ハットトリックはアメリカで種牡馬入りしたあと、オーストラリアにもシャトルされ種付けを行っていました。
3月14日の豪セール競馬場・芝1108mで行われた新馬・未勝利馬戦(2歳牝馬限定)でミセスハドリー Mrs Hadlee がデビューし、1着から0.8馬身差の2着に入っています。これがオーストラリアでのハットトリック産駒初出走のはずです。
レース映像。逃げるのがミセスハドリー。
アメリカでデビューした産駒達は当初なかなか走らなかったことを考えると(いまも活躍馬と言えるのは米G3を勝ったハウグレートだけですが)、オーストラリアではいきなりの2着で上々のスタートと言えるでしょう。
ミセスハドリーの兄弟は上級レースでは準重賞を1走し13頭立て12着がある程度ですが、母の半弟には豪G2グローミングS.(芝1750m)勝ち馬がいます。またミセスハドリーの母父である Danewin 産駒のG1勝ちは中距離がほとんどなので、距離が伸びた方が期待できそうです。ミセスハドリーの次走は不明。
ちなみにアメリカ生まれのオスマン Osman がペルーに渡ってすでにデビューし10戦し1勝しています(近4走は1勝含む4連続連対)。またアメリカで種付けされチリで産まれたトリッキーハット Tricky Hat が2戦目で勝ちあがっているので、ミセスハドリーは「南半球で走る最初のハットトリック産駒」ではありません。
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