2012年11月18日日曜日

G2香港ジョッキークラブカップ、カリフォルニアメモリーが重賞4勝目

11月18日に行われたG2香港ジョッキークラブカップ(芝2000m)は、昨年4着の2番人気カリフォルニアメモリーが最後方追走から最後の直線で馬場の真ん中から鋭く伸び、先に先頭に立ったザイダンをゴール直線で差しきって優勝しました。

内から伸びたイリアンが短頭差2着。前走G1シンガポール航空国際カップ(芝2000m)2着のザイダンがさらにクビ差の3着。重賞初出走で1番人気のパッキングウィズは道中カリフォルニアメモリーの半馬身から1馬身前の外側を追走し、最終コーナーで大外を回ってザイダンからさらに半馬身差の4着でした。


カリフォルニアメモリーは父ハイエストオナー、母カルピタ、母の父スピニングワールドという血統のアメリカ産馬。兄弟に活躍馬はなく、母、祖母もそれぞれ1勝したのみですが、祖母はヘクタープロテクターなどの叔母だから良血といえば良血。

昨年はこのレース4着のあと、G1香港カップ(芝2000m)でG1初勝利。4月のG1クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)でルーラーシップの5着しましたが、後方一気の脚質で勝ちきれず今年はまだ未勝利でした。

A.クルーズ調教師はレース後、今回は比較的ペースが流れてくれたので届いたと述べています。昨年の香港カップはドスローを内枠を利して前のポジションを確保しつつ脚をためる展開がはまったので実力はありますが、2連覇もそう容易ではないでしょうが。

一昨年、昨年と香港カップ2年連続2着のイリアンは3度目の正直なるか。

2012年G2香港ジョッキークラブカップのレース映像。芦毛がカリフォルニアメモリー。


香港ジョッキークラブカップ(The Longines Jockey Club Cup)
2012年11月18日、香港・シャティン競馬場、芝2000m
3歳以上、G2、12頭、Good、レース結果、総賞金300万香港ドル
着
順
馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1カリフォルニアメモリー
California Memory
6セン
4.2倍
M.チャドウィック
58kg
2分01秒5128戦【10-4-5-9】
国際重賞2勝目
2イリアン
Irian
6セン
9.2倍
G.モッセ
56kg
短アタマ29戦【5-4-4-16】
一昨年1着、昨年3着
3ザイダン
Zaidan
4セン
9.75倍
O.ドゥルーズ
56kg
クビ20戦【5-2-2-11】
G1QE2世カップ4着
香港移籍前の成績含む

新G1ニュージーランド1000ギニー、ロールアウトザカーペットが逃げ切り重賞初勝利

11月17日に行われた新G1ニュージーランド2000ギニー(芝1600m、3歳牝馬)は、逃げた1番人気ロールアウトザカーペットに2番手追走のウォーターフォードが最後の直線で並びかけいったんはわずかに交わしたようにも見えましたが、ロールアウトザカーペットが競り合いをハナ差制して重賞初勝利を挙げました。

ウォーターフォードが9番人気2着。3番手追走した2番人気フィックスが3着に入り、今回含め3走連続でロールアウトザカーペットから約1馬身敗れています。ちなみに1着プレシス騎手と2着イネス騎手は先週のNZ2000ギニーでもそれぞれ頭差2着と1着で接戦を演じていました。1番人気馬が勝ち、人気薄が2着というのも同じ。


ロールアウトザカーペットは父ホーリーローマンエンペラー、母アウトオブエジプト(未勝利。加G3馬の全妹)、母の父レッドランサムという血統のオーストラリア産馬。ホームカミングクイーンがG1英1000ギニーを(これも逃げて)勝っており、ホーリーローマンエンペラー産駒の1000ギニー勝ちは今年2頭目。ホームカミングクイーンはリボーの4×6×5、ロールアウトザカーペットはヒスマジェスティの4×3。

今年3月の新G1ダイヤモンドS.(芝1200m)は逃げて1位入線も2着降着。また前走の新G3ジェイムズ&アニーサーテンメモリアルS.(芝1400m)は次走NZ2000ギニーを勝つセイクリッドフォールズに半馬身差の2着していました。重賞初勝利でも順当勝ちです。

2012年ニュージーランド1000ギニーのレース映像(要登録)。

ニュージーランド1000ギニー(N.Z.Bloodstock 40th 1000 Guineas)
2012年11月17日、ニュージーランド・リッカートンパーク競馬場、芝1600m
3歳牝馬、G1、18頭、Good、レース結果、総賞金30万NZドル
着
順
馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロールアウトザカーペット
Rollout The Carpet
3牝
-
M.プレシス
56.5kg
1分37秒909戦【3-4-0-2】
重賞初勝利
2ウォーターフォード
Waterford
3牝
-
L.イネス
56.5kg
ハナ6戦【1-2-2-1】
2走前にG3で3着
3フィックス
Fix
3牝
-
V.コルガン
56.5kg
17戦【3-0-2-2】
前走G3で3着

