2011年5月15日日曜日

ファーストデュードがやっと重賞初制覇

5月6日にチャーチルダウンズ競馬場で行われたG3アリシーバステークス(9ハロン)は、グレードレース未勝利だったファーストデュード First Dude が優勝、ようやく初重賞制覇を挙げました。

4,5番手を進む赤い帽子(7番)がファーストデュードです。


ファーストデュードは昨年ブルーグラスS.3着、プリークネスS.2着、ベルモントS.3着、ハスケル招待H.3着、トラヴァースS.3着と昨年G1で5戦連続好走したものの、いまだ重賞未勝利でした。


アリシーバS.は6着までがハナ、アタマ、クビ、クビ、ハナ差という大接戦でした。2着は09年のUAEダービー勝ち馬リーガルランサム Regal Ransom が09年スーパーダービー2着以来のグレードレース6戦ぶりの連対。3着は重賞初出走のエクイストリオ Equestrio でした。

昨年のクラークハンデキャップ、今年のドンハンデキャップとG1を連勝したジャイアントオーク Giant Oak は5着、そのジャイアントオークを前走G2ニューオーリンズハンデキャップで3着に負かしていたミッションインパジブル Mission Impazible は7着でした。この2頭は上位馬より2.7kg斤量が重かったのも効いたかもしれません。


2010年ハスケル招待H.(レース映像あり)
2010年ベルモントステークスは Drosselmeyer が優勝(レース映像あり)
2010年プリークネスステークスの結果(レース映像)
ドンH.はジャイアントオーク Giant Oak が優勝

キャンフォードクリフスがG1ロッキンジステークス優勝(レース動画あり)

5月14日に行われた英G1ロッキンジステークス(ニューベリー競馬場、芝1マイル、約1609m)は昨年マイルG1を3勝したキャンフォードクリフス Canford Cliffs が10ヶ月ぶりの実戦でしたが、2着に1・1/4馬身差をつけて楽勝しました。これでBCマイル4連覇を目指す女傑ゴルディコヴァや、英2000ギニーを楽勝したフランケルらとの対決が楽しみになりました。

レース動画は以下から。オレンジと黒の帽子がキャンフォードクリフスです。予備1(Sporting Life)


ロッキンジステークス2着は昨年のイタリアダービー(G2、2200m)などグレードレース3勝馬のワースアド Worthadd(おそらくイタリア外での初出走)、3着は昨年の英G2サマーマイルS.など、グレードレース4勝のプレミオロコ Premio Loco(昨年G1サセックスS.3着)。

昨年の仏G1ジャンプラ賞勝ち馬で、英2000ギニー、仏2000ギニー、セントジェームズパレスS.の3歳マイルG1で3戦連続2着していたディックターピン Dick Turpin は4着、昨年のエクリプスS.および2連覇中のチャンピオンS.とG1を3勝しているトワイスオーヴァー Twice Over はドバイWC9着以来の出走でしたが、6着でした。こちらは距離不足だったでしょうか。


キャンフォードクリフスの次走は、ゴルディコヴァも出走してくる可能性のあるG1クイーンアンS.が予定されています。

ゴルディコヴァ、クイーンアンS.に勝利、G1-9勝目を挙げる(レース動画あり)

キャンフォードクリフスの5代血統表。母の父マルジュは今年の桜花賞馬マルセリーナと共通します

ケンタッキーオークスはプラムプリティが優勝

現地時間5月6日に行われたケンタッキーオークスは、前走で25馬身差の圧勝劇を見せていたプラムプリティ Plum Pretty が優勝しました。これで5戦3勝。今回が重賞初勝利でしたが、デビュー2戦目のG2戦で7頭立て3着、3戦目のG1で6頭立て3着の実績がありました。前走G2で2着のセントジョンズリバーが2着、G1で1着→2着と連続好走していたザズーが3着。G3で8馬身差、G2で7馬身差と連続圧勝し、1番人気だったジョイフルヴィクトリーは4着でした。

ケンタッキーオークスのレース映像は以下から。スタートから2番手を進む紫の勝負服がプラムプリティです。動画予備1(YouTube)



プラムプリティの父は、09年のケンタッキーオークス勝ち馬で年度代表馬にもなったレイチェルアレキサンドラの父でもあるメダグリアドーロ、母は2戦して未勝利の Liszy、母の父はエーピーインディです。母母がG2勝ちしています。プラムプリティは昨年3月のセールで13万ドル(約1040万円、1ドル=80円として)で購入されていました。

エリザベス女王のカールトンハウスがダンテステークス優勝

現地時間5月12日に行われた英G2ダンテステークスはエリザベス女王の所有馬カールトンハウス Carlton House が優勝し、6月4日に行なわれる英ダービーの本命に躍り出ました。英G1レーシングポストトロフィー2着のセヴィル Seville(父ガリレオ)が1番人気2着、3着に人気薄のピスコサワー Pisco Sour(父レモンドロップキッド)が入った。

2011年ダンテステークスのレース映像は次のリンクから。黒い帽子、赤い袖の勝負服がカールトンハウスです。動画はYouTubeのものですが、埋め込み出来ない設定なので、リンク先から見てください。

YouTube - 2011 Totesport Dante Stakes


カールトンハウスは父ストリートクライ、母はG2サンチャリオットS.勝ち馬タレンテッド、母の父バスティノという血統(5代血統表)で、ダーレーの生産馬。

エリザベス女王は英クラシック競走のうち、英2000ギニー、英1000ギニー、英オークス、英セントレジャーは勝っていますが、英ダービーのみ未勝利であり、ダービーに出走させるのも1981年の Church Parade(シャーガーの5着)以来のこと。


