前々走のG1でゲームオンデュードの1馬身差2着だったケトルコーンが3番人気2着。昨年このレースでレコード勝ちした、AWのG1を3勝しているデュラハンは2番人気8着でした。デュラハンがいたことや、ゲームオンデュード自身が一昨年4着、昨年2着だったとはいえ単勝2.7倍は美味しいですね。
09年10年に2連覇したリチャーズキッドが4着。前走米G1エディーリードS.(芝9ハロン)勝ち馬ジェラニモが9着でした。
ゲームオンデュードは父オーサムアゲイン、母ワールドリープレジャー、母の父デヴィルヒスデューという血統。
これでG1はサンタアニタH.(D10f)、グッドウッドS.(D9f、以上2011年)、ハリウッドゴールドカップ(AW10f)、オーサムアゲインS.(旧グッドウッドS.、D9f、以上2012年)、サンタアニタH.、ハリウッドゴールドカップ、今回のパシフィッククラシックで計7勝です。
サンタアニタH.、ハリウッドゴールドカップ、パシフィッククラシックS.の南カリフォルニア古馬三大競走を同一年に制するのは2006年のラヴァマン以来のこと。
次走は昨年7着に敗れバファート師がいつもより控えたベハラノ騎手を「消極的な騎乗」と非難したBCクラシックに直行する模様。今回もバファート師はレース後に「(マーティン・ガルシア騎手に)一番速い馬に乗っているのだから大胆に乗ることを恐れるな、と話した。(ゲームオンデュードを)抑え付けるようなことは誰にもしてほしくないのだ」と述べているのはそういうわけです。
ちなみに今回、昨年のBC クラシック以降5戦連続で騎乗したM.スミス騎手が同日のサラトガ競馬場でロイヤルデルタに騎乗するためにガルシア騎手に乗り替わりました。まあロイヤルデルタは牝馬限定のBCディスタフに行く可能性のほうが高そうだから、おそらくBCクラシックではスミス騎手がゲームオンデュードの鞍上に戻ると思いますが、9月1日現在ではスミス騎手で確定というわけでもなさそうです。
なお、今回の勝ちタイム2分00秒69に対しては 、TimeformUSが「Trakus で計時された1分59秒26の方が実際の勝ちタイムより近い」と表明しましたが、デルマー競馬場も映像を再度精査した結果、修正の必要はないと結論付けました。仮に1分59秒26に近いとすれば、昨年デュラハンが出した公式記録1分59秒54を上回っている可能性がありますが、そもそもTrakus の計時だと昨年のデュラハンは1分59秒03だから、デルマー競馬場の計時とTrakusのどちらを信じるにせよ、昨年のデュラハンのほうが速いです。
2013年パシフィッククラシックS.のレース映像。
パシフィッククラシックステークス(TVG Pacific Classic S)
2013年8月25日、アメリカ・デルマー競馬場、ダート10ハロン
3歳以上、G1、12頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金100万ドル
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ゲームオンデュード Game On Dude | 6セン 2.7倍 | M.ガルシア | 2分00秒69 | 27戦【15-5-1-6】 重賞13勝 |
2 | ケトルコーン Kettle Corn | 6牡 7.4倍 | V.エスピノーザ | 8・1/2 | 26戦【8-6-5-7】 重賞2勝、G1【0-2-1-0】 |
3 | ユーノウアイノウ You Know I Know | 4セン 41.8倍 | E.マルドナド | ハナ | 18戦【5-1-4-8】 重賞初出走 |
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