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2012年9月17日月曜日

仏G1ヴェルメイユ賞、シャレータがG1連勝。馬場次第で凱旋門賞へ

9月16日に行われた仏G1ヴェルメイユ賞(芝2400m、3歳以上牝馬)は、逃げ馬の2馬身後ろを先行したシャレータが残り400mで先頭に立って抜け出し、2着に2馬身差をつけて危なげなく勝ちました。前走の英G1ヨークシャーオークスに続きG1競走2勝目です。

吉田照哉氏のピリカが外から追い込んで2着。中団馬群の中を追走したスミヨン騎手のソレミア(5月の仏G2コリーダ賞でシャレータを2着に負かす)が内をうまく抜けて3着で、4歳馬が3着まで独占。ただし同じ4歳で昨年の勝ち馬ガリコヴァは5着。

前日の愛セントレジャー勝ち馬の半妹プリンセスハイウェイは7着。吉田勝己氏が購入したばかりの独オークス馬サロミナは10着と人気の3歳馬は良いところがありませんでした。ちなみに4歳に開放された過去9年(5歳以上は06年から)で3歳馬6勝、4歳馬3勝です。4歳馬の上位3着まで独占は2004年以来2度目。

勝ち時計はオルフェーヴルの勝ったフォワ賞より5.2秒速いですが、フォワ賞5頭立てに対し、ヴェルメイユ賞13頭立てだから参考にはならないでしょう。


シャレータは父シンダー、母シャワラ、母の父バラシアという血統。牝馬G1を2勝したシャワンダの3/4同血であり、そのシャワンダの子エンケは前日15日の英G1セントレジャーでキャメロットの3冠達成を阻止しました。

次走は凱旋門賞の可能性もありますが、A.ド・ロワイエ=デュプレ調教師はヨークシャーオークス後にも述べていたように「シャレータは速い馬場を好んでおり、凱旋門賞は馬場状態を考慮して決めたい」として、条件付であるとしています。

2012年ヴェルメイユ賞のレース映像。外目先行、赤と緑のアガカーンの勝負服がシャレータ。


ヴェルメイユ賞(Qatar Prix Vermeille)
2012年9月16日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m
3歳以上牝馬、G1、13頭、レース結果、総賞金35万ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1シャレータ
Shareta
4牝
3.5倍
C.ルメール2分29秒0614戦【5-5-2-2】
昨年の凱旋門賞2着
2ピリカ
Pirika
4牝
49倍
P.ブドー210戦【2-3-0-5】
G3で2着1回
3ソレミア
Solemia
4牝
38倍
C.スミヨンアタマ12戦【4-3-2-3】
仏G2コリーダ賞1着

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