2012年ブリーダーズカップ第1日目の第6最終レース、米G1 BCレディースクラシック(ダート9ハロン、3歳以上牝馬)は、1番人気のロイヤルデルタが6番枠から逃げると、6戦無敗の3歳牝馬マイミスオーレリアに1・1/2馬身差をつけて完勝し、このレース2連覇、G1競走4勝目を挙げました。B.モット調教師はこのレース3連覇。
2010年のBCジュベナイルフィリーズなどG1・4勝を含む10戦10勝のオーサムフェザーが2番人気で6着。2011年のG1 BCジュベナイルフィリーズでマイミスオーレリアの2着だったグレースホール(今年のケンタッキーオークス3着馬)が4着。
2走前の米G1アラバマS.(ダート10ハロン)9馬身差圧勝、前走G1コティリオンS.(ダート8.5ハロン)はマイミスオーレリアより約3kg重い斤量で頭差2着したクエスティングが4番人気でしたが、スタート直後から最後方で、向こう正面に入ったあたりでレースを止めてしまいました。レース後も怪我などの異常は発見されなかったようで凡走の原因は3日時点で不明。
ちなみに2年前のこのレースでも2番人気のライフアットテンがスタート直後からまったくついていけず最下位に敗れたことがあります。このときはレース直前にヴェラスケス騎手が「様子がおかしい」と話していたことなどが分かり、関係者は事前に異常を分かっていたのではないかと大問題になりました。詳しくは「2010年ブリーダーズカップにおけるLife At Ten事件(その1) - 馬メモ」などをご覧ください。
ロイヤルデルタは父エンパイアメーカー、母デルタプリンセス(米G3を3勝)、母の父エーピーインディという血統。昨年のアラバマS.とBCレディースクラシックで米G1を2勝し、前走の米G1ベルデイム招待S.(ダート9ハロン)は9馬身差で圧勝していました。
今後は今年9着に終わったドバイワールドカップに来年も出走する計画が伝えられており、ぜひ現役を続けて欲しいところです。
2012年BCレディースクラシックのレース映像。
参考2010年のレディースクラシックのレース映像。
ブリーダーズカップ・レディースクラシック(Breeders' Cup Ladies' Classic)
2012年11月2日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、ダート9ハロン
3歳以上牝馬、G1、8頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金200万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ロイヤルデルタ Royal Delta | 4牝 2.7倍 | M.スミス 56.2kg | 1分48秒80 | 15戦【9-3-1-2】 重賞7勝目 |
2 | マイミスオーレリア My Miss Aurelia | 3牝 7.2倍 | C.ナカタニ 54.8kg | 1・1/2 | 7戦【6-1-0-0】 米G1コティリオンS.など |
3 | インクルードミーアウト Include Me Out | 4牝 13.1倍 | J.タラーモ 56.2kg | 1・1/4 | 13戦【6-3-2-2】 米G1を2勝 |
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