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2013年7月28日日曜日

英G1"キングジョージ"、ノヴェリストがレコード完勝でG1競走3勝目

7月27日に行われた英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(芝12ハロン、3歳以上)は4番手追走したノヴェリストが3番手先行した愛ダービー馬トレーディングレザーを残り2ハロンで交わすと、2着に馬身差をつけて完勝し、前走の仏G1サンクルー大賞(芝2400m)につづきG1競走2連勝です。またドイツ馬が昨年のデインドリームに続き連勝です。

勝ち時計2分24秒60は2010年にハービンジャーが出した2分26秒78を2秒以上更新するレコードです。トレーディングレザーがかかり気味の3番手先行でペースが上がったにしても速すぎですね。

1番人気シュルスデゼーグルは5番手追走も4着まで。後方追走のヒルスターが3着に入っています。ちなみにヒルスターにムーア騎手が騎乗したため、ノヴェリストはムルタ騎手に乗り替わっていました。


ノヴェリストは父モンズン、母ナイトラグーン(独G3勝ち)、母の父ラグナスという血統のアイルランド産馬。父も母もドイツ産馬です。

圧倒的1番人気で出走した昨年のG1独ダービーは2着。その次走の独G1バーデン大賞(芝2400m)はデインドリームの4着でしたが、さらにその次走の伊G1イタリアジョッキークラブ大賞(芝2400m)は4馬身差完勝してG1初勝利を挙げると、今年初戦だった前々走の独G2バーデン企業大賞は頭差制していました。

今年2戦目、前走の仏G1サンクルー大賞は1馬身差で優勝。このバーデン企業大賞→サンクルー大賞→"キングジョージ"は昨年のデインドリームと同じローテーションで、デインドリームは1着、4着、1着だからメンバーの差はともかくとしてデインドリームを上回ってますね。

レース後のインタビューでオーナーが凱旋門賞に行く?という質問に「もちろん」と答えており、凱旋門賞に向かうのはほぼ確実でしょう。前年G1勝ってるので当たり前ですが凱旋門賞にしっかり登録してあります。

今回はレコード勝ち、前走のサンクルー大賞は重馬場での勝利で隙がないですね。


2013年キングジョージのレース映像。黄色の胴に青の袖がノヴェリスト。


キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
(King George VI And Queen Elizabeth Stakes Sponsored By Betfair )
2013年7月27日、イギリス・アスコット競馬場、芝12ハロン
3歳以上、G1、8頭、Good to Firm、レース結果、総賞金100万英ポンド
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ノヴェリスト
Novellist
4牡
7.5倍
J.ムルタ60.3kg2分24秒6010戦【8-1-0-1】
重賞6勝目
2トレーディングレザー
Trading Leather
3牡
5.5倍
K.マニング54.8kg59戦【4-3-1-1】
重賞2勝
3ヒルスター
Hillstar
3牡
6.0倍
R.ムーア54.8kg3/46戦【2-2-1-1】
前走英G2勝ち

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