ここまで4戦無敗、重賞3連勝中のアンリミテッドバジェットはさらに2馬身差の3着(4番人気)。
ビホールダーは過去4戦でBCジュベナイルフィリーズ(ダート8.5ハロン)、ラスヴァージネスS.(ダート1マイル)、サンタアニタオークス(ダート8.5ハロン)とG1を3勝しているわりには人気がなかったですね。私が把握してないだけで中間に不安があったのかもしれませんが。
前走の米G2ガルフストリームオークス(ダート9ハロン)を約22馬身差で勝っていたドリーミングオブジュリアが1番人気でしたがいつもより後方の競馬を強いられたことが響いたのか4着。前走のサンランドパークオークス(ダート8.5ハロン、非重賞)を8馬身差で勝っていた重賞初出走のミッドナイトラッキーが2番人気5着。前走の米G2ガゼルS.(ダート8.5ハロン)でプリンセスオブシルマーを2着に下していたクローズハッチーズが5番人気7着。
プリンセスオブシルマーは父マジェスティックウォリアー(米芝ステークス2着1回)、母ストームディキシー、母の父カティナスという血統。父の初年度産駒でその2頭目の米重賞勝ち馬となりました。母の半兄に当時G3のドバイデューティーフリー勝ち馬リズムバンドがいます。
昨年10月のデビュー戦(ダート5.5ハロン)は4着に敗れましたが、距離をマイル以上に伸ばした2戦目以降は4連勝で、ブサンダS.(ダート1マイル70ヤード)、ブッシャーS.(ダート8.5ハロン)をどちらも7馬身差で楽勝していました。
前述どおり前走はクローズハッチーズに3・1/4馬身の2着でしたが、これは約2.2kg重い斤量を背負わされて逃げ切られたもので、極端に緩むラップのなかった今回は差し切れたということでしょうか。2005年に単勝50倍のジャコモ Giacomo でダービーを差し切ったこともあるM.スミス騎手に替わったのも良かったかもしれません。前のJ.カステリャーノ騎手も上手い騎手ですけど、相性は当然ありますし。
2013年ケンタッキーオークスのレース映像。6番枠がプリンセスオブシルマー。参考:ブサンダS.およびブッシャーS.のレース映像。
ケンタッキーオークス(Longines Kentucky Oaks)
2013年5月3日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場、ダート9ハロン
3歳牝馬、G1、10頭、レース結果(PDF)、総賞金100万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | プリンセスオブシルマー Princess of Sylmar | 3牝 39.8倍 | M.スミス | 1分49秒17 | 7戦【5-1-0-1】 重賞初勝利 |
2 | ビホールダー Beholder | 3牝 10.0倍 | G.ゴメス | 1/2 | 9戦【5-3-0-1】 G1競走3勝 |
3 | アンリミテッドバジェット Unlimited Budget | 3牝 5.4倍 | J.カステリャーノ | 2 | 5戦【4-0-1-0】 重賞3勝 |
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