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2011年11月19日土曜日

G1豪1000ギニーはアトランティックジュエル、G1クラウンオークスはモシーン

10月12日に行われた豪1000ギニー(芝1600m)は、重賞初出走のアトランティックジュエルがここまで3戦3勝のレース振りが評価されて1番人気に支持され、2番人気のモシーンに3馬身差をつける完勝で人気に応えました。

4月のG1ゴールデンスリッパー(芝1200m)2着で、前走G2マニフォールドS.(芝1600m)を勝っていたモシーンが2着。3着にここ2走アトランティックジュエルの2,3着だったシャーニーローズ。前走のG1フライトS.(芝1600m)を含む近3走が重賞3戦連続2着だったハロウェルベルは3番人気4着。母父サンデーサイレンスのニーリングは7着でした。

2011年G1豪1000ギニーのレース映像。後方3番手を追走する、濃紺の勝負服・帽子がアトランティックジュエル。

アトランティックジュエルの5代血統表モシーンも父ファストネットロック(その父デインヒル)であり、さらに2頭とも母がサートリストラム、ヌレイエフ、ブラッシンググルームを持つという共通点があります。

豪1000ギニー(Schweppes Thousand Guineas)
2011年10月12日、オーストラリア・コーフィールド競馬場、芝1600m
3歳牝馬、G1、11頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1アトランティックジュエル
Atlantic Jewel
3牝
1.7倍
M.ロッド1分35秒864戦【4-0-0-0】
重賞初勝利
2モシーン
Mosheen
3牝
4.8倍
D.ニコリック37戦【2-2-2-1】
3シャーニーローズ
Sharnee Rose
3牝
21倍
D.ダン2・1/45戦【0-3-2-0】
重賞初出走
成績は豪1000ギニー終了時点。



アトランティックジュエルは豪1000ギニーのあとG2ウェイクフルS.(芝2000m、レース映像)を7馬身差圧勝しましたが、翌30日、背中に張りが見つかり11月3日のG1クラウンオークス(芝2500m)は自重することになりました。秋(北半球の春)の復帰を目指すようです。

そのクラウンオークスは、豪1000ギニー2着の次走のG1マイヤークラシック(芝160m)6着に終わっていたモシーンがスタートから積極的に先手を取って逃げると、最後の直線で後続を9馬身突き放す圧勝でG1初勝利を挙げました。ウェイクフルS.3着で新G1サイアーズプロデュースS.(1400m)3着、豪G1フライトS.3着のドウェジャークイーンが1番人気2着。

2011年G1クラウンオークスのレース映像

モシーンの母の半兄に 2004年の香港ダービー(2400m)勝ち馬ラッキーオーナーズ。またモシーンの祖母の半弟がマイトアンドパワー(中長距離G1を7勝)という血統なので、もともと能力の高さを見せていましたが、距離延長で本領発揮したような楽勝でした。

クラウンオークス(Crown Oaks)
2011年11月3日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝2500m
3歳牝馬、G1、11頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1モシーン
Mosheen
3牝
5.0倍
D.ニコリック2分39秒399戦【3-2-2-2】
G1初勝利
2ドウェジャークイーン
Dowager Queen
3牝
3.5倍
H.ボウマン9馬身17戦【4-3-6-4】
G1で3着2回
3ローマジアコンダ
Roma Giaconda
3牝
26倍
S.アーノルド1.3馬身6戦【1-2-1-2】
G1フライトS.10頭立て5着

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