Trakus によると11番枠ムーチョマッチョマンは外枠でコーナーも外を回った分、4番枠フォートラーンドより3.6馬身余計に走っていたとのこと。1/2馬身差だから単純に考えれば枠が逆なら逆転していたかもしれません。
前走の米G1ジョッキークラブゴールドカップ(ダート10ハロン)でフォートラーンドを3着に負かし同レース2連覇していた2番人気フラットアウトは9番手追走から追い上げて3着。
3走前の米G1スティーヴンフォスターH.(ダート9ハロン)でフォートラーンドを8着に負かしG1競走2勝目を挙げていたロンザグリーク Ron the Greek が4番人気で4着。
昨年のBCクラシック2着で、ここサンタアニタ競馬場は5戦5勝、うち重賞4勝、G1も3勝(他場でもう1勝)しているゲームオンデュード Game On Dude が単勝2.3倍で抜けた1番人気でしたが先行して7着に終わりました。
2走前に米G1ウッドワードS.(ダート9ハロン)でムーチョマッチョマンをクビ差下して優勝したトゥオナーアンドサーヴ To Honor and Serve は3番手追走も10着。
BC競走2日目のダートのレースはG1フィリーアンドメアスプリント以外、G1ダートマイルもG1ジュベナイルもG1スプリントもG1クラシックも逃げ馬か2番手追走馬が勝っています。
フォートラーンドは父イードバイ、母Arlucea(米1勝)、母の父ブロードブラッシュという血統。デビュー13戦目の今年3月に重賞初出走し、米G3スキップアウェイS.(ダート9.5ハロン)1着。その後、米G1スティーヴンフォスターH.(ダート9ハロン)はロンザグリークの8着など2敗し、米G3コーンハスカーH.(ダート9ハロン)を勝って挑んだ米G1ホイットニー招待H.(ダート9ハロン)はロンザグリークやフラットアウトらを負かしてG1初勝利。
つづく前走の米G1ジョッキークラブゴールドカップ(ダート10ハロン)は1番人気で出走しましたが先行して6馬身差3着に敗れていました。ちなみに昨年のBCクラシック勝ち馬ドロッセルマイヤーは前走のジョッキークラブ金杯で2着、一昨年のブレイムも同2着に敗れていました。これで3年連続ジョッキークラブ金杯組(しかも負けた馬)のBCクラシック勝利となりました。
今年のホイットニー招待H.がG1初勝利だったブライアン・エルナンデス騎手はクラシックの3日が誕生日で27歳になったとのこと。
ウィルキス調教師「前に行きたいと思っていました。こちらは良いスタートを切れ、ゲームオンデュードは良くありませんでした。ブライアンを信じていました。というのはフォートラーンドが彼を信じているからです」
ブライアン騎手「今までで最高の誕生日です。常にフォートラーンドに対して自信を持っていました。イアン(・ウィルキス調教師)をレースについて話し合い、彼のゲームをさせること、彼のやりたいようにさせるようにと指示されていました。彼は良いスピードがあり、私は彼をただ逃げさせただけです。」
2着のリトヴォー調教師「(ムーチョマッチョマンは)勝つ競馬をしました。(しかし)他に素晴らしい馬がいました。自分の馬を誇りに思っています。できることはすべて行った1日でした」
ゲームオンデュードのベハラーノ騎手「スタートは良かったです。何頭かの馬がすぐ交わしていきましたがそれは関係ありませんでした。良い位置につけられましたし、気分良く走っていました。残り600mで仕掛けてみると、突然、ガスが切れたように反応がなくなりました。なぜかは分かりません。理解できませんし説明も出来ません」
2012年BCクラシックのレース映像。ゲート左から4頭目の白の帽子、赤の勝負服がフォートラーンド。右から2頭目がムーチョマッチョマン。
ブリーダーズカップ・クラシック(Breeders' Cup Classic)
2012年11月3日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、ダート10ハロン
3歳以上、G1、12頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金500万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | フォートラーンド Fort Larned | 4牡 10.4倍 | B.エルナンデス | 2.00.11 | 19戦【8-1-2-8】 米G1ホイットニー招待H.1着 |
2 | ムーチョマッチョマン Mucho Macho Man | 4牡 7.3倍 | M.スミス | 1/2 | 18戦【6-5-4-】 昨年ケンタッキーダービー3着 前走G1ウッドワードS.2着 |
3 | フラットアウト Flat Out | 6牡 7.2倍 | J.ロザリオ | 6・1/2 | 20戦【6-4-3-7】 G1ジョッキークラブ金杯2連覇 |
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