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2012年7月10日火曜日

ハンガリーダービー、父の父サンデーサイレンスのラティンラヴァーが2冠達成

7月1日に行われたハンガリーのダービーであるマジャールダービー(芝2400m、ローカルG3 ?)は、向こう正面で先頭に立った1番人気ラティンラヴァーが中団を進んだカテゴリーファイヴの追い込みを半馬身しのいで優勝しました(via @francekeiba)。

勝ちタイム2分26秒5は08年に記録されたダービーのレコードタイム2分26秒1より0.4秒遅いだけ。また2分28秒を切ったのは08年をのぞけば1994年以来のことです

ラティンラヴァーは父レイマン(その父サンデーサイレンス)、母ラスペクト、母の父スペクトラムという血統のフランス産馬。2代母が独1000ギニー勝ち馬。フランスのアルカナセールにおいて2500ユーロで落札されていました。

5月13日に勝ったネムゼティ賞(1600m)がハンガリー3歳3冠の第1戦なので、マジャールセントレジャー(2800m)を勝てば史上5頭目のハンガリー3冠馬となるようです。また前走1着のアラギ賞(2000m)はクラシックではないもののそれなりに重要なレースでJRAで言えば「G1.5 のNHKマイルカップ」くらいのレースなんだと思います。3勝とも1番人気でした。なお、アラギ賞後にスロバキアの Sándora  Kovácsa 調教師からハンガリーの Jozefa Rosivala 調教師の元へと移籍していますが、理由は不明。

レイマンはフランスで供用されていましたが、以前お伝えしたように、今年からスウェーデンに移動しています。2011年にボルドグサグが仏G3レゼルヴォワール賞(芝1600m、2歳牝馬)を勝って産駒の重賞初勝利。また7月8日の仏G3リゾランジス賞(芝1200m)で ガマース Gammarth が3/4馬身差の2着しました。

2012年マジャールダービーのレース映像。ゲート向かって右から6頭目の発走がラティンラヴァー。


マジャールダービー(Magyar Derby)
2012年7月1日、ハンガリー・キンチェムパーク競馬場、芝2400m
3歳牡牝、ローカルG3、15頭、レース結果、1着賞金700万ハンガリーフォリント
着順馬名性齢
オッズ
着差通算成績
主な成績
1ラティンラヴァー
Latin Lover
3牡
3.7倍
2分26秒58戦6勝
今年4戦無敗
2カテゴリーファイヴ
Category Five
3牡
19.7倍
1/26戦3勝
3ラファエルサンティ
Raphael Santi
3牡
5.6倍
310戦2勝

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