけで、スティーヴンフォスターH.が最有力かなと思うのですがどうでしょう。ちなみに結局アップルブロッサムに出走せずゼニヤッタと対戦できなかったレイチェルアレクサンドラは、現在チャーチルダウンズ競馬場で調整中です。レイチェルの次走についてはまだ未定ですが、レイチェル陣営が嫌うオールウェザーコースでもないので、案外このレースで直接対決が実現するかもしれません。

2010年4月11日日曜日

アメリカ競馬の連勝記録

日本時間4月10日、アメリカ・オークローンパーク競馬場で行われたアップルブロッサム招待ハンデキャップゼニヤッタが優勝して、デビューから無敗の16戦16勝としました。連勝記録"16"はサイテーションシガーに並ぶものです。





ゼニヤッタの次走は未定。陣営は1800mの GI レースを中心に使い、最終的にはブリーダーズカップを目標にしているようです。レイチェルアレクサンドラと対決する機会があれば喜んで参戦するとも話している。



ところでわたしは以前、過去記事「レイチェルアレクサンドラ、ゼニヤッタとの対戦を回避」の中で
「アップルブロッサム招待S.でゼニヤッタが、シガーとサイテーションとの現代アメリカ競馬における最高連勝記録『16』に並ぶ挑戦」
と書きました。しかし、この16連勝という数字は注釈付きの連勝記録と言えます。というのは、2008年にペッパーズプライドなる馬がアメリカの競馬で無敗の19連勝を達成しているからです。ただし、ペッパーズプライドの19勝はすべて"ニューメキシコ州産の牝馬限定"レースで挙げたもので、重賞競走には出走していません。そのため近代アメリカ競馬の連勝記録といえば、記録上はペッパーズプライドの19連勝に言及されるものの、実質的には米クラシック3冠馬サイテーションや、ブリーダーズカップ・クラシックやドバイワールドカップを勝ったシガーの16連勝が参照されるというわけです。


BloodHorse は、ゼニヤッタの16連勝を伝える記事の中で、近代アメリカ競馬の連勝記録としてサイテーション、シガー、ミスターフリスキーの連勝記録"16"を、特定の州産馬限定競走を含まないものとして紹介してます。また、16連勝があるハロードドリームス(Hallowed Dreams)を「その勝利にルイジアナ州産限定競争を多く含むが」という記述付きで紹介、またペッパーズプライドの19連勝を、これも前述通り「ニューメキシコ州産馬限定レースばかりだが」と紹介しています。


サイテーション(Citation)の連勝記録
サイテーションはメリーランド州で1945年に生まれた競走馬。1948年に米3歳クラシック3冠馬となる。サイテーションの16連勝にはこの3冠が含まれる。デビュー以来5連勝⇒2着1回⇒7連勝⇒2着1回⇒16連勝というもの。16連勝には他に当時の秋の最強馬決定戦ジョッキークラブゴールドカップやピムリコスペシャルS.も含まれる。ピムリコスペシャルは出走馬の回避が続出し、サイテーションの単走レースとなった。


ちなみに、米3歳クラシック第2戦プリークネスS.とピムリコスペシャルS.とは同じピムリコ競馬場ダート9・1/2ハロンで開催されているが、当時の馬場状態や計時の正確性は不明なものの、サイテーションは単走だったピムリコスペシャルの方が速いタイムで走っている。
他の成績は、サイテーション - Wikipedia参照。



シガー(Cigar)の連勝記録
1990年生まれ。デビュー当時は芝のレースを中心に使われ11戦1勝。しかし NYRAマイルハンデキャップで久しぶりにダートを使われると圧勝。ここから連勝が始まり、ブリーダーズカップ・クラシックやドバイワールドカップなど GI 11勝を含む16連勝。サイテーション以来半世紀ぶり、グレード制導入後では初となる16連勝を達成した。
シガー - Wikipedia



