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2013年8月11日日曜日

仏G1ジャックルマロワ賞、連闘ムーンライトクラウドがG1競走5勝目

8月11日に行われた仏G1ジャックルマロワ賞(芝1600m、3歳以上)は、連闘で出走した2番人気ムーンライトクラウドが中団追走し、残り300mで抜け出すと、さらに後ろから6番人気オリンピックグローリーがゴール直前で猛追しましたが、ムーンライトクラウドが短アタマ差残して優勝し、G1競走5勝目を挙げました。

勝ちタイム1分33秒39は2009年にゴルディコヴァが出した1分33秒50を上回る新レコードで、前走の仏G1モーリスドゲスト賞(芝1300m)に続き2戦連続レコードでG1勝利です。

残り400mで一時2番手に上がった今年の仏ダービー馬アンテロは1番人気3着。英G1クイーンアンS.勝ち馬デクラレーションオブウォーが4着。英2000ギニー、セントジェームズパレスS.などG1競走4章のドーンアプローチは3番人気もさらに6馬身差の5着。前走の英G1サセックスS.2着がマイル初敗戦でしたが、連敗でそれもこれだけ負けるとさすがに疲労じゃないですか。


ムーンライトクラウドは父インヴィンシブルスピリット、母ヴェンチュラ(準重賞3着)、母の父スペクトラムという血統の5歳牝馬。2代母がジェネラスやオースミタイクーンの半姉です。

仏G1モーリスドゲスト賞はそれぞれ4馬身差、5馬身差1・3/4馬身差で3連覇。昨年も仏G1ジャックルマロワ賞(芝1600m、3歳以上)に連闘で出走しましたが、仕掛けどころですこし不利がありエクセレブレーションから1・1/4馬身差の4着に敗れていました。

このあとは昨年も勝った仏G1ムーランドロンシャン賞(芝1600m、3歳以上)でしょう。


2着オリンピックグローリーは復活?というと大げさですが、前走のG1仏2000ギニー11着からの巻き返しは見事でした。もともと仏G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m、2歳牡牝)を勝っているし、仏2000ギニー以前は重賞4勝、負けたのは昨年の英G2コヴェントリーS.(芝7ハロン、2歳)でドーンアプローチの3/4馬身差2着に負けた1回だけ。これだけ走っても不思議ではない馬です。

2013年ジャックルマロワ賞のレース映像。向かって左から3頭目の発走がムーンライトクラウド。下の動画はテレビ画面直撮りなので見にくいかもです。


ジャックルマロワ賞(Prix du Haras de Fresnay-le-Buffard - Jacques Le Marois)
2013年8月11日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、13頭、レース結果、総賞金60万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ムーンライトクラウド
Moonlight Cloud
5牝
3.3倍
T.ジャルネ1分33秒398戦【11-2-0-5】
重賞9勝目
2オリンピックグローリー
Olympic Glory
3牡
20倍
F.デットーリ短アタマ8戦【5-2-0-1】
2歳仏G1勝ち
前走仏2000ギニー11着
3アンテロ
Intello
3牡
2.8倍
O.ペリエ1・3/47戦【5-0-2-0】
前走仏マイルG3勝ち

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