アクアマリンがサンクルー競馬場で走ったのは昨年11月の準重賞ソリチュード賞(芝2000m)の1走だけ。当時は1着から約3馬身差の4着に敗れていました(2着馬はアレフランス賞でも2着するハヤランダ)。
アレフランス賞3着に敗れたシャレータについて、A.ドゥロワイエデュプレ調教師は「道悪馬場も合わなかったし、距離も少し短かったので落胆はしていない」とし、次走はイギリスを考えているが、あるいはコリーダ賞から6月24日の仏G1サンクルー大賞典(芝2400m)へと進む可能性もあると。「堅い馬場が必要だ」とも述べているのでジャパンカップに誘えば今年も出走してくれると思いますが。
仮にコリーダ賞だとすると斤量はそれぞれ、アクアマリン56kg、シャレータ56kg、ガリコヴァ58kgのようです(シャレータはヴェルメイユ賞3着)。
ちなみにアレフランス賞の昨年の勝ち馬は、同年8月の仏G1ジャンロマネ賞(芝2000m、4歳以上牝馬)を勝ったアナウンス。また昨年のコリーダ賞の勝ち馬はサラフィナ(凱旋門賞1番人気)でした。
アクアマリンの全妹で3歳の Abacoa については、France Galop を見ても調教師が記載されておらず、入厩したことさえ無いということかもしれません。
フランスからアメリカに移籍したディープ産駒バロッチについて、Brisnetに
"Group 3 runner-up and listed winner Barocci (Deep Impact) readied for his U.S. debut"とあるので、レースは不明ですが、そろそろ出走するかもしれません。
仏G1ガネー賞を8馬身差で圧勝したシリュスデゼーグルは5月20日のシンガポール航空国際カップ(芝2000m)から6月20日の英G1プリンスオブウェールズS.(芝10ハロン)、または6月2日の英G1コロネーションカップ(芝12ハロン)からサンクルー大賞典に進むようです。また7月の"キングジョージ"も候補であると。勝てばセン馬によるキングジョージ初勝利でしょうか。
さらに、セン馬は凱旋門賞には出走できないので、昨年ソーユーシンクを下してG1初勝利を挙げた英チャンピオンS.に今年も出走する可能性が高いです。
4月11日に負った外傷が心配されたフランケルは、検査の結果も大きな問題が無いことが分かり、調教再開後も順調のため、5月19日の英G1ロッキンジS.で今年初出走する可能性があります。6日にはニューマーケット競馬場のレースコースで追うようです。
フランケルは6月19日の英G1クイーンアンS.(芝1マイル)とプリンスオブウェールズS.に登録しており、後者でシリュスデゼーグルと対戦する可能性があります。またフランケルが10月も10ハロン路線にとどまり英チャンピオンS.に出走すれば、そこで初めて、あるいは再びシリュスデゼーグルとの対戦が見られるかもしれません。
今年のブリティッシュ・チャンピオンズ・デイズは10月20日。マイル戦で昨年制したクイーンエリザベス2世S.か、それとも10ハロンの英チャンピオンS.か分かりませんが、フランケルがそれまで無事にシーズンを過ごせた場合、引退レースとなる可能性がもっとも高い一日です。
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