ミスターフリスキーの連勝記録
フロリダ産の競走馬。(おそらくプエルトリコでデビューし)1989年、プエルトリコの最優秀外国産2歳馬と年度代表馬に選ばれた。プエルトリコ時代には7ハロン(約1400m)戦で2度のコースレコードと1度のコースレコードタイ記録を出している。このあとケンタッキーダービー制覇を目指して渡米(この時点でおそらく13連勝)。アメリカでの初レース、San Vicente S.優勝。その後、GII サンラファエルS.、GI サンタアニタダービーも勝って16連勝を達成する。16戦16勝という成績でケンタッキーダービーに出走するが、1番人気8着に終わった。次走プリークネスS.は3着など。この後、瀕死の重傷から復帰したものの2戦して未勝利で引退した。
Mister Frisky - Wikipedia



ハロードドリームスの連勝記録
ハロードリームスの16連勝はいずれもルイジアナ州の競馬場で挙げたもの。おそらくその多くがルイジアナ州産馬限定競走だが、よく分からない。17連勝を目指して、これもルイジアナ州のレースに出たが3着に敗れた。その後再び連勝を始め、通算22勝目はテキサス州ローンスターパーク競馬場の"Valid Expectations Stakes" で挙げている。これは非重賞ではあるが、総賞金10万ドルのレースだからアメリカのレースでは高額な方である。



ペッパーズプライドの連勝記録
ペッパーズプライド - Wikipedia参照

2010年4月10日土曜日

ゼニヤッタが出走したアップルブロッサムのレース映像(YouTube)

日本時間4月10日に行われたアップルブロッサム招待ハンデキャップ(GI)のレース動画です。まだ結果をご存じない人もいるでしょうから動画だけおいておきます。手前から2頭目の発走で、道中最後方を追走しているのがゼニヤッタです。

2010年4月8日木曜日

ゼニヤッタの出走するアップルブロッサムは5頭立てに

米オークローンパーク競馬場で4月9日(日本時間4月10日)に行われるアップルブロッサム招待ハンデキャップの出走馬が決まりました。デビュー以来、無敗の16連勝を目指すゼニヤッタの他に4頭が出走する予定です。

Zenyatta Faces Only Four in Apple Blossom - BloodHorse


BloodHorse の記事冒頭に「このレースがどんなメンバーで行われるか、1ヶ月前の考えと比較すると、実際の出走馬にはがっかりさせられた」とありますが、たしかにそのとおり。もちろんゼニヤッタがいるだけで北米では4月最大の注目レースと言ってもいいですが、本来なら(ニューオーリンズレディースステークスで負けていなければ)レイチェルアレクサンドラも出走していたわけですからね。さらに、レイチェルに勝ったザルナダは出走せず、ベネズエラ最強牝馬牝馬バンベラもケガで回避と寂しいメンバーになりました。


Apple Blossom Invitational Handicap(GI、ダート1800m、4歳以上牝馬限定)
日本時間4月10日午前8時25分頃の発走予定。
馬番馬名性齢騎手斤量調教師
1Be Fair4牝C.H.Borel54.4kgD W Lukas
2Taptam5牝M.C.Berry53.5kgW B Calhoun
3War Echo4牝S.Bridgmohan54.4kgS M Asmussen
4Zenyatta6牝M.E.Smith55.8kgJ A Shirreffs
5Just Jenda4牝T.J.Thompson54.4kgC Jones


1番 ビーフェア / Be Fair(13戦4勝3着1回、血統
前走3月4日、オークローンの一般戦で1着。昨年8月の Lake George S.(GIII、サラトガ競馬場ダート1800m)以来の勝利だった。また、昨年のケンタッキーオークスではレイチェルアレクサンドラの24馬身差4着。GI レースには7回出走しているが3着以内の経験はない。


2番タプタム / Taptam(24戦8勝2着3回3着3回、血統
今年 Pippin S.(一般戦、ダート1700m)に優勝(ビーフェアが3着)。重賞初出走だった3月のアゼリS.(GIII、オークローンパーク競馬場ダート1700m)で1着から14馬身差の最下位9着だった。アップルブロッサムが初めての1800m戦。