エリザベス女王は2009年秋、ドバイの首長で大馬主としておなじみのモハメド殿下から代理人を通じて、持ち馬の Highland Glenを買い取らせてほしいと高額のオファーを持ちかけられたが、Highland Glen はゲート入りを嫌がる気難しいところを見せていたため、エリザベス女王は無料で譲ったそうです。シェイク・モハメドは息子のために手に入れたこの馬を、翌年ドバイで走らせ見事に1着になったことから、自家生産馬から自ら選んだ1歳馬4頭をお礼としてエリザベス女王に贈り、そのうちの1頭がカールトンハウスだったのでした。

Carlton House is jewel in the crown after Dante triumph - Telegraph

まさにスポーツオブキング(王様のスポーツ)としての競馬になりそうな今年のダービーは、女王陛下も御来場される予定で、将来の英国王ウィリアム王子の結婚式が行われたばかりというのもあり、盛り上がりそうです。

カールトンハウスにはこれまでの3戦すべてで手綱を握った、昨年のダービーを初勝利したライアン・ムーア騎手が引き続き騎乗予定で、2連覇なるかも注目です。

2010年英ダービーはワークフォースが優勝(レース映像へのリンクあり)

2011年5月14日土曜日

バロッチ出走予定、仏2000ギニー枠順確定

ディープインパクト産駒バロッチ Barocci が出走する仏2000ギニーの出走馬15頭が確定したので紹介します。

POULE D'ESSAI DES POULAINS , le 15.05.2011, LONGCHAMP - Flance Galop

枠順で並んでいます。

プール・デッセ・デ・プーラン(Poule d'Essai des Poulains、仏2000ギニー)
ロンシャン競馬場、芝1600m、3歳牡馬、G1
枠・馬番馬名騎手
調教師
馬主
通算成績
主な成績
01-12Tin HorseT.ジャルネ
D. Guillemin
Mise De Moratalla
6戦2勝2着2回3着1回
G1モルニ賞2着
G1ジャンリュックラガルデール賞2着
02-08Midsuumer FairM.バルザローナ
M. AL Zarooni
Godolphin
1戦1勝
新馬戦3馬身差勝利
03-15SaltoO.ペリエ
F. Head
Wertheimer
Frere
5戦1勝2着3回
G1クリテリウム・アンテルナシオナル2着
04-01GlaswegianS.パスキエ
P. Bary
Khalid Abdullah
4戦2勝2着1回
G3フォンテーヌブロー賞1着
05-10Imperial RomeR.ムーア
D. Wachman
Mrs John Magnier
4戦3勝
準重賞テトラークS.1着
06-03VenomousF.プラット
T. Clout
MME Magaken Bryant
7戦3勝3着3回
07-14Hung ParliamentD.ボニヤ
TG. Dascombe
The Tipperary Partners
4戦1勝2着2回
G3ラ・ロシェット賞2着
08-04SurfriderC.ルメール
E. Libaud
Michel Delauzun
4戦2勝3着2回
前走G3ジュベル賞1着
09-05MaiguriG.モッセ
C. Baillet
Ecurie Jarlan
8戦3勝2着1回3着3回
G1ジャンリュックラガルデール賞2着
G1クリテリウム・アンテルナシオナル3着
10-13Private JetF.ベーロン
HA. Pantall
Guy Pariente
10戦3賞2着2回3着1回
G3トーマスブライアン賞2着
11-02Havane SmokerI.メンディザバル
JC. Rouget
G. Augustin-Normand
DY. Treve
6戦3勝2着2回
ジュベル賞など仏G3で2着2回
12-06BarocciC.スミヨン
E. Lellouche
Ecurie Wildenstein
3戦1勝2着1回
準重賞オムニウム2賞1着
13-09Modern HistoryL.デットーリ
A. Fabre
Godolphin
3戦2勝
準重賞F.B.A.賞1着
14-07Wootton BassettP.ハナガン
RA. Fahey
Frank Bracy
The Cosmic Cases
5戦5勝
G1ジャンリュックラガルデール賞1着
15-11Temps Au TempsG.ベノワ
M. Delzangles
Mise De Moratalla
8戦2勝2着2回
準重賞ヘロド賞1着

Wootton Bassett は2歳G1ジャンリュックラガルデール賞(1400m)で2着同着の Tin Horse と Maiguri に2・1/2馬身差をつけて優勝、他に重賞勝ちはありません。1400m以下のレースしか出走経験が無く、仏2000ギニーが今年初出走です。

G1で2着がある Tin Horse、Salto、Maiguri はいずれも今年初出走だった前走のフォンテーヌブロー賞でそれぞれ 3、6、8着(バロッチは4着)。1走したことで Wootton Bassett より順調さでは上回ると考えられます。

Modern History は前々走のマチャド賞(一般戦、ロンシャン芝1600m)でフォンテーヌブロー賞勝ち馬 Glaswegian に 3・4馬身差つけて優勝しています。前走で準重賞勝ち。

Hung Parliament はラ・ロシェット賞で Maiguri に先着している。フォンテーヌブロー賞を枠順発表後に取り消し、仏2000ギニーが実質的に今年初出走です。

なお木曜?時点で登録のあったG3フォンテーヌブロー賞2着の Rosanabad(5戦3勝2着1回)、およびモルニ賞とミドルパークS.(いずれも2歳G1、芝1200m)の勝ち馬 Dream Ahead(4戦3勝)は回避しています。


◎ Modern History
○ Wootton Bassett
▲ Barocci
△ Glaswegian