ゼンノロブロイ産駒ゼニスタが新G3タウランガS.で強豪を下し重賞初勝利

11月17日の新G3タウランガS.(芝1600m)は、5番手追走したゼンノロブロイ産駒ゼニスタが残り700mあたりから徐々に進出し最終コーナーで外を回って2番手に押し上げると、最後の直線では内を突いた1番人気ヴェイロンなどに一度は突き放されましたが、ゴール直前で盛り返しハナ差交わして重賞初勝利を挙げました。

1400mと1600mで新G1を4勝(内3勝は2012年)しているヴェイロンは2馬身ほど出遅れても2着確保。昨年のこのレース勝ち馬レディシャパラルが3着。今年9月の新G1ウィンザーパークプレート(芝1600m)など1200m-1600mで新豪G1を10勝しているムファサが2番人気4着でした。


ゼニスタは父ゼンノロブロイ、母ザルニツア(1勝)、母の父マルーフという血統のニュージーランド産馬。2011年のG1ニュージーランドオークス1/2馬身差2着馬で、また2走前に新G1スプリングクラシック(芝2040m)で5馬身差7着、前走の新G3ジュエリーH.(芝1600m)は半馬身差の2着していました。

次走は12月8日の新G1キャプテンクックS.(芝1600m)になりそうだと。昨年はムファサが勝ったレースです。

2012年タウランガS.のレース映像(要登録)。

タウランガステークス(Stella Artois Tauranga Stakes)
2012年11月17日、ニュージーランド・競馬場、芝1600m
3歳以上、G3、8頭、Dead、レース結果、総賞金7万ニュージーランドドル
着
順
馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ゼニスタ
Zennista
5牝
-
A.コールダー
57.0kg
1分37秒2326戦【6-7-2-11】
G1 NZオークス2着、G3で2着2回
2ヴェイロン
Veyron
7セン
-
R.ノーヴァル
59.0kg
ハナ23戦【13-5-1-4】
新G1を4勝
3レディシャパラル
Lady Chaparral
6牝
-
D.ジョンソン
57.0kg
1・1/443戦【4-4-6-29】
重賞1勝(昨年のこのレース)

2012年11月17日土曜日

キングストレイル、準重賞で4馬身差5着

11月16日のアイルランド準重賞(AW約2150m)に出走したキングストレイルは1着から4馬身差の5着(8頭立て)でした。直線入り口では前が詰まりましたが、ゴール前で1頭を差し返すなどして最後までしっかり走っており、前走6月20日、30頭立て29着大敗の影響はもうなさそうです。

3/4馬身差2着の Muck 'N' Brass とさらに3/4馬身差3着の Banna Boirche は10月の愛G3ダイヤモンドS.(ここと同条件)でそれぞれ約8馬身差11着、4馬身差4着(同2着馬は回避)。またBanna Boirche は前走シャドウゲイトから4・1/2馬身差の3着していました。

レース結果。レース映像(要登録)

米セカンドクロップリーディング20位までに日本産馬が3頭

米BloodHorse 集計のセカンドクロップサイヤーの20位までに3頭の日本産馬が名を連ねています。このリストは賞金の高い日本と香港は含まれません(入れたら日本供用種牡馬だらけになりますからね)。

Second-Crop Sire List | Thoroughbred Breeding | BloodHorse.com

2012年11月16日時点
順位馬名(父)'12種付け料Rnrs-Wnrs-SWrs-SWns賞金(ドル)
1位
(参考)
Hard Spun
(Danzig)
4万0000ドル162-80-12-155,540,005
4位
(参考)
Street Sense
(Street Cry)
4万0000ドル118-60-4-83,481,419
12位ユートピア
(フォーティナイナー)
2500ドル77-34-3-51,753,126
16位サイレントネーム
(サンデーサイレンス)
5000ドル59-26-2-21,577,490
18位ハットトリック
(サンデーサイレンス)
1万5000ドル61-27-3-51,451,561
Rnrs-Wnrs-SWrs-SWns=出走頭数、勝馬頭数、ステークス勝馬頭数、ステークス勝利数

まあユートピアとサイレントネームはニューヨーク州繋養の種牡馬で、同州産馬限定競走で稼ぎまくっているという事情もありますが。この2頭は同州セカンドクロップリーディングではぶっちぎりのワンツー。同州総合リーディングではそれぞれ5位と7位で、2頭を除く15位までの種牡馬はすでに3世代以上の産駒がいます。

ハットトリックは産駒のキングデヴィッドが10月6日の米G1ジャマイカH.(芝9ハロン、3歳)を勝って3頭の重賞勝ち馬となりました。同馬は17日(日本時間18日)の米G3コモンウェルスターフS.(芝8.5ハロン、3歳)に出走予定。

Equibase.com | Race Entries


ちなみにセカンドクロップ4位のストリートセンスは2013年は日本で供用される予定です。