3番ウォーエコー / War Echo(10戦4勝3着2回、血統
レイチェルアレクサンドラの調教師スティーヴ・アスムッセンの管理馬。08年10月、フリゼットステークス(GI、ベルモントパーク競馬場ダート1600m、2歳牝馬)で4着。11月ゴールデンロッドS.(GII、チャーチルダウンズ競馬場ダート1700m、2歳牝馬)でレイチェルアレクサンドラから12馬身差3着。09年2月にシルヴァーバレットデイS.(GIII、フェアグラウンズ競馬場ダート1700m)1着。12月レーシングデイリーフォームディスタフS.(オープン、フェアグラウンズダート1800m)1着。前述アゼリS.では7・1/2馬身差の5着だった。今年は他に一般戦を3着しているだけで未勝利。


4番ゼニヤッタ / Zenyatta(15戦15勝、血統
昨年ブリーダーズカップ・クラシック優勝。牝馬による BC クラシック優勝は初めてだった。今年初戦の前走3月のサンタマルガリータ招待ハンデキャップ優勝。アップルブロッサムにも勝てば90年代の名馬シガーに並ぶ16連勝になる。


ダート馬場への出走は実に12戦ぶりだが、その12走前のダート戦が2年前のアップルブロッサムである。当時は4・1/2馬身差で1着。これはゼニヤッタが2着につけた最大の着差でもある。


5番ジャストジェンダ / Just Jenda(13戦6勝2着1回3着2回)
重賞2勝馬。ゼニヤッタ以外では唯一、重賞を複数回勝っている。09年3月ハニービーS.(GIII、オークローンパーク競馬場ダート1700m、3歳牝馬限定)優勝。このときビーフェアが4馬身差4着。8月にモンマスオークス(GIII、モンマスパーク競馬場ダート1700m、3歳牝馬限定)4・1/4馬身差1着。また09年4月にはファンタジーS.(GII)でレイチェルアレクサンドラから約12馬身差の3着がある。GII 戦は少なくとも3回走って3,4,5着。前述アゼリS.で6・1/2馬身差4着。

2010年3月14日日曜日

ゼニヤッタ、2010年初戦サンタマルガリータ招待ハンデも優勝(レース映像あり)

昨年09年のブリーダーズカップ・クラシックを牝馬として初めて優勝したゼニヤッタがサンタマルガリータ招待ハンデ(GI、サンタアニタ競馬場オールウェザー1800m、4歳以上牝馬限定戦)に出走しました。ゼニヤッタの2010年の初戦でしたが、危なげなく勝利して通算15戦15勝(GI 9勝)とし、4月9日に行われる予定の、09年米年度代表馬レイチェルアレクサンドラとの初対戦に向けて順調なスタートを切りました。


サンタマルガリータ招待ハンデキャップ Santa Margarita Invitational H. (gr. 1)でゼニヤッタは最も重い 57.6kgの斤量で出走、その次に重い Striking Dancer(11戦4勝、GII 1勝)が 52.2kgとハンデ差が心配材料だったものの、いつもどおり後方のレースから直線内を割って抜け出し、2着のダンストゥマイチューンに1馬身1/4差をつけて快勝しました。


YouTube からのレース映像。外枠のシャドーロール装着馬がゼニヤッタ。

ニューオーリンズレディースステークスとサンタマルガリータ招待ハンデキャップの出走馬

レイチェルアレクサンドラが出走するニューオーリンズレディースステークスと、ゼニヤッタが出走するサンタマルガリータ招待ハンデキャップについてです。レースはネットで中継されます。詳しくはひとつ前の記事「NTRA.com で生中継、レイチェルとゼニヤッタの今年初戦」をご覧下さい。


ニューオーリンズレディースステークス New Orleans Ladies S.
フェアグラウンズ競馬場ダート1700m、4歳以上牝馬限定戦
賞金総額20万ドル(約1800万円)、グレードなし
出走馬 09年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラが出走(2番枠)
1.Fighter Wing53.1kg牝513戦4勝
2.Rachel Alexandra55.8kg牝414戦1勝(GI 5勝)
3.Zardana (BRZ)54.9kg牝617戦7勝(GII 1勝)
4.Unforgotten53.1kg牝631戦5勝(GII 2着1回)
5.Clear Sailing53.1kg牝44戦3勝



