レース映像はこちら。香港ジョッキークラブのレース映像はこちら。着順の上にある"Broadband"をクリックで映像が再生されます。2番枠発走が勝ち馬マスタリー。ジャガーメイルは7番枠発走。
ジャガーメイルが香港ヴァースに出走するのは3年連続3回目。08年は重賞未勝利ながら、G2アイルランド共和国杯(東京芝2500m)2着のあと香港ヴァースに出走し、3着と好走しました。09年もまだ重賞未勝利で、天皇賞(春)5着、G2目黒記念2着、アルゼンチン共和国杯5着などのあと、香港ヴァース4着。そして今年2010年は天皇賞(春)を勝って重賞初勝利したジャガーメイルでしたが、またも4着でした。
香港ヴァースの勝ちタイムは2分27秒69。前半1200m通過が 1分15秒57、後半1200mは 1分12秒12というスローペース。ジャガーメイルは出走13頭のメンバーで、道中10番手あたりを追走。先着を許した3頭はいずれもジャガーメイルより前につけていた馬で、すこし位置取りが悪かったか。
2010年の香港ヴァースを勝ったのは09年英セントレジャー勝ち馬のマスタリー Mastery(5代血統表)。騎手はデットーリ、ゴドルフィンの持ち馬。スタート直後から3番手につけ、残り400m付近でほぼ先頭に並び、最後は2着に2・1/2馬身差をつける快勝、G1競走2勝目を挙げました。
マスタリーは09年にG2イタリアダービーDerby Italiano Better(GII、芝2200m)優勝。続くアスコット競馬場のクイーンズヴァース(GIII、芝3200m)に出走して、4・3/4馬身差の3着だった。7月にパリ大賞典(GI、ロンシャン競馬場、芝2400m)をキャバルリーマンの3着。2400mの芝GII 2着を挟んで、英セントレジャー(ヨーク競馬場、芝3000m)で GI 初制覇。BC マラソン(サンタアニタ競馬場、オールウェザー2800m)は 2・1/4馬身差3着だった。
2010年はこれまで3走だけ。3月に G1ドバイワールドカップに出走し、グロリアデカンペオンから1・1/2馬身差5着。10月に英G2 Richard Hambro Darley Stakes(ニューマッケット競馬場、芝約1800m)3着。前走リステッドレースを同着1着でした。
2着はレッドウッド Redwood(5代血統表)。これまでにグループ(グレード)レースを9戦して2勝2着3回3着1回。2走前のカナダG1ノーザンダンサーターフS.で G1初勝利。前走G1カナダインターナショナルS.はジョシュアツリー(ジャパンカップ10着)の3着だった。ほかに芝12ハロンの英G2で2着、芝2500mの仏G2で2着があった。
3着アメリカイン(血統表)は今年の豪G1メルボルンカップ優勝。
アメリカインはフランスからの遠征馬で、8月の仏G2ケルゴルレイ賞を含む3000mレースを3連勝したあと、メルボルンカップを目指して渡豪。前走の豪 G3ギーロンC(芝2400m)でも優勝していた。ほかに Prix Vicomtesse Vigier(仏G2、芝3200m、2009年)を勝ち、2008年には仏G3 Prix de Lutece(芝3000m)1位入線2着降着があるなど、3000mを超えるレースを得意としている。
2010年メルボルンカップのレース映像(日本馬トウカイトリック出走)
ほかに今年のGIクイーンエリザベス2世カップ(シャティン競馬場、芝2000m、定量約57kg)でネヴァブションを負かしたヴィヴァパタカ Viva Pataca は8着、アメリカ芝G1競走3勝のウインチェスター Winchester は11着でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