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2012年7月7日土曜日

G1独ダービー、伏兵パストリオスが優勝。ノベリスト2着

6月30日に行われたG1独ダービー(芝2400m、3歳牡牝)は単勝1.7倍の圧倒的1番人気ノベリストをマークしていた9番人気パストリオスがゴール直前で外ラチ沿いから1/2馬身差し切って重賞2勝目、G1初勝利をあげました。前走でノベリストに5馬身差つけられていたジローラモが頭差の3着に入っています。

オーナーは「馬主人生で最高の1日です」と述べています。ヘリヤー騎手はパドックでホファー調教師から「好きに乗ってくれ」と言われていたと。また2着ノベリストについては翌日に熱発が確認され、また芝が入ったことによると思われる目の腫れが確認され、どちらもレース中にはすでにその影響下にあったかもしれないとのことで、実力を発揮できなかったのかもしれません。


パストリオスは父ソルジャーホロウ、母 Princess Li(独3勝)、母の父モンズンという血統。 ノベリストも父モンズンです。前走のG2独2000ギニーは約8馬身差7着に敗れましたが、昨年11月の2歳G3(芝1700m)ではダービー2番人気5着したブラックアローを負かして優勝していました。ソルジャーホロウは独伊で2000mのG1をそれぞれ2勝ずつの独年度代表馬。加えて母父モンズンなので距離伸びて良かったでしょうか。ちなみに現3歳がソルジャーホロウの初年度産駒で、7月7日時点ではパストリオスが唯一の重賞勝ち馬です。

2012年G1独ダービーのレース映像。ゲート向かって右から7頭目がノベリスト。一番右がパストリオス。


ドイチェスダービー(Sparda 143 Deutsches Derby)
2012年6月30日、ドイツ・ハンブルグ競馬場、芝2400m
3歳牡牝、G1、14頭、Good、レース結果、総賞金50万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1パストリオス
Pastorius
3牡
32倍
T.へリヤー2分32秒237戦【3-2-0-2】
重賞2勝目
2ノベリスト
Novellist
3牡
1.7倍
E.ペドロザ1/25戦【4-1-0-0】
重賞2勝
3ジローラモ
Girolamo
3牡
11.5倍
A.シュタルケ短アタマ5戦【1-0-2-2】
前走ノベリストから5馬身差4着

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