サンタマルガリータ招待ハンデキャップ Santa Margarita Invitational H. (gr. 1)
サンタアニタ競馬場オールウェザー1800m、4歳以上牝馬限定戦
賞金総額25万ドル(約2250万円)
出走馬 09年のブリーダーズカップ・クラシック勝ち馬ゼニヤッタが出走(8番枠)
1.Dance to My Tune50.3kg牝626戦4勝
2.Pretty Katherine50.3kg牝414戦3勝
3.Made for Magic50.3kg牝528戦6勝
4.Pretty Unusual51.3kg牝414戦3勝(GII 1勝)
5.Striking Dancer52.2kg牝411戦4勝(GII 1勝)
6.Powerofvoodoo49.0kg牝643戦2勝
7.Gripsholm Castle50.8kg牝4米5戦2勝(英4勝)
8.Zenyatta57.6kg牝614戦14勝(GI 8勝)
9.Floating Heart50.3kg牝49戦3勝(GII 3着1回)

ゼニヤッタは斤量差が気になるが、勝ってくれるでしょう。

2010年3月13日土曜日

NTRA.com で生中継、レイチェルとゼニヤッタの今年初戦

現地時間3月13日に行われるレイチェルアレクサンドラゼニヤッタの今年初戦が、全米サラブレッド競馬協会 NTRA のウェブサイト、NTRA.com でライブ配信されます。日本時間3月14日午前8時から1時間の放送予定で、レイチェルアレクサンドラが出走するニューオーリンズレディースステークスが午前8時15分頃から、ゼニヤッタが出走するサンタマルガリータ招待ハンデキャップが8時35分ごろの発走です。

Watch Rachel, Zenyatta live on NTRA.com

NTRA Live! と名づけられたこの配信をみるには、NTRA のアカウントを作成する必要があるようです(無料)。上のページに下の画像があるので、すでにアカウントがある場合は"Click here to enter NTRA Live"からログインを、アカウントをまだ持っていない場合は、https://www.ntra.com/register/index/から登録してください。




NTRA のアカウントを持っていない場合、https://www.ntra.com/register/index/からアカウントを作成します。次の画像のようなページにいくので、
Login Name ⇒ 好きに決めてください、ユーザー名のことです。
First Name、Last Name ⇒ 名、姓
E-Mail ⇒ メールアドレス、右は確認用にもう一回入力
Password ⇒ パスワードを決めます、右は確認用にもう一回入力
Zip Code ⇒ 日本の郵便番号を入れるとエラーではじかれるので、適当に"10001"と入れておけばいいです
Cell Phone ⇒ 入力不要
画像に表示されている文字列をその下の入力欄に記入します。

その下のチェックボックスは、上が「NTRA からお知らせメールを受け取るときは、画像を使わないテキストだけのメールが良いです」、下は「携帯電話の SMS にお知らせを送ってください」です。(オススメは上だけチェックを入れて)"Continue"をクリックします。


次は NTRA のサービス選択画面です。NTRA Live! の映像を見るだけなら有料プランに加入する必要は(おそらく)ありません。最初から付いている左のチェックだけを確認して、"Continue"をクリックします。


あとは、アカウントを有効化するために、登録したメールアドレス宛へ送られてきたアドレスをクリックして完了です。NTRA Live! のページには日本時間3月14日午前8時から、このページの大きな"Live!"をクリックして入れるようです。

2010年2月27日土曜日

最下位10着でも1000万円

4月9日に行われるアップルブロッサムインビテーショナル(Apple Blossom Invitational)の賞金配分についてです。


アップルブロッサムは、09年のブリーダーズカップ・クラシックの勝ち馬ゼニヤッタと09年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラとの初めての対戦が行われる予定です。この両牝馬が出走してきた場合、このレースの総賞金は通常の50万ドル(4500万円、1ドル=90円として)から500万ドル(4億5000万円)に引き上げられます。

10頭立てで行われるアップルブロッサムのこの賞金は、1着馬が半分の2億2500万円を、2着馬が9000万円、3着馬が4500万円、4着馬が2700万円、5着馬が1800万円、6着以下10着までがそれぞれ1000万円という具合に配分されます。

