ボーントゥシーは、英2000ギニーから凱旋門賞までG1を6連勝したシーザスターズと同じサンダーランドホールディングス生産で、クリストファー・ツイ氏が馬主、そしてジョン・オックス調教師が管理します。
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Born To Sea slashed for Classics after debut win - Racing Post
2着馬は3戦して未勝利(デビューから4,3,2着)ですが、3着アンガランタは準重賞カラS.勝ち馬。4着エクスペリエンスは愛G3グランジコンスタッドS.勝ち馬です。またアンガランタとエクスペリエンスは、前走の愛G3ラウンドタワーS.(カラ・芝1200m)でそれぞれ3,2着しています(1着馬とは5馬身差)。
ただ、上に挙げた2頭の牝馬、アンガランタとエクスペリエンスの重賞での良成績はどれも相手がそれほど強くなく(強い相手とやれるなら2歳重賞が目白押しの今の時期はとうぜん重賞に出走するわけで)、今回負かしたメンバーからだけだとボーントゥシーをG1クラスと判断することはできません。ちなみにラウンドタワーS.勝ち馬ライトニングパールは、その前走G2デビュタントS.ではメイビーから2・3/4馬身差3着に敗れました。メイビーはその次走の愛G1モイグレアスタッドS.を1・3/4馬身差で完勝しています。
とはいえ、ボーントゥシーの末脚は上のクラスでも通用すると感じさせるところがあったので、今後に期待です。
オックス調教師「今日の目的は彼に良い経験をさせることでした。リステッドレースを勝つ良いパフォーマンスでした。彼は兄(シーザスターズ)よりずいぶん早熟で4月には競馬に使えるぐらいでした。7月にデビューさせるつもりでしたが、ソエが出ました(のでデビューがここまで延びました)」
「ペースにとてもよくついていき、まだ未熟なので行きたがりました。彼にシーザスターズの再来は期待していませんが、これから良いレースを勝てれば素晴らしいことです。」(今後の計画について)「次走は10月末の愛G3キラヴランS.になるでしょう。今年はその1走だけのつもりです」
愛G3キラヴランS.はレパーズタウン競馬場・芝7ハロンで行われます。ちなみにシーザスターズは2走目で初勝利を挙げたあと、8ハロンのG3に出走しました。
5代血統表(ガリレオ、シーザスターズ、ボーントゥシー)
血統を比較すると、ガリレオが父サドラーズウェルズ。シーザスターズが父ケープクロス、ボーントゥシーが父インヴィンシブルスピリットであり、ケープクロスとインヴィンシブルはどちらも父グリーンデザートだから、2頭は「4分の3同血」です。
ただしケープクロスがマイルからクラシックディスタンスまで活躍馬を出す距離万能であるのに対して、インヴィンシブルスピリットはスプリントから頑張って2000mぐらいまでかなというイメージがあります。父だけだとボーントゥシーも2000ギニーはともかく、英ダービーは厳しいのではないかと思うので、そこは最後のアーバンシーマジックで何とかしてもらわないといけない。
ブレンハイムS.(The Irish Field Blenheim Stakes)
2011年9月10日、アイルランド・カラ競馬場、芝6ハロン
2歳、リステッド(準重賞)、Yielding To Soft 、8頭、レース結果
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ボーントゥシー Born To Sea | 2牡 3.5倍 | J.ムルタ | 1分16秒01 | 1戦【1-0-0-0】 |
2 | パールインザサンド Pearl In The Sand | 2牝 11倍 | 2着騎手 | 1・1/2 | 4戦【0-2-1-1】 |
3 | アンガランタ An Ghalanta | 2牝 6倍 | K.マニング | 3/4 | 9戦【2-4-2-1】 準重賞勝ち、G3で3着 |
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