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2012年3月12日月曜日

ハットトリック産駒ハウグレート Howe Great が米G3パームビーチS.優勝

3月11日に行われた米G3パームビーチS.(芝9ハロン)は、ハットトリック産駒のハウグレート Howe Great が、昨年10月の米2歳G1ブリーダーズフューチュリティ(ダート8.5ハロン)勝ち馬デュラハンに1馬身差をつけて快勝し、重賞初勝利を挙げました。ハットトリック産駒がアメリカのグレードレースを勝つのはこれが初めて。


2012年G3パームビーチS.のレース映像。1番枠ハウグレート。2着デュラハンは3番枠。(追記:YouTubeはこちら


ハウグレートは1月21日のキトゥンズジョイステークス(芝8.5ハロン)に続きステークス競走2連勝で通算成績を5戦4勝(4連勝)とした。

2着デュラハンはブリーダーズフューチュリティの次走G1 BCジュベナイル(ダート8.5ハロン)で勝ち馬ハンセンから約6馬身差の4着でした。今回はBCジュベナイル以来、約4ヶ月ぶりの出走でした。09年のケンタッキーダービー馬マインザットバードの半弟です。

米G2ファウンテンオブユースS.(ダート8.5ハロン)で1着から10馬身以上離された6着だったチャバが約4馬身差3着に入っています。チャバ唯一の芝レースだった2走前のダイアナS.(芝1マイル)は5着で、2着フィナーレ(その前走のG1 BCジュベナイルターフ(芝1マイル、14頭立て)7着)、3着エクスケイパー(BCジュベナイルターフ2着)といったメンバーとクビ、ハナ、1/2馬身差の接戦を演じていました。ダイアナS.4着のコールポートは5着。


ちなみにハウグレートが前走のキトゥンズジョイS.で3/4馬身差2着に負かしたラッキーチャッピー(BCジュベナイルターフ約4馬身差4着)が、2月18日の米G3エルカミノリアルダービー(AW8.5ハロン、YouTube)でハナ差2着。同レース勝ち馬ダディーノーズベストはBCジュベナイルターフでラッキーチャッピーから頭+頭差の6着でした。

こうした結果からハウグレートは単に重賞を勝っただけでなく、3歳G1(ダート競走はともかく)で上位に来れる実力を持っている可能性が高いです。2月にモーション調教師が言及したことによると、次走は4月14日の米G1ブルーグラスS.(キーンランド競馬場・AW9ハロン)に向かう可能性が高い。
 
パームビーチステークス(Palm Beach Stakes)
2012年3月11日、アメリカ・ガルフストリームパーク競馬場、芝9ハロン
3歳、G3、6頭、レース結果(PDF)、総賞金15万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ハウグレート
Howe Great
3牡
1.7倍
J.ヴェラスケス
約54.4kg
タイム5戦【4-1-0-0】
ステークス2勝目
2デュラハン
Dullahan
3牡
3.2倍
K.デザーモ
約54.4kg
17戦【1-2-2-2】
米G2で3着
3チャバ
Csaba
3牡
19.5倍
P.ロペス
約52.6kg
2・3/46戦【2-0-2-2】

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