日本時間11月7日、米サンタアニタ競馬場でアメリカ競馬の祭典ブリーダーズカップ / Breeder's Cup が行われ、BC クラシックは13連勝中だった牝馬、ゼニヤッタ / Zenyatta が 2分00秒62 で優勝した。牝馬が BC クラシックを優勝するのは 1984年のレース創設以来これが初めて。
ゼニヤッタ - Wikipedia
ゼニヤッタは内から4頭めの発走。緑の勝負服と帽子。シャドウロール装着。
ゼニヤッタはこれで14戦14勝。GI 通算8勝。これまで牝馬限定戦のみの勝利だったが、初の牡馬相手に BC クラシックを勝利したことで、昨年は逃した米年度代表馬の座にぐっと近づいた。
2着はジオポンティ / Gio Ponti。今年3月のフランク・E・キルローマイルH(芝8f)で GI 初勝利を挙げたあと、アーリントンミリオンS(芝10f)まで芝の GI を4連勝した。前走ジョーハーシュターフクラシック招待ステークス(GI、芝12f)は2着だった。16戦9勝2着4回(BC クラシック含む)。
3着はイギリス馬のトワイスオーバー / Twice Over。前走の英チャンピオンS.(GI、芝10f)1着で GI 初勝利。
4着は今年のベルモントS.(12f)、トラヴァースS.(10f)、ジョッキークラブGC(10f)とダート GI 3勝のサマーバード / Summer Bird。
というわけで、今年もオールウェザーで行われた BC クラシックは、1着馬こそオールウェザーを主戦場にしていたゼニヤッタでしたが、2着はアメリカ芝路線の馬、3着は英国からの遠征馬、そのあとの4着に米ダート路線最強クラスのサマーバードとなり、昨年の欧州馬ワンツーと同じように、オールウェザーコースの芝馬に有利な傾向を示した結果といえるでしょう。今度オールウェザーで BC が行われる年には日本馬も積極的に遠征してもらいたいです。
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