勝ったザルダナはニューオーリンズレディースS. に出走した5頭のうち、レイチェル以外で唯一重賞勝ちのあった馬で、ブラジル産馬。07年3月にブラジルの準重賞 Classico Luiz Alves de Almeida(1200m)に優勝、その後に米移籍。これまでアメリカでは全14走したが、すべて芝か合成馬場(オールウェザー、以下 AW)での競走であり、ダートに出走したのは今回が初めてだった。2走前09年11月の Bayakoa Handicap(GII、ハリウッドパーク競馬場 AW1700m、3歳以上牝馬限定戦)を1・1/4馬身差の1着で重賞初勝利。前走2010年2月13日のサンタマリアハンデ(GII、サンタアニタ競馬場 AW1700m、4歳以上牝馬限定戦)は4着だった。
アメリカの競馬場では西海岸を中心に、ダートの代わりにオールウェザー馬場が導入されてきましたが、08年09年とオールウェザーで行われたブリーダーズカップでヨーロッパからの遠征馬の活躍が目立つなど「芝馬向きの馬場では」と言われています。ザルダナは実績的にはレイチェルアレクサンドラに格下の馬ですが、これまでアメリカで走っていたオールウェザーに適性がなかった、ということでしょうか。
ニューオーリンズレディースステークスのレース映像(YouTube)です。うちから2頭目の発走がレイチェルアレクサンドラ、3頭目がザルダナ。
レイチェルアレクサンドラが敗れるのは2歳の08年11月のポカホンタスステークス(GIII、Pocahontas S.)以来、1年4ヶ月ぶりのこと。それ以降、
- 牝馬限定 GI で20馬身差の勝利を2回(ケンタッキーオークス、マザーグースS.)
- 米3歳牡馬クラシック第2弾プリークネスステークス(GI)優勝
- 2着ベルモントS.馬サマーバードに6馬身差でハスケル招待ハンデ(GI)優勝
- 古馬牡馬との初対戦ウッドワードS.(GI)優勝
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