2010年7月5日月曜日

ケープブランコが愛ダービー制覇

現地時間6月27日、アイルランド・カラ競馬場で行われたアイリッシュダービー(愛ダービー)に10頭が出走し、前走仏ダービーで10着だったケープブランコ / Cape Blanco が優勝しました。これで通算6戦5勝。G1は初勝利。


愛ダービーのレース映像。勝ったケープブランコは外から2頭目の発走、青帽子。道中では中段前目に付けています。



愛ダービー(アイルランド・カラ競馬場、芝2400m)
勝ちタイム2分28秒68
1着ケープブランコ(血統
2着ミダスタッチ(血統
3着ジャンフェルメール(血統

上位2頭はガリレオ産駒のワンツー。またジャンフェルメールの父はモンジューで、上位3頭までをサドラーズウェルズ系が占めた。

2着ミダスタッチ / Midas Touch は英ダービー5着でダービートライアルS.勝ちがある。3着ジャンフェルメール / Jan Vermeer は英ダービー4着馬で、5頭出しだったAオブライエン厩舎が上位3頭を占めた。

また英ダービー2着のアットファーストサイトは5着。前走キングエドワードVIIステークス(英G2)を勝って中8日で出走してきたモンテロッソ / Monterosso が1番人気に押されたが、4着だった。



ケープブランコは通算4戦目の英G2ダンテS.を勝利し、重賞3勝目を挙げた。ダンテS.は英ダービーと相性がよく、ケープブランコも英ダービーに進むかと思われたが、管理するオブライエン調教師は英ダービーをほかの有力馬セントニコラスアビーなどに任せ、ケープブランコを仏ダービーに回して両制覇を狙いました。

しかし、ダンテS.で3馬身差2着に負かしたワークフォースに英ダービーを勝たれる結果に。オブライエン厩舎の馬では、ペースメーカーだったはずのアットファーストサイトが2着に逃げ残っただけで、有力馬は上位には入ったものの、いいところ無く終わりました。またセントニコラスアビーは直前に回避。


ケープブランコが英ダービーに出走していても、7馬身差圧勝を見せたワークフォースに勝てたかどうかは怪しいですが、愛ダービー勝利を見ると(2100m の仏ダービーではなく)「素直に英ダービーに出走した方が良かったのでは」という感じは否めない。


ケープブランコの次走は「キングジョージ」の予定で、ワークフォースと再戦する可能性が高い。

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