ブラックキャビアは5月12日のザ･グッドウッドに出走

2月18日の豪G1ライトニングS.を最後に短期放牧を行って少し間隔を開けているブラックキャビア Black Caviar について、ムーディー調教師が5月12日の豪G1ザ･グッドウッドに出走することを決めたと述べました。また、4月28日の豪牝馬G1スポーツベットクラシック（ロバートサングスターS.）にも出走する可能性があるとのこと。

どちらもモーフェットヴィル競馬場・芝1200mのレースで、総賞金40万豪ドルのスポーツベットクラシックが牝馬限定の定量戦であるのに対して、総賞金50万豪ドルのザ･グッドウッドは牡馬混合の別定戦。普通の強豪牝馬ならもちろんスポーツベットクラシックの方が易しいレースですが、ハイリストが疝痛手術後に膝を故障して引退の危機にあり出走が100％無いので、ブラックキャビアにとってはザ･グッドウッドも同じくらい容易なレースになるでしょう。20連勝または21連勝を達成した後は英ロイヤルアスコット遠征へ。

モーフェットヴィル競馬場はアデレートにあり、これまでの19戦中、メルボルン地区以外で競馬をしたのは、昨年のこの時期にランドウィック競馬場で豪G1 T.J.スミスS.とドゥームベン競馬場で豪G1 BTCカップとに出走した2戦だけ（どちらも2着はハイリスト）。ブラックキャビアにとって1年ぶりの遠征となります。そして、ブラックキャビアの次走にはオーストラリア競馬･メジャー地区の連勝記録を更新する20連勝が掛かっているだけに、アデレートの現地派競馬ファンは大喜びし、BTCカップなどがあるブリスベンのファンはがっかりしているところです。

（JetStar で調べるとメルボルン28日朝発=アデレート28日夜発は片道それぞれ1時間で往復220豪ドルでした。）