「キングジョージ」で11馬身差レコード圧勝したハービンジャー Harbinger が調教中に骨折したと、オーナーグループの公式サイトで発表されました。ほかの報道とあわせると、このまま引退する可能性が高い模様。
Harbinger suffers injury following routine canter - オーナー公式サイト
Harbinger 'a long shot' to return after leg injury - Racing Post
Harbinger, the world's top racehorse, suffers leg injury at Newmarket - guardian.co.uk
8月7日朝にニューマーケットで行われた 7ハロンの調教中、ハービンジャーの様子に明らかな異常があったため X線検査を行ったところ、左前脚中手骨の骨折が判明したとのこと。(たぶん中手骨。英語で condylar fracture of his near-fore cannonbone と記述されている)
馬主グループ「ハイクレア」公式サイト
「ハービンジャーの12人のオーナー、すべての関係者、キングジョージの活躍を見て彼のファンになった多くの人にとってつらい知らせです。ハービンジャーの将来についてはすぐにも決定されるでしょう。」
キングジョージで騎乗したオリビエ・ペリエ騎手
「このニュースを聞いてとてもとても残念に思っています。騎手にとってキングジョージに勝つことは特別ですが、ハービンジャーに騎乗して好敵相手に11馬身もつけたレコードでの勝利は格別のものでした。」(Racing Post)
「ハービンジャーとすべての人にとって悲しいニュースです。彼は凱旋門賞の最有力とみなされていて、多くの人が出走を心待ちにしていました。すばらしいパートナーだったチャンピオンホースがこのようにキャリアを終えるかもしれないとは残念でなりません。」「(キングジョージを振り返って)騎乗する前は勝つチャンスがあると思っていましたが、あれほど強い勝ち方をするとは思っていませんでした。11馬身差とレーコードタイムの勝利はすばらしいものでした。」「ゴルディコヴァやパントレセレブルのように優れた馬に多く騎乗してきましたが、ハービンジャーは完璧に近く、とても高いレベルの競走馬です。」「(故障は)とても残念です。将来については不明ですが、今は彼の無事が重要です。」(Guardian)
ハイクレアのディレクター、ジョン・ウォーレン氏
「ハービンジャーがレースに復帰できる可能性は小さいと言わざるを得ないが、まだ手術を行う前である。スクリューボルト2本で固定が必要なようだ。命に関わる症状ではありません。」
ハービンジャーは 7月24日に行われたキングジョージで、2着のアイルランドダービー馬ケープブランコに11馬身差付けレコードタイムで圧勝した。今後は8月17日の英インターナショナルS.、10月の凱旋門賞に出走する予定だった。また、ジャパンカップに出走する可能性もあった。
キングジョージの結果詳細やレース動画、ハービンジャーのこれまでのキャリアについては過去記事「"キングジョージ"はハービンジャーが11馬身差圧勝」をご覧ください。
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