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2012年8月22日水曜日

米G1アラバマS.、クエスティングが9馬身差圧勝でG1連勝

8月18日に行われた米G1アラバマS.(ダート10ハロン、3歳牝馬)は、1-4番人気の4頭が5番手以下を大きく離して先行すると、逃げた2番人気クエスティングが最終コーナーで後続を徐々に引き離し始め最後は9馬身差をつけて圧勝しました。

4番手追走のインランジェリーが2着。後方追走のヴィアヴィラッジオがさらに8馬身差の3着。米G1マザーグースS.勝ち馬ゾーインプレッシヴが4番人気4着。前走の米G2デラウェアオークス(ダート8.5ハロン、3歳牝馬)でヴィアヴィラッジオに3・3/4馬身差をつけて勝っていたグレースホールは1番人気5着でした。ちなみにインランジェリーとグレースホールはどちらもエンパイアメーカー産駒です。


クエスティングは父ハードスパン、母シャシュエーズ(仏準重賞2勝)、母の父シーキングザゴールドという血統のイギリス産馬。父は米国繋養種牡馬で、シャシュエーズがハードスパンの子を受胎したままイギリスに移動して産まれたのがクエスティングです。

デビューから3戦はイギリスで走り、7ハロンの英2歳G3を2戦して、いずれも1/4馬身差の3着と2着。BCジュベナイルフィリーズ5着後は米移籍しており、前走の米G1 CCAオークス(ダート9ハロン、3歳牝馬)はそれ以来4走振りの重賞出走で優勝していました。ダートはこれで3戦3勝でアメリカに移ったのは大正解でしたね。

前日に負傷してという20歳のオルティズ騎手は「(22.84 - 46.01 - 1.09.74のペースについて)そんなに速いとは感じませんでした。(クエスティングは)ずっとリラックスして走っていました」とのこと。

マクローリン調教師によると次走は9月22日の米G1コティリオンS.が有力なようですが、オーナー・ゴドルフィンのレーシングマネージャーと相談してからとのこと。どこかのタイミングで牡馬混合戦にも出走してほしいなと。

(ゾーインプレッシブはレース後、右前足の骨折が判明し命にかかわる症状ではないもののこのまま引退する可能性がある程度の症状だそうです)

2012年アラバマS.のレース映像。6番ゲート、青の勝負服がクエスティング。


アラバマステークス(Alabama Stakes)
2012年8月18日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート10ハロン
3歳牝馬、全馬同斤量、G1、7頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金60万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1クエスティング
Questing
3牝
3.2倍
I.オルティズ2分01秒299戦【4-1-1-3】
英G3オーソーシャープS.2着
2インランジェリー
In Lingerie
3牝
7.1倍
J.ヴェラスケス96戦【3-2-1-0】
G3G2を1勝ずつ
前走CCAオークス3着
3ヴィアヴィラッジオ
Via Villaggio
3牝
13.1倍
C.ナカタニ813戦【3-4-4-2】
米G3レイルバードS.1着

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