Oaklawn to pay $5-million purse through tenth place - Thoroughbred Times

アップルブロッサムは牝馬限定戦の GI レースです。2頭の出走を誘致するために賞金を引き上げたとはいえ、10着まで最低でも1000万円というのは破格の数字。たとえばレイチェルアレクサンドラはここまで、GI 5勝(牡馬 GI 3勝)、GII 3勝をあげていますが、それで稼いだ賞金は約2億2000万円と日本では考えられない少なさです。この賞金に魅かれたのか、ゼニヤッタとレイチェルを実質的に除く残り8頭の出走枠に(1,2着に入る可能性はかなり低いにもかかわらず)45頭が登録したようで、フルゲートで行われる見込みです。

Apple Blossom Invitational 公式サイト

2010年2月12日金曜日

4月9日に決定、ゼニヤッタ対レイチェルアレクサンドラ

09年のブリーダーズカップ・クラシックに勝ったゼニヤッタと、同年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラの2頭の牝馬の初対戦が、4月9日のアップルブロッサム招待H.(GI)で実現することに決まりました。

Rachel Vs. Zenyatta Showdown is Back On

すこし前にアップルブロッサムを開催するオークローン競馬場が、2頭が出走した場合、賞金総額を50万ドルから500万ドルにすることを表明、ゼニヤッタ陣営は出走を決めたのですが、レイチェル陣営は復帰は早くて3月中旬になりそうで、そこからアップルブロッサムを使うには「間隔が短すぎてフェアでは無い」としていました。


レイチェル陣営の意見を受けてオークローン側がアップルブロッサムを当初の4月3日から9日に遅らせることを提案、ゼニヤッタ、レイチェルアレクサンドラ両陣営が出走を承諾し、初対戦が実現することになったというわけです。


アップルブロッサムはダート1800mで行われる予定。ゼニヤッタはオールウェザー中心に、レイチェルアレクサンドラはダートのみを使われてきたので、ダート開催というのはレイチェルに有利とも考えられますが、一方でゼニヤッタは08年のこのレースを自身最多の着差(4馬身)で圧勝しています。また09年にはミレイディH(GII)にも優勝し、ダートでも2戦2勝です。

私はレイチェルアレクサンドラが勝つと思います。

2010年2月11日木曜日

レイチェルアレクサンドラのオーナー、ゼニヤッタと3連戦を提案

09年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラと、09年のBCクラシック勝ち馬ゼニヤッタとの最強馬対決に注目が集まっていますが、レイチェルアレクサンドラのオーナー、ジェス・ジャクスンがゼニヤッタとの3連戦を提案しました。ただし同時に、2頭の出走を条件に賞金が500万ドルまで引き上げられることが提案されている4月のアップルブロッサムステークスへの出走には難色を見せており、アップルブロッサムS.へゼニヤッタを出走させることを決めているゼニヤッタのオーナー、ジェリー・モスを困惑させています。

Rachel Alexandra Won't Run in Apple Blossom

09年の米年度代表馬レイチェルアレクサンドラの主要オーナーが、「レイチェルをゼニヤッタとアップルブロッサム(GI)で対戦させることは無い」と語った。しかし、2頭の最強牝馬が集う3連戦を計画していることを明かした。

ジェス・ジャクスンは、「NTRA(全米サラブレッド競馬協会)のトップと協議中で、ゼニヤッタのオーナーと詳細を決める機会を望んでいる」と話した。

2月10日に発表したプレスリリースのなかでジャクスンは、調教のスケジュールとレースの日程、および賞金額がまとまれば、3連戦が実現するだろうとしている。

「ファンもメディアも2頭について話している」とジャクスンは話す。「私も含めて全員がレイチェルとゼニヤッタとの対戦を見たいと思っている。わたしは、1戦だけに限らず、今年中に数回見れたらいいと思っている」「われわれは NTRA のトップ、アレックス・ウォルドロップに、調教スケジュール、レーススケジュール、賞金額、その他もろもろについて調整してほしいと話している。クラシック3冠に匹敵するような3連戦を組んで合意したい」

ジェリー・モス(妻のアンとゼニヤッタを共同所有する)はジャクスンが発表した提案に驚いた様子を見せ、AP通信に「彼が何を話しているのかわからない。3連戦? どこで、いつやるんだ?」と話した。

オークローン競馬場は1週間前に、レイチェルアレクサンドラとゼニヤッタの2頭が出走するならという条件付で4月3日に行われるアップルブロッサム(GI)の総賞金を50万ドルから500万ドルに増額することを発表している。

モスはAP通信との電話インタビューに「(レイチェル陣営が)アップルブロッサムに出走させようとしないのは恥ずべきことだ」「一方で、『別のプランがあるんだ。3連戦を提案したい。当然でてくれるよね』と言われても、今まで一言も相談されてもいない(のだからどうすればいい?)。実際なんと言えばいいのか分からない」

モスは、ゼニヤッタが3月13日のサンタマルガリータH.(GI)に出走する予定は変わらない、その後アップルブロッサムに行く予定だ、と話した。

「その次のことを考えるのは、アップルブロッサムが終わってからだ」とモスは話す。チャーチルダウンズ競馬場で11月5日6日に行われるブリーダーズカップが目標であり、「ブリーダーズカップこそ名誉あるレースだ。BCでチャンピオンが決定されるべきだ」と付け加えた。


ジャクスン陣営はアップルブロッサムを問題外だと考えている。

「(ゼニヤッタとの対戦という)ハイレベルの戦いであることや、歴史的一戦であることを考えると、4月3日というのは好ましくない、とジャクスンに伝えてある」と調教師のスティーヴン・アスムッセンは話した。「(レイチェルの)6ヶ月の休養のあと、この対戦にふさわしいレベルに調教を行うには時間が必要だ。すべてがスケジュールどおりに進み、天候のせいで遅れが出ないとしても、前哨戦を戦えるのは3月中旬になってから、というのが妥当なところだ。そのあと中2週でゼニヤッタと対戦せよというのはフェアではない」


レイチェルアレクサンドラは、牝馬としては1924年の Nellie Morse 以来となる牡馬クラシック第2冠プリークネスステークス(GI)制覇を成し遂げた。負かした相手には同年のケンタッキーダービー馬マインザットバードも含まれている。レイチェルは09年、牡馬混合 GI 3戦を含む出走全レースに勝利している。

ゼニヤッタは牝馬としては史上初めてブリーダーズカップ・クラシックに優勝、14戦して全勝している。

NTRA の CEO、ウォルドロップはジャクスンの声明の後に自身も声明を発表し、「NTRA はレイチェルアレクサンドラとゼニヤッタとの対戦、またはシリーズ戦を実現させるために、あらゆる努力を続ける。2頭の関係者と引き続き前向きに協議するつもりだ」としている。

2010年2月4日木曜日

ゼニヤッタ、2010年3月13日に今年初戦か

09年の BC クラシックを制した牝馬ゼニヤッタ / Zenyatta について、3月13日にサンタアニタ競馬場で行われるサンタマルガリータハンデキャップ(GI、1800m)に出走することが検討されているようです。

Zenyatta Could Run in San Margarita Handicap

サンタマルガリータH.は、4歳以上の牝馬限定戦。オールウェザーコースで施行されます。ゼニヤッタが出走するかどうかはハンデ次第のようです。


しかし、この時期のアメリカ国内のレースが候補に挙がっているということは、ドバイ・ワールドカップ出走はもうぜんぜん考えていないということなんでしょう。

2010年1月17日日曜日

ゼニヤッタ、2010年も現役続行

09年のブリダーズカップ・クラシックを史上初めて牝馬として優勝した米最強牝馬ゼニヤッタが、2010年も現役を続行するようです。オーナーのジェリー・モスが続行を決定し、調教師が発表しました。

Zenyatta to Run in 2010 - BloodHorse.com

ゼニヤッタは3歳11ヶ月になってデビュー。09年10月(5歳)のレディーズシークレットS.(GI)まで牝馬限定戦だけを走り、GI 7勝を含む13戦全勝。11月のブリーダーズカップは前年に勝利していた BCレディーズクラシック(GI)ではなく、初の牡馬相手となる BC クラシックに出走し、これを見事勝利(動画は下にあります)。通算14戦14勝(GI 8勝)の無敗のまま引退すると見られていました。


しかし、今年1月になってもゼニヤッタが調教をしていることが話題になるなど、現役続行に対して憶測がありましたが、16日にオーナーの決定が発表されたというわけです。


ゼニヤッタの現役続行で、アメリカのもう1頭の最強牝馬レイチェルアレクサンドラとゼニヤッタとの対戦が実現する可能性がでてきました。ゼニヤッタ陣営の一人は「その対決こそ、みんなが見たいと思っていることだろう」と前向きな姿勢を示しました。


レイチェルアレクサンドラは09年、牝馬としては85年ぶりに米牡馬クラシック第2戦プリークネスステークスを勝利。ハスケル招待ハンデでは、同年のベルモントS.馬サマーバードを6馬身差の2着に退けて再び牡馬相手に GI 勝利。さらに、古馬牡馬との初対戦になったウッドワードステークスも、他の先行馬が全滅する厳しい流れを逃げ切って勝利しました。

ただしブリーダーズカップ・クラシックは、レイチェルのオーナーが、09年 BC を開催したサンタアニタ競馬場が使用する人工馬場の安全性に疑念を持っており、回避しました。09年は8戦8勝、GI 5勝、うち牡馬混合 GI が3勝という実績で、09年の米年度代表馬がゼニヤッタとレイチェルのどちらになるのか注目を集めています。

09年の米年度代表馬は1月18日に選出予定です。

ゼニヤッタが3月のドバイ・ワールドカップに参戦するかは明言されませんでした。またゼニヤッタの復帰次期は未定。レイチェルアレクサンドラは今年3月か4月に初戦を走ると発表されています。




09年ブリーダーズカップ・クラシックの映像(YouTube)。ゼニヤッタは内から4頭めの発走。緑の勝負服と帽子。シャドウロール装着。


レイチェルアレクサンドラが勝った09年ウッドワードS.の映像(YouTube)。3番枠スタートの黄色の勝負服がレイチェル。

2009年11月8日日曜日

BC クラシックはゼニヤッタが勝利(レース映像あり)

Zenyatta winner Breeder's Cup Classic '09

日本時間11月7日、米サンタアニタ競馬場でアメリカ競馬の祭典ブリーダーズカップ / Breeder's Cup が行われ、BC クラシックは13連勝中だった牝馬、ゼニヤッタ / Zenyatta が 2分00秒62 で優勝した。牝馬が BC クラシックを優勝するのは 1984年のレース創設以来これが初めて。

ゼニヤッタ - Wikipedia

ゼニヤッタは内から4頭めの発走。緑の勝負服と帽子。シャドウロール装着。


ゼニヤッタはこれで14戦14勝。GI 通算8勝。これまで牝馬限定戦のみの勝利だったが、初の牡馬相手に BC クラシックを勝利したことで、昨年は逃した米年度代表馬の座にぐっと近づいた。

2着はジオポンティ / Gio Ponti。今年3月のフランク・E・キルローマイルH(芝8f)で GI 初勝利を挙げたあと、アーリントンミリオンS(芝10f)まで芝の GI を4連勝した。前走ジョーハーシュターフクラシック招待ステークス(GI、芝12f)は2着だった。16戦9勝2着4回(BC クラシック含む)。

3着はイギリス馬のトワイスオーバー / Twice Over。前走の英チャンピオンS.(GI、芝10f)1着で GI 初勝利。

4着は今年のベルモントS.(12f)、トラヴァースS.(10f)、ジョッキークラブGC(10f)とダート GI 3勝のサマーバード / Summer Bird。


というわけで、今年もオールウェザーで行われた BC クラシックは、1着馬こそオールウェザーを主戦場にしていたゼニヤッタでしたが、2着はアメリカ芝路線の馬、3着は英国からの遠征馬、そのあとの4着に米ダート路線最強クラスのサマーバードとなり、昨年の欧州馬ワンツーと同じように、オールウェザーコースの芝馬に有利な傾向を示した結果といえるでしょう。今度オールウェザーで BC が行われる年には日本馬も積極的に遠征してもらいたいです。