5月の米G1オグデンフィップスH.(ダート8.5ハロン)で1/2馬身差2着だったオーセンティシティーとさらに1馬身差3着だったセンタリングが2,3着に入っています。2走前に米G1アップルブロッサムH.(ダート8.5ハロン)を勝っていたオンファイアベイビーが3番人気4着。
ロイヤルデルタは父エンパイアメーカー、母デルタプリンセス(米G3を3勝)、母の父エーピーインディという血統。一昨年の米G1アラバマS.(ダート10ハロン)と米G1 BCレディースクラシック(以下ダート9ハロン)、昨年の米G1ベルデイム招待S.、米G1 BCレディースクラシック、前走の米G1デラウェアH.(ダート10ハロン)などを勝ち、前走までで重賞9勝。
ただし昨年のこのレースは軽ハンデのラブアンドプライドを捕らえられず2着に敗れていました。
このあとは昨年と同じベルデイムS.からBCディスタフ(今年から元の名称に戻る)に向かうと。BCクラシックにも登録していますが、オーナーの希望はディスタフであると。勝てば史上初のディスタフ(レディースクラシック)3連覇。ちなみにルーカス師が85年から87年まで3頭で3連覇し、モット師が2010年のアンライヴァルドベルと昨年一昨年のロイヤルデルタで3連覇中で、今年も勝てば調教師としての連勝記録を更新です。
またベルデイムS.には、米G1ケンタッキーオークス(ダート10ハロン)、米G1 CCAオークス(ダート9ハロン)、米G1アラバマS.(ダート10ハロン、いずれも3歳牝馬)とG1を3連勝中のプリンセスオブシルマーが出走する可能性があります。プリンセスは3歳限定のコティリオンS.に向かう可能性もありますが、オーナーは「プレッチャー師に決定は任せるが、個人的にはベルデイムS.が良い」と述べているので、対戦の可能性は大きく、米牝馬ダート中距離路線の最強馬決定戦が見られるかもしれません。
なお、ロイヤルデルタの来年についてオーナーのレオン氏はBC後に決めると述べているだけで、今年で引退すると決まっているわけではないようです。
2013年パーソナルエンスンH.のレース映像。2番枠がロイヤルデルタ。
パーソナルエンスンハンディキャップ(Personal Ensign Handicap)
2013年8月25日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート9ハロン
3歳以上牝馬、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金60万ドル124118114
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ロイヤルデルタ Royal Delta | 5牝 1.55倍 | M.スミス 56.2kg | 1分48秒34 | 20戦【12-4-1-3】 重賞10勝目 |
2 | オーセンティシティー Authenticity | 6牝 3.0倍 | J.ヴェラスケス 53.5kg | 4・1/2 | 10戦【4-4-1-1】 重賞2勝 |
3 | センタリング Centring | 5牝 15.5倍 | J.カステリャーノ 51.7kg | 1・3/4 | 12戦【2-4-2-4】 前走G1でロイヤルデルタの4着 |
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