2012年10月2日火曜日

米G1ゼニヤッタS.、ラブアンドプライドがG1競走2連勝

9月29日に行われた米G1ゼニヤッタS.(ダート8.5ハロン、3歳以上牝馬)は逃げたラブアンドプライドが最後の直線入り口で後続を離し始め、3番手追走していたジョイフルヴィクトリーに3・1/4馬身差をつけて優勝し、G1競走2連勝です。

2011年のケンタッキーオークス4着で、前走のG2で2着だったジョイフルヴィクトリーが2,3番手追走から2着。今年G1を2勝しているインクルードミーアウトは中団追走し3着。2走前に米G1ヴァニティH.でそのインクルードミーアウトを2着に下して優勝したラブザウェイユーアーは8着。米G1チリ出身でここは1番人気に支持されたアマニが5着。


ラブアンドプライドは父エーピーインディ、母イルドフランス(G1サンタアニタオークス3着)、母の父ストームキャットという血統。3走前の米G3オービアS.(ダート9ハロン)を逃げ切って重賞初勝利。

2走前の米G2デラウェアH.(ダート10ハロン)は1着ロイヤルデルタより約4kg軽い斤量で約10馬身差の4着でしたが、前走の米G1パーソナルエンスンS.(ダート9ハロン)は4.5kg軽い斤量でロイヤルデルタを1/2馬身押さえ込み、G1初勝利を挙げていました。

これまでもダート8.5から9ハロンのレースでイッツトリッキーの2着、オーサムフェザーの3着があり、もともとこれくらいの距離なら堅実に走れるところにこの時期になってさらに力をつけてきたようですね。前走で斤量に恵まれたとはいえロイヤルデルタを負かしたのは伊達じゃなかったと。


このレースは昨年までレディーズシークレットS.の名称で行われてきましたが、08年から2010年まで3連覇したゼニヤッタにちなんで今年2012年から名称変更されました。2010年にもゼニヤッタS.として行われると発表されましたが、ゼニヤッタ陣営からまだ現役だからそのレース名は止めてほしいと要請があり、変更は見送られていました。

2012年ゼニヤッタS.のレース映像。


ゼニヤッタステークス(Zenyatta Stakes)
2012年9月29日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、ダート8.5ハロン
3歳以上牝馬、G1、9頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金25万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ラブアンドプライド
Love and Pride
4牝
5.1倍
M.ガルシア
56.2kg
1分43秒0916戦【7-2-4-3】
重賞3勝目
2ジョイフルヴィクトリー
Joyful Victory
4牝
8.2倍
R.ナプラヴニク
54kg
3・1/413戦【4-4-2-3】
前走G3で2着。重賞2勝
3インクルードミーアウト
Include Me Out
4牝
3.5倍
J.タラモ
56.2kg
1/212戦【6-3-1-2】
G1サンタマルガリータS.
G1クレメントL.ハーシュS.

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