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2012年12月10日月曜日

豪G1ウィンターボトムS.、バラキーが無敗の11連勝でG1初勝利

11月24日に行われた豪G1ウィンターボトムS.(芝1200m、3歳以上)は、1番人気バラキーが2番手追走から残り1ハロンで先頭に立つと、最後方追走し直線は最内から追い込んだパワープリンセスに1/2馬身差をつけて優勝し、G1初出走初勝利を上げました。1,2着馬はどちらも前走で重賞初勝利を挙げたばかりでした。またバラキーはこれでデビューから無敗の11戦全勝です。

G1で2着2回のハロウェルベルが2番人気8着(9頭立て)。このレースの昨年の勝ち馬が今年のドバイG1アルクォーツスプリント英G1ナンソープS.を勝ったオルテンシアです。


バラキーは父キービジネス、母ダンスハイ(豪G2勝ち)、母の父キーダンサーという血統の5歳セン馬。半姉が豪G3を勝っています。現在22歳のキービジネスはこれが産駒のG1初勝利。

脚元に問題があり、3,4走しては数ヶ月休養するというローテーションで使われながら無敗を続け、前走のG3カーネルリーヴスS.(芝1200m)で重賞初出走すると2着に4馬身差をつけて快勝していました。

今後について管理するテイラー調教師によるとこの後は休養し、秋(日本の春)シーズンは地元パース地区(西オーストラリア)を離れてメルボルン地区(オーストラリアの東南)の主要レースを走らせる予定であると。「脚部不安を抱えているので大事に行きたい。ブラックキャビアと定量戦で戦えると考えるほど愚かではないが、もし彼女がハンデ戦に出てきてこちらが10kg軽い斤量だとしたら戦っても良い」と述べています。実質戦う気は無いということですね。

ちなみにここで2着のパワープリンセスは今年4月の豪G1ロバートサングスターS.(芝1200m、牝馬)でブラックキャビアから4・1/2馬身差の3着でした。

2012年ウィンターボトムS.のレース映像。


ウィンターボトムステークス(Crown Perth-Winterbottom Stakes)
2012年11月24日、オーストラリア・アスコット競馬場、芝1200m
3歳以上、G1、9頭、Good、レース結果、総賞金 50万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績(11/24終了時点)
主な成績
1バラキー
Barakey
5セン
2.75倍
J.ブラウン
58.5kg
1分09秒6011戦【11-0-0-0】
重賞2連勝
2パワープリンセス
Power Princess
6牝
7倍
P.ハーヴェイ
56.5kg
1/225戦【10-4-3-8】
前走G3で重賞初勝利
この次レースで重賞2勝目
3スピリットオブブーム
Spirit Of Boom
5牡
9倍
N.ラウィラー
58.5kg
ハナ33戦【6-7-4-16】
重賞未勝利も3着以内7回目

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