騎手免許停止が8ヶ月、騎乗停止が2ヶ月です。
追記:「8ヶ月の Disqualified」は「調教にも参加出来ないですから、馬乗りがこれだけの期間馬に乗れないとなるのは当然痛恨の事態となりますよね。 」とのこと。追記ここまで
また、日本で11月7日ごろに行われた報道についてすこし補足しておきます。
オーストラリアの名騎手、ダミアン・オリヴァー(40)に不正疑惑が浮上した。シドニー・モーニング・ヘラルド紙が6日付で報じた。同紙の電子版によると、同騎手は自身が騎乗した10年の国内レースで他の馬に1万オーストラリアドル(約83万5000円)を賭けていたことをレースの運営当局に認めたという。
オリヴァーは、近い関係者に9~12カ月の処分になるとの見込みを伝えているが、処分を受ける前に引退する考えも示唆しているという。なお、渦中の同騎手は6日のメルボルンCで有力馬のアメリケインに騎乗したが、11着に敗れた。(以下略)
オリヴァー不正疑惑 自身騎乗レースで他馬の馬券購入 ― スポニチ
ほかに「豪オリヴァー騎手に不正疑惑、波紋広がる - nikkansports.com」「豪の名手オリヴァー、自身のレースで他馬に賭ける - 予想王TV@SANSPO.COM」なども伝えています。
問題のレースは 2010年10月1日のムーニーヴァレー競馬場・第6競走で、オリヴァー騎手は単勝3.75倍の2番人気ヨーロッパポイントに騎乗していたところ、単勝2.25倍の1番人気ミスオクトパシー Miss Octopussy の単勝馬券に賭けていたというものです。ミスオクトパシーは1着し、ヨーロッパポイントは6着に敗れました(もちろん南ア年度代表馬ヨーロッパポイントとは別の馬です)。
スポニチの記事は、11月6日付のシドニー・モーニング・ヘラルド紙が報じたことで不正疑惑が明らかになったように読めますが、実際には現地メディアグループ Fairfax の各紙(初出は同グループで豪紙エイジの日曜版 The Sunday Age っぽい)が10月14日に報じたのが最初のはずです。
オリヴァー騎手は結局11月10日まで騎乗していました。報道からそれまでに豪G1ヴィクトリアダービーや豪G1エミレーツS.を勝っていて、処分を下すまでが遅すぎたのではないかという論調もあります。
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