2010年6月17日木曜日

バイワード、やっぱり本格化

ロイヤルアスコット開催2日目、現地時間16日、英・アスコット競馬場でG1プリンスオブウェールズステークスが行われ、バイワードが優勝しました。


ちょっと画質があれですが、プリンスオブウェールズステークスのレース映像です。内から5頭めの発走で、道中先頭から4番手を進む、鼻の先まで白い部分がかかっている馬がバイワード。



バイワードは前走の仏イスパーン賞でG1初出走、女傑ゴルディコヴァに1/2馬身差に入る健闘を見せていた。さらに3着で独ダービー勝ち馬ウィーンワルツを10馬身、また4着で昨年G1-3勝のスタセリタを16馬身離した。このイスパーン賞を取り上げた「BC マイル三連覇へ視界良好、ゴルディコヴァがG1イスパーン賞に勝利」という記事で私は、
「バイワードの父パントレセレブルの代表産駒には、古馬になってぐっと強くなったプライド(ディープインパクトが出走した2006年の凱旋門賞で2着)がいる。バイワードの好走も本格化のきざしかもしれない。」
と書いていたのですが、バイワードはやはりかなり強くなっているようです。


プリンスオブウェールズステークスでバイワードから1/2馬身差の2着は、昨年秋の英・チャンピオンS.でG1初勝利、その後ブリーダーズカップ・クラシックでも3着したトワイスオーヴァー。さらに3/4馬身差の3着には人気薄のタジーズが入った。

他の人気どころでは、ウィーンワルツは約3馬身差の5着。昨年09年のエリザベス女王杯で4着、前走仏G1ガネー賞で牡馬相手に2着だったシャラナヤが約5馬身差8着。香港G1勝ちがあるプレスヴィスが9着、ドバイワールドカップ3着のアリバーが11着、09年パリ大賞優勝、凱旋門賞3着のキャバルリーマンが最下位の12着だった。


ここに出走した実績馬がすべてイギリスの競馬を得意とするタイプかというとそうでもないですが、バイワードは前走がフロックではないことを証明しました。英仏問わず2000m前後のレースならこれからもG1で活躍しそう。


プリンスオブウェールズステークス/Prince of Wales's Stakes(芝10ハロン約2012m)
1着バイワード/Byword
2着トワイスオーヴァー/Twice Over
3着タジーズ/Tazeez

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