オーストラリアに「ダービー」と名のつくレースはいくつかありますが、総賞金150万豪ドル(約1億2000万円)のオーストラリアンダービーは、豪3歳G1ヴィクトリアダービー(芝2500m)と並び、3歳限定競走としてはオーストラリア最高賞金レースです。
エチオピアは2走前に豪3歳G2コーフィールドオータムクラシック(芝1800m)で11頭立て1・1/2馬身差3着し、前走の豪3歳G2アリスタークラークS.(芝2040m)でも9頭立て半馬身差2着して、ヴィクトリアダービー馬サングスターに半馬身差先着するなどしていました。
勝ったマクロード騎手は15歳のときにケアリー調教師の厩舎で働きはじめ、29歳になってそのケアリー調教師の管理馬でダービー初勝利と。G1は04年以来の3勝目。
AUSTRALIA Maiden gelding Ethiopia lands AJC Derby - Racing Post
またケアリー調教師は2010年にもデビューから3ヶ月の1勝馬セダルバーグ Cedarberg をオーストラリアンダービーで重賞初出走させたことがあり、そのときは7着。翌年2011年豪G1ザ・BMW(芝2400m)を勝ったセダルバーグは同8月に急死している。エチオピアはセダルバーグと同じオーナーブリーダーであり、父エレナス(その父エリシオ)、母父スペクトラムであるのも同じであるとのこと。
Maiden Chasing Derby Success | Australia
オーストラリアンダービー2着に重賞初出走だったタロックS.(芝2000m)を1馬身差で勝っていたポリッシュナイト。3着に前走豪G1ローズヒルギニー(芝2000m)勝ち馬の1番人気レーザーホークが入っています。
逃げたヴィクトリアダービー勝ち馬サングスターは9着。タロックS.2着馬リキンドルドアライアンスが5着。G1 NZダービー勝ち馬で、前走ローズヒルギニーは3着だった、唯一の牝馬サイレントアチーバーは6着でした。
なお、オーストラリアンダービーまたは同オークスに出走する可能性があったG1競走3連勝中の牝馬モシーンは出走せず。来週のオークスについても来シーズン(2012年後半)のコーフィールドカップやコックスプレートに万全を期すためとして、回避するようです。
エチオピアの5代血統表。ちなみにセダルバーグの5代血統表はこちら。
2012年AJCオーストラリアンダービーのレース映像。
オーストラリアンダービー(David Jones Australian Derby)
2012年4月14日、オーストラリア・ランドウィック競馬場、芝2400m
3歳、G1、12頭、レース結果、総賞金150万豪ドル
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | エチオピア Ethiopia | 3セン 15倍 | Rマクロード 56.5kg | 2分28秒74 | 4戦【1-1-2-0】 重賞初勝利 |
2 | ポリッシュナイト Polish Knight | 3セン 8倍 | D.ダン 56.5kg | アタマ | 6戦【2-2-0-2】 前走で重賞初勝利 |
3 | レーザーホーク Laser Hawk | 3セン 3.25倍 | N.ラウィラー 56.5kg | 1・1/4 | 6戦【4-0-2-0】 豪G1ランドウィックギニー3着 |
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