フルールドリスハンデキャップのレース動画(YouTube から)。外から2頭目の発走がレイチェルアレクサンドラ。
フルールドリスH.(5頭立て)
1着レイチェルアレクサンドラ
2着ディスティンクティヴディキシー/Distinctive Dixie
3着ジェシカイズバック/Jessica Is Back
レース映像どおり、直線で後続をぐんぐん引き離し、2着のディスティンクティディキシーに10-1/2馬身差をつける圧勝。これで今年初勝利を挙げ、昨年最後に出走した9月のウッドワードステークス以来の勝利です。レイチェルは09年、プリークネスステークス、ハスケル招待ハンデ、ウッドワードS.と牡馬相手のG1 を3勝していたが、今年に入ってからは牝馬限定戦を2走し、ニューオーリンズレディースステークスでダート初出走のザルダナの、また次走G2ラトロワンヌS.ではアンライヴァルドベルのそれぞれ2着に敗れていた。
ただしレイチェルアレクサンドラ完全復活という印象はまだ無い。というのもフルールドリスH.2着のディスティンクティヴディキシーは、レイチェルの前走ラトロワンヌS.にも出走しており、そのときはレイチェルから13馬身差後方でゴールしていた相手。今回レイチェルは一頭抜け出したことで最後までいっぱいに走っていないから、13⇒10馬身と差が詰まったのはしょうがないとしても、前走より弱い相手に前走と同じだけ走った結果として勝つことができたとも言えるからです。
またフルールドリスH.と同日行われたG1オグデンフィップスH.(ベルモントパーク約1700m、3歳上牝)にはラトロワンヌS.でレイチェルを頭差負かしたアンライヴァルドベルが出走し、こちらは2-3/4馬身差の2着にやぶれている。1着のライフアットテンは4連勝中で、前走G3で重賞初勝利を挙げていた。アンライヴァルドベルも決して弱い馬ではないが、充実してきたばかりの相手(ライフアットテン)に簡単に負けるような馬ではあり、これに負かされたレイチェルにもまだ疑問符が付く状態かなと。やはり牡馬相手か、せめて牝馬G1に出走して、ラトロワンヌS.やフルールドリスH.を明らかに上回るパフォーマンスを見せてほしいなと思います。レイチェルアレクサンドラの次走はまだ不明。
追記:
6月12日のチャーチルダウンズ競馬場ではフルールドリスH./Fleur de Lis H.のほかに、3歳上G1スティーヴン・フォスターH./Stephen Foster H.がフルールドリスH.と同じダート9ハロン(約1800m)で行われ、勝ちタイムは 1:49.37だった。フルールドリスH.の勝ちタイムは 1:48.78だから、レイチェルは時計の面では、同日の古馬牡馬G1を上回